鍛冶屋日記

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今日、危うく大人の事情に流されそうになりました。よく踏ん張ったと思います。

土日は『てんこす』さんの2周年記念イベントの2週目に出店。

売れたか売れんかはご想像通りですが、同級生が何人か会いに来てくれて「がんばりよー」って差し入れくれたり、家族連れの青年部の前部長に出会ったり、商工会の美人職員さんが通りがかりに声かけてくれたり。
いいことたくさんの2日間でした。
土曜日は粉雪が舞う中めちゃくちゃ寒くて冷たくて泣きながら包丁砥ぎましたけど。

この度のイベントに先立って『てんこす』さんよりガラガラ抽選会の景品提供の要請があり、包丁を3丁提供させていただきました。

土曜日にその包丁が当たったというお客様と会うことが出来ました。

「昨日ガラガラで包丁当たったので今日もまた来てみました。一等より包丁が当たってうれしかった。もったいなくてまだ使ってません。中に入ってたお手紙(リーフレット)が良かったです。」

こんなとこにも出した意義、出てきた意義を見つけさせてもらえます。

買ってもらわずとも出会えたお客様。もちろん使ってもらってからが重要ですがこの時点では喜んでもらえてました。
そんな方があと2人潜んでいることを願います。

とってもうれしいので、またこういうチャンスがあれば活かしていきたいと思います。

それから土曜日に隣同士で出店してたジャム屋さんでおみやげに『桑の実ジャム』を買いました。

日曜日はちょっと離れた場所での出店でしたが最終日やし閉店間際にご挨拶、と思って「今日は売れましたかー?」って聞きに行ったら

「これ持って帰りー。」って2つもジャムをいただきました。

『ブラックベリージャム』と『文旦マーマレード』。

さらに、片付けしてたらお向かいのお菓子屋さんからも「寒い中4日間お疲れ様。」って『高知城最中』をいただきました。

いい人ばっかり。

またどっかで会えますように…。

いや、またもらいたい訳ではなくて、その時はしっかり買います。

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先日、いの町商店街で開催した『によどがわ七色ロード―花色の巻―』の反省会がありました。

お客様のアンケートや商店街の店主さんの声などをもとに次へ向けての改善点や次回の予定などを話し合いました。これだけなら普通の反省会。

ですが、今回は素晴らしいことに新しい力が会に参加してくれてとっても良い反省会になりました。

参加してくれたのは子育て世代のお父さんお母さんのサークル『いたどり』さんからお二人。

今回の『七色ロード』に出店者として参加してくれていて、出店者として、お客さんとして、また子供たちを遊びに行かせるお母さんとしての目線から、イベントへのさまざまなご意見ご提言を持って来てくれました。

商工会、行政、商店主、という今までの主催者側の面々とは違った感覚。

厳しい意見がたくさんあってちょっと凹んだりもしましたが、

お話ししている間にこちらの思いもわかってもらえたり、絶対参考にすべきご意見やアイデアをいただけたり。

何より「町のために、商店街のために力になりたい。子供たちが楽しめる場所をつくりたい。子供たちが生活していく地域のために、出来ることあるならお手伝いしますよ!」って熱い気持ちが伝わってきて本当にうれしい出会いになりました。

だってわざわざ意見言うために出て来れんでね。
よそではあーだこーだ言えても「一緒にやりましょう!」なんて本当になかなか言えんことやと思います。

この熱い力に頼りたいし頼るべき。

こういう新しい出会いが作れただけでも『七色ロード』は成功です。今のところ。

この先例えば、地元高校生の代表だったりお年寄りサークルさんだったり少年野球チームだったり、いろんな世代、いろんな感覚を持つ人たちがほんの少しでも関わりを持ってもらって、そこから仲間に入ってきてくれたりしたら、『七色ロード』はすごいことになる。

そんな夢を見てしまいそうになる素敵な反省会でした。

今回は向こうから来てくれたけれど、待ちゆうだけじゃなくて巻き込まんとね。

がんばります。

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土曜、日曜は高知県産品アンテナショップ『てんこす』さんのオープン2周年記念イベントに出店してきました。

土曜日は土佐ジローラーメンと三原村のどぶろくシュークリームを食べました。それからお隣で出店の土佐清水の味工房みやむらさんの『ばんのうたれ』を買いました。

日曜日は黒潮町の『かつおのたたきバーガー』を食べてアグリネットワーク・れいほくさんの生姜シロップと土佐山田の松尾酒造さんのお酒を試飲して室戸のマリンファームさんの『沖さよりの燻製』と池川茶園さんの『茶畑プリン』をおみやげに買いました。

刃物が売れなかった腹いせに出店者のみなさんの宣伝しまくってみました。

こんな具合で9割方お客さんの立場でのイベント参加です。

そんな中、ほんの少しの出店者側の出来事。

『てんこす』さんのスタッフさんが一人うちのブースを覗きに来てくれました。並んでる包丁を眺めた後、試し切りのまな板と包丁を見て

「切ってみていいですか?」

「どうぞー。」

で、キュウリとトマトを切ってくれました。

「おー!これはお客様にお薦めしたくなりますね!」

出店した意義見っけ。

こちらも試し切りに興味を示すカツオの人。

咳、止まりつつあります。だいぶ良い。ご心配かけました。

『七色ロード』明けの日曜日は帯屋町アーケードにておかみさん市に出店。

土曜日の充実感からちょっと気が抜けてるのを自覚しながら現場に到着。

そしたら先月のおかみさん市にて包丁を買っていただいたお客様に待ち構えられてました。車降りるなり「砥いでください。」って包丁を7丁お預かり。

おかげで呆ける暇もなく夕方まで働けました。めちゃくちゃ寒かったけど。

寒さに耐えながら水仕事してたら後ろのデパートで働く美人さんの同級生がお昼休みの通りすがりに「ひやいねぇ。」って声かけてくれました。これだけで3分くらいは寒さが和らぎます。

その後も、少し前にうちのお店で包丁買ってくれたお客様が通りかかって「ここにも出しちゅうがや。この前ありがとう。よう切れるよ。」って声かけてもらったり、外国人の若いカップルさんが試し切りしてくれたり。「How much ?」って聞かれたので「よんせんごひゃくえん。」って答えたら3500円の包丁を買ってくれました。世界進出。

地元いの町での活動やイベントが盛り上がってきたのでちょっと『おかみさん市』どうしようかなぁ…なんて考えたりもしてましたが、帰る頃には「やっぱりこの場所も大切にしたいなぁ…。」って思えてました。

イベントが重なって毎月第一日曜日の出店が叶わなくなるかもしれませんが、第二でも第三でも、月一で続けて行きたいと思います。

体は疲れちゅうし日曜日がなくなるけれど。それでも今はやる時ながやろね。

今週末からはお世話になってる高知県産品のアンテナショップ『てんこす』さんのオープン2周年記念イベントにて刃物売る予定です。
2月11日(土)12日(日)と18日(土)19日(日)の2週続けて、新京橋プラザにて。

他にも県内各地のいろんなお店が出ると思いますので遊びに来てください。お待ちしてます。

あ、本当に休みないや。

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昨日『によどがわ七色ロード・花色の巻』終了。

その一画に現れた『職人ストリート』のご報告。

・ポン菓子職人
大忙し。何回みんなをびっくりさせたかわかりません。

・畳職人
「たたみコースタープレゼント50個構えて来たけどあっと言う間に無くなりました。2件くらい見積もりに行けそうです。」

・植木職人
「今回もお客さんと話できたし他の職人さんといろんな話できて楽しかった。次回は木を持って来ようかなぁ。」

・洗濯職人(クリーニング屋さん)
「アイロン掛けの仕方を質問してくれたり、ちょっとご無沙汰のお客様から『また持って来るきね』って声掛けてもらいました。」

・根菜職人(農家さん)
「いつ飲みに行く?」

・家具職人
「一つ注文もらいました!」

成功、でね。

この職人達のコメントで僕はめちゃくちゃ幸せな気分になりました。それからまた次回出店の打診にも「もちろん出ます。」とか「次はこうしてみます。」とか。

充実感・達成感・期待感。
楽し過ぎ。

『職人ストリート』もっともっといい場所になるはず、じゃなくてします。

次回は『によどがわ七色ロード』からちょっと離れて
3月3日(土)4日(日)
『かみのまち・いの・ひなまつり』に間借りする形で『職人ストリート』出現です。

今回出てなかったひとつの『心意気』から「出たい!」の電話あり。

ご期待ください。

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今週はさとる塾もインフルエンザのため学級閉鎖。

携帯で「学級」って打つと予測変換で「閉鎖」ではなく「崩壊」って出て来ます。あー。

昨日、「商店街活性化のためのワークショップ」なる講習会に出て来ました。
2週間前に1回目があって今回が第2弾。

商店街でのイベントの中のアトラクションや、また新しいイベントそのものを考えさせられました。

個人で材料(いの町の魅力)考えてそれを持ち寄ってグループワークで形にする、という練習。

一人で探しても何にも出て来ません。地元のこと知らな過ぎる自分に愕然です。

グループになってみんなが出して来た材料や知恵をふざけながらまとめて行くのが好きでした。実現可能かどうかなんて考えずになんとなくアイデアを作り出していく作業は本当に楽しい。

例えば小学生に「畳を担いで50メートルダッシュ!」させよう、とか「お茶と鮎のシフォンケーキ」作らせようとか。その場にいない人にとってはなんのこっちゃでしょうけど…。

でもきっとそんなアホなセッションの中から楽しい企画は生まれるにちがいない。

とりあえず最後にはグループごとに企画を仕上げてみんなの前で発表。

短い時間でも、そのままでは実現不可能な内容でもそれなりに楽しい企画がいくつか完成。

これをもとに磨けばきっといいものになるはず。そう思ったし絶対実現してやろう、とも思いました。

最後に講師の先生から
「みなさんそれぞれ素敵な企画が出来上がりました。実現する時は是非お手伝いしたいと思いますが、出来そうですか?」

って投げかけられて、一緒沈黙の時間が出来たので

「やりますよ。」

って言っときました。

こうゆうの得意。とりあえず言うちょけ、みたいなの。

でも、せっかく習ったがやし、楽しかったので実現させたいし、やることになるんじゃないかなぁ、って思っています。

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2月4日(土)にいの町商店街にて『によどがわ七色ロード・花色の巻』が開催されます。

前回12月は商店街にお魚を泳がしましたが、今回のテーマは「花」。寒い寒い時ですけど。

テーマは「花」ってことは決まってましたが、第2弾なのでサブタイトルが必要やね、ってみんなで話した次の日に商工会さんにこんなメールをしました。

「サブタイトル考えてみました。

によどがわ七色ロード
―花色(はないろ)の巻―

こんな感じならのちのち、春色の巻、夏色の巻とか、また水色、森色、食色、とか中心に据えるものだけ考えたら次から悩まんで済む。
職人ストリートが育ったあかつきには「技色の巻」やね。

いかがでしょうか?」

で、採用。

企画や案てのは案外通るもんですね。

ポスターも完成。

前回のよりずっといい感じ。

職人ストリートの部分を拡大。
一番左は実在のはさみ屋さんがモデルらしい。

こんなににやけちゅうかにゃあ…。

2月4日(土)です。
うわ、あと一週間しかない…。

遊びに来てください。
お待ちしてます。

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昨年末からずっとほったらかしだった教え子ありさに「そろそろ勉強する?来週あたり。」ってメールしたら
「修学旅行なう。」ってスキーウェアを着た女子高生のツーショットの写メ付きの返事が来ました。
楽しそうでよかったです。

昨夜、あるミーティングの案内文章を夜なべで作りました。苦手なパソコンを駆使して一生懸命書きました。
今朝メンバー7人にFAXを流してあとは明日を待つのみ。

そのうちの一人Pさんに今日別の場所で会うと

「ねぇ、あの会どうしても出んといかん?」
「いや、無理ならいいっすよ。」
「出んでもかまん?」
「無理せんでも大丈夫ですよ。」
「そうかー。映画行きたいがよね。」

…………。

でもねぇ、これが全然腹が立たないのです。この人の持ち味。キャラクター。素敵です。

もう本当に気持ちいいくらい自分の気持ちに正直な人。

例えば町のイベントのお手伝いに誘うのに
「一緒にやりましょうよ。」って言っても
「えー、めんどくさいろ。」って堂々と言ってくれます。憎めません。

この自分の心に嘘つかない発言、心から素敵だと思います。本当に皮肉ではなく、年上の人に向けては失礼かもしれませんが最近はかわいらしいとさえ思います。

読みゆう人に伝わるかにゃあ…。

だって明日の会を断るなら「ごめん。明日別の用事が入っちゅうき会には行けません。」
って言えばいいもんね。

「映画行きたいがよね。」

並みの人間には言えないセリフです。

素晴らしい。

明日の会来るかにゃあ…。

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病院へ。
正月4日に病院行ってお薬をもらって飲みましたがいまいちよくならず咳が続くので再び病院へ。

血ぃ採られたり息を吸わされたり吐かされたり。

・細菌の反応はなし
・マイコプラズマの疑いもなし
・たばこの影響は今のところありません(肺年齢は38歳)

結論
「アレルギーの可能性が高い。つまり咳喘息。」
「お薬飲んでください。禁煙してください。」

初めて言われました。
禁煙。
まぁ、僕が医者でも言うと思います。

2週間分のお薬と合わせてお会計は1万円也。なかなか取るね。

採血前に身長測ったら伸びてました。20年以上「162!」って自己申告してきたのに
「163.8㎝ですね。」って。

うん、1万円払った甲斐がある。

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同級生と飲みに行ったら
「お前らに会えてよかったー。」って泣かれる。
もちろん互いに40歳の大人男子。
こういうのキライじゃないです。

本日、一人の職人さんのスカウトに成功しました。
2月4日(土)にいの町商店街で開催のイベント「によどがわ七色ロード・花色の巻」の一角に現れる『職人ストリート』に出てくれる職人さん。

畳屋さんです。

「こんなイベントやるがやけど出ん?」

「出ます。」

即答でした。うれしい。前回誘った植木屋さんの時も思いましたが、畳も植木の手入れもその場ですぐに売れるものではありません。それでも出ようと思ってくれる。職人です。さすがです。

「まぁ、知ってもらうことが大事ですきね。」

本当そう思います。

以前はイベントや売り出しに出店して売れた売れん、てことばかり気にしてましたが、今は本当に知ってもらうことが一番大切だと思うようになりました。
畳よりは買ってもらえるチャンスは多いでしょうが偶然通りかかって刃物買うなんてなかなかありえることではありません。

はさみ屋がどこにあって、この兄ちゃんが親父さんと二人で作りよって、鋏だけじゃなくて包丁やら鉈やら鍬も作りゆうらしい。そういうことを知ってもらう。「あ、包丁買いたい!」って時にはさみ屋の名前が浮かぶように、試し切りしたトマトの感触を思い出してもらえるように。イベントに出て一人でもお客さんと会話をする、一人でも試し切りしてもらう。こういうことの方がずっと大事だと今は思います。

そして『職人ストリート』がそんな場所になればいいなぁ、と思います。

今回は、前回他のイベントと重なって出られなかったポン菓子職人や、前回出て手応えを感じてくれた植木屋さんや、今日スカウトしてきた畳屋さん、それから新年会でナンパした家具職人さんなどなど、多彩な陣容でお迎え出来る予定です。

前回より絶対に熱く厚くなってます。

お暇なら是非遊びに来てください。

2月4日(土)、いの町商店街にて、お待ちしております。

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