鍛冶屋日記

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町の活性化や商店街でのイベントへ向けての会議や同窓会の幹事会が消え失せてしまったここ2年、ただ毎週末の馬券の買い方だけを考えて生きるダメな男に成り下がっているはさみ屋です。
あんなに忙しくいろんなことが出来ていたのに。今週末はソダシです。単勝勝負です。

 

 

時々、県外のお客さまから修理のご依頼のメールをいただきます。
欠けました、先が飛んでしまいました、切れ味が落ちたのだけれど、などなどいろんな内容。

もちろん「お直しします。お送りください。」
ってお返事をします。
納期と修理の代金の目安を書いて。

ほとんど送ってきてもらえるのだけれど、まれにその後の反応のないお客さまがいます。

ものすごい不安。
「メール届いちゅうがやろか。」

修理のお値段が合わない、2週間もかかるならいいや、って判断なら仕方ないけど。

もしかしたらお返事メールが届いてなくて、こっちが無視してることになったりしていたら申し訳ないので、ここに書いておきます。

出来る限りお直ししますので、ご遠慮なくご依頼ください。お送りください。

あ、うちで作ったものじゃなくてもお直しします。
研ぎ直しや柄の修理もうちの大事な仕事です。代金をもらって切れるように使えるようにしてお返しする。うん、仕事。

本当にご遠慮なくご依頼ください。

「品質」=「お客さまの満足度」ならメールのやり取りやお電話での対応や梱包の仕方なんかも品質に含まれるよね。

 

全部しっかり出来る職人になりたいです。

 

 

 

毎日タバコを吸う、毎日ビールを飲む、毎週馬券を買う、毎日仕事をする。全部依存でね。

ビールのない夜は考えられんし、2億あっても仕事すると思います。
2億あったら馬券買うのがつまらなくなりそうやきない方がいいか。

 

 

今日お問い合わせのお電話がありました。

「出刃包丁が欲しくていろいろ調べてて、お電話したんですけど。」

高知市内の方から。

寸法のこと、鋼のこと、お値段のこと、いろいろご質問いただいて いろいろご説明して、

 

「あ、その寸法なら今(奇跡的に!)在庫があります。来ていただければ見てもらえます。」

「では、近々お伺いするかもしれません。」

「よろしくお願いします。」

 

 

出刃包丁が欲しいと思って探してる方がいて、その方の視野に入れてることがなんかうれしかったです。あらためましてはさみ屋です。

 

もともとは鋏を作る鋏鍛冶で『はさみ屋』の看板をかけて鋏を中心にいろんな刃物を作っているのだけれど、包丁も他の刃物も一生懸命作ってます。もちろん鋏も。

「はさみ屋の包丁って。」
「はさみ屋が作った鍬(くわ)でしょ。」

そんなご意見をいただくこともありますが、とりあえず今日のお電話の方には見つけてもらうとこまでは行けたので、願わくば使ってもらえるとこまで行けたらいいなと思います。

 

そうならなくても、電話もらえただけでうれしかったからいいか。

 

明日は万能包丁を仕上げます。

 

 

 

 

2ヶ月振りのブログ更新。
お元気ですか。僕は元気です。

この度、先週、ようやく、本当にようやく、昨年中にもらったご注文の仕事が全部終わり、それぞれお客さまの元にお届け出来ました。ご注文から約3ヶ月半。

そんなにお待たせしてるのに「フェブラリーステークスでソダシが…」とか書いてる場合じゃないよねと思ってブログ書くより働かなくちゃってことでした。
まだ1月末のご注文分が完成してないけれど、そろそろ出来上がる目処もたったので、久しぶりに文章を書くはさみ屋です。

 

 

先週土曜日、高校の同級生が大阪からご来店。
奥さまと一緒に。天むすの差し入れとともにしっかり使いこんだ包丁を携えて。

 

「研いで」「うん、ちょっと待ちよって」

 

研ぎ直し終えてから、うちの親父さんも交えてちょっと話して帰って行きました。親父さんも久しぶりに会えて喜んでました。

これも地元で働く良いところやなぁと思いました。

大阪から高知に帰ってくるのに何の連絡もなしに会いに来てくれる。
中学生の頃泊まりに来たのと同じ場所で、浪人中に麻雀していたのと同じ所で、大人になってもずっと仕事しゆうき「あそこ行ったらおるろ」ってことよね。
コロナさんの件もあってほぼ3年振りに会うがやき「今日行くけどおる?」ってLINEくらいして来てもよさそうやけども。

地元で自営業しよってよかった。
家業をやらせてもらえてよかった。

外に出て行ってがんばってる友達が会いに来てくれるのを待ちよれるってのも素敵なことやと思いました。

同級生のみなさま、いつでもどうぞ。
(月〜土は基本的に工場にいますが、ごく稀にイベント出店とか外回りの日とかもあるのでお気をつけください。)

 

 

 

百合は猫にとって猛毒なので、猫のいるお家には百合を置いてはいけないらしい。葉っぱをかじっても花瓶の水を舐めてもユリ中毒にになるそうです。
そこに野生の勘はないがやね。

 

お客さまからのいただきもの。

その一
鎌と包丁を研ぎ直しに持って来てくれたお花屋さん(鎌が18丁もあったのでお花農家さんなのかも)が研ぎ代10,400円をお支払いいただいた上にユリをプレゼントしてくれました。
「ただ束ねただけですけど良かったら花瓶に挿してください。」


何日くらいで咲くがやろ。楽しみ。

その二
お母さまが40年ほど前に買って使っていたという柄の朽ちた包丁を持ち込まれ、研ぎ直しと柄の付け替えをして1,200円をお支払いいただいたお客さま。
今日取りに来られて「ありがとうございます。それからこの前お支払いしたお代が想像以上にお安くて申し訳なかったので、これどうぞ。」ってビールとノンアルコールのレモンサワーをプレゼントしてくれました。


お酒飲める、お酒飲めない、両方に対応した細やかなお気遣い。
申し訳ないのはこちらです。

お仕事を依頼されて働いてこちらが決めたお値段をしっかりもらった上に、時々こんな素敵なことが起こります。
(この前広島からお土産持参で包丁の研ぎを持って来られた方もいたなぁ。)

 

 

これほど恵まれてる仕事はなかなかないと思うので、みんな鍛冶屋になればいいと思いました。

 

 

 

あけました。

作って研いでしていたらいつの間にか50歳になり、2022年が始まってます。麻雀も出来ないまま年を越してしまいました。

 

お伝えせんといかん昨年の出来事があるのでご報告。

高知新聞にはさみ込まれるフリーペーパー『K+(ケープラス)』さんに載っけていただきました。

こちらから読めます。

https://www.kochinews.co.jp/article/detail/523043

もうひとつ、いずみの病院さんが発行されてる広報誌にも載っけていただきました。

こちら↓

http://www.izumino.or.jp/info/prm_izumino/202112prm.pdf

 

ほとんど同じ時期に取材をうけたし、話したのは僕なのでだいたい同じ内容になってます。

取材を受けるごとに、過去にやってきたことが確立されたり美化されたりアップデートされるように感じてます。

 

どちらも宣伝効果抜群で真っ直ぐ売上に繋がってくれました。

お店のショーケース空っぽです。包丁も鋏も並んでません。本当に。史上最大に空っぽです。

 

そんな風に忙しいのだけれど、伊野中学校から「キャリア学習講演会」の講演依頼を受けて中学生の前でしゃべってきました。11月の終わり、東京に出発する日の午後でした。

 

過去の記事『寄稿依頼』にも書きましたが、

中高生に伝えたいことなんて本当にRADWIMPSが歌ってるように

「大切な友達との仲直りの仕方とか大好きなあの子の振り向かせ方とかばっかり考えよっていいよ。」だと思ってるので仕事に就いたきっかけや日々のやりがいの話のあとにそのことを伝えました。

「友達を大切にする」「好きなあの子にどうやって好きになってもらうか」をしっかりがんばることって全ての仕事に必要な、一番大事な素養だと信じております。

 

しばらくしてから、話を聞いてくれた中学生の男の子からの感想が届いて

「友達を大切に」って聞いてかっこいいと思いました。

 

ちょっと文脈おかしい気もするけれど、「かっこいい」ってこの世で一番の褒め言葉だと思ってるのでめちゃくちゃうれしかったです。

 

もっとかっこよくなれるように仕事も仕事じゃないこともがんばりますので、今年もよろしくお願いします!

 

 

『浅草キッド』を口ずさみながら浅草の商店街を歩いてきたよ。

「ほかにあてーなきーふたりーなーのにー」

 

 

東京遠征のご報告です。
仁淀川流域の事業者さん達との恒例企画『仁淀川物産展』11月27・28日の2日間。

実際現地まで行ったのは土佐和紙と土佐打刃物。ペーパーラボさんとの2人旅。

 

前回の熊本遠征で味を占めて、言い方わるいね。熊本遠征から学びを得て、今回も過去に通販でお買い上げいただいたお客さまに案内状を出しました。
東京都のご住所限定で106件!さすがに多いね。

夜なべして案内状を封筒に入れて切手を貼りました。
封筒100枚773円と切手代8,904円の投資です。
この中から10人くらい来てくれるかなー、10人来てくれたら大成功!と思ってました。

 

 

「結果発表」
2日間で16人ご来場。
宛先不明で11通戻ってきたので、案内が届いたうち約17%もの方にお会い出来ました!

さらに茨城からお一人と、東京から(こちらは全くお客さまじゃないのに)お一人。
ご案内状ではなくこのブログを読んでのご来場。(全くお客さまじゃないのに読んでくれてる方がいるという衝撃)
この前書いたCLS高知(コミュニティリーダーズサミット)で出会った方も来てくれましたー。

 

会場である「読書空間みかも」さんに19人、じゃないな、お連れさんがいたりもしたので25人くらいははさみ屋が集客することが出来ました。

ほとんど全てのみなさまがうちの鋏や包丁を再び買ってくれたり、新たにオーダーもらったり、研ぎ直しをお預かりして帰ってきたり。
(行く時より帰りの荷物が多くなってたよ。)

 

なかにはお一人で「カード使えるんですか?じゃあコレとコレとコレください。」3つで6万円超ご購入のツワモノも。
もう一人「刈込鋏とナイフと鉈」って3つで3万円の方も。
スクエアさんのおかげです。
出先でのカード決済端末もPayPayのQRコードも大活躍。

さらにトマトやお茶の加工品も買ってくれてたので他の出品者さんへの貢献にもなったはず。
あ、差し入れまで持って来てくれた方もいたなぁ。みんなやさしい。

 

 

金額的には刃物まつりくらい売れました。
ほんとにびっくりするくらいお買い上げいただいて、宿代も飛行機代も大井町での居酒屋代も全部全部ペイ出来ました。

 

顧客リストの威力。実感。超実感。

 

味を占めて、じゃなくて、この経験から大阪や名古屋にも行きたいなどと思ってしまってます。

誰かお声掛けください。

 

 

イベントラッシュの11月、この東京遠征を乗り切れば!って思っていたけれど、研ぎ直しや新規のオーダーもたくさんおみやげにもらってきたので、また今月もがんばって働くことになりました。めでたし。

 

本当にご来場のみなさまありがとうございました。
読書空間みかものみなさまにも大変お世話になりました。
また来年も行く気まんまんなので、よろしくお願いします!

 

 

 

仕事用にユニクロのヒートテック「超極暖」を買いました。あったかくて朝晩はとても良いのだけれど、お昼になるとめちゃくちゃ暑くなるので1日2回仕事場で裸になってます。朝10時半に脱いで夕方6時にもう一回着る超極暖です。

 

今日はこんなFAXをもらいました。
特注の包丁をお送りした神奈川県のお客さまから。

ネット通販、こういう反応をいただけるととってもうれしいです。
遠くのお客さまにお届けして、喜んでくれてるかなぁ、満足してもらえてるかなぁ、ってやっぱり思うので。

「良かったよ」って反応をもらえたり、数ヶ月後数年後にリピートでご購入いただけたり、がっつり使ってもらって研ぎ直しに帰ってきたり。
もちろん初めに見つけてもらうことはとても大事なことなのだけれど、それを次にどう繋げるか。これも重要。

それが品質の力だけで実現出来るならそれはそれで素晴らしいことやけど、それだけじゃないはずなのでそれだけじゃないこともしっかりやっていこうと思います。

 

 

 

 

熊本から鋏が帰って来ました。
くまもと工芸会館にて9月1日から10月20日まで展示販売されていた鋏とナイフ。

詳しくはこちら『くまもとへ』

結果、よく売れてました。想像以上。

今までにうちのホームページからご購入いただいた九州全域のお客さまにダイレクトメールを送ったはじめての機会。
会期中に実際会場に出向いて半日滞在してお客さまとお話しする機会も作りました。

DMを送ったのが九州全域の50件。
宛先不明で戻ってきたのが4件。
実際に会いに来てくれた植木屋さんがお二人。
研ぎ直しをお預かりして持ち帰った刈込鋏がひとつ。

熊本県に限るとDM送ったのが7件なので、2/50ではなく2/7が会いに来てくれたと思うことにします。
こう考えるとかなりの高確率。考え方次第で確認を7倍に出来る便利な脳みそ。それでもやる価値はあったよね。

 

実際に使ってもらってるけれどなかなか直接会えない植木屋さんから生の声を聞く。商品や研ぎの仕上げにフィードバックする。
そんなことの繰り返しなのかもしれません。

展示販売のために送ったのが12種類35丁。
売れてたのが9種類16丁。

会いには来られなかったけれどご案内を送ったうちのお客さまが他の日にご来場して買ってくれたのか、それとも偶然うちの品に出会った方が買ってくれたのか。ま、両方か。

売上金額約16万円なり。主催者の工芸会館さんに手数料○○%納めます。売上の○%はやりやすいよね。売れんかったらかからんし、そもそもこんなに売れると思って参加してないし。

本当に想像以上にご購入いただけてました。
熊本訪問の旅費が賄えました。フェリー代も宿代もウニ代も。

めでたし。

毎年やってくれんかなぁ。
毎年やったら売上は減ってくか。

飽きられることを実感するのは切ないので、また違う場所からお声掛けいただけるようにがんばって発信したいと思います。

で、明日はこちら。

 

秋のお堀で『民藝さんぽ vol.4』愛媛、西条、お近くの方、お待ちしてます!

 

 

 

すごいこと書き忘れてました。
この前「人和(れんほー)」あがったよ。息子の友達から。りんくんのバンドのボーカルの子から。
配牌取って理牌したら、あれ、テンパっちゅう、あ、出た、「ロン」でした。

今日はお知らせいっぱいです。
来月のイベント出店情報。
イベントは一年前のKamiフェスティバルから春に一回蔦屋書店さんに行っただけやのに世界が動き出したがやね。

①11月3日(水・祝)
愛媛民藝館、西条藩陣屋跡エリア
『民藝さんぽ vol.4』

②11月6日(土)
サニーマートとさのさと御座店とさこみち
『刃物マーケット in とさのさと』

③11月7日(日)
帯屋町アーケード大丸東館前
『おかみさん市』いつものやつです。

④11月13日(土)
日高小村神社参道
『日高メシふぇすてぃばる』

⑤11月23日(火・祝)
いの町商店街
『Kamiフェスティバル』
職人ストリートやります。

⑥11月27日(土)28日(日)
東京自由が丘 読書空間みかも
『仁淀川物産展』

愛媛の西条や東京自由が丘にも行きます。
お近くの方は是非遊びに来てください。

 

はさみ屋は日曜日がお休みなので、14日と21日は空いてます。
麻雀のお誘いお待ちしてまーす。

 

 

先週『コミュニティリーダーズサミットin高知』というものに参加してきました。

『CLS高知』と書くそうです。
こういうやつ↓

すごいよね。素敵です。

高校の同級生がこのイベントのお世話係さんをしていて
「参加してみん?笹岡には役に立つと思うよー。」
ってお誘いを受けたので断らないことしか取り柄のないはさみ屋は参加申し込み。
「申し込みしたー?」
「したよー。」
「じゃあ登壇してコミュニティについて5分話してー。」
「いいよー。」
ここでも取り柄を発揮します。
一応、小さい町の小さいコミュニティのリーダーしゆう自覚はあるし。
登壇して話した内容は次回書こうかな。

全国各地のコミュニティのリーダーさん達が集まってくるらしい。高知に!
ワーケーションとか絡めてくる方々もたくさんいるようで

「いの町においしいお店ある?みんなで行きたいがやけど。」

イベント前々日にかんぽの宿に泊まって翌日は波川公園でサウナで整い仁淀川という水風呂に飛び込むらしい。

いの町の名店『かつ庵』さんをご紹介。
当然はさみ屋も飲み会に参加です。
20人くらい集まってました。全国各地のコミュニティのリーダーさん達(くどいけれどみなさんを表現する言葉が他に浮かびません)が我が町の居酒屋さんに大集合です。
サバの棒鮨やざるラーメンを「おいしい!」ってみんなに褒めてもらってはさみ屋もうれしかったです。

「鍛冶屋です」って自己紹介したらみなさん興味を持ってくれて、「よし!鉈作って!」「鋼は何使ってます?」「明日工場見に行く!」って流れになって翌日10人くらいが工場見学に来てくれて鉈を4つご注文もらって包丁ひとつお買い上げいただきました。

これがコミュニティの力。まさに。

モノを作って売る仕事はめちゃくちゃ即効性があります。鍛冶屋でよかったです。

だからお誘いは断らないし、出会いに行ける場所には行く。大事だなぁとあらためて実感しました。

いやー、こういうイベントが高知で開催されていることと、それを作り上げてる淳くんが同級生であったことに感謝です。

 

あとはご期待を裏切らないようにご注文の品を作りますので、少しお待ちください。

 

枠を超えてつながる「コミュニティ」って今まであんまりなかった場面でした。

大切にしよう。

 

 

 

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