鍛冶屋日記

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あけました。2014。
おめでとうございます。
ソチやらブラジルやらがやってくる午年。

今年も麻雀出来ました。
3日の昼1時集合で翌朝6時に終了。17時間。
やめようって言わないメンバーだから眠たくても終わらない。でも、晩の新年会のことを考えて朝には終えることが出来るようにはなりました。成長。

4日は高校の同級生との新年会。
メーリングリストで130人に声かけて19人集まる。
見渡すと9人/19人がはさみ屋のお客様。包丁使ってくれてたり周りの誰かにプレゼントしてくれてたり。
今回もシンガポールから帰って来た女の子が「お母さんへのプレゼントに。」って出刃包丁をひとつ買ってくれました。
ありがたいです、同級生。

こうゆう繋がりを大切に、もっともっとみんながいろんなことに活かせばいいと思う。
共通の思い出を持ついろんな仕事やいろんな人生がいろんな場所で生きていて、時々集まれる場所がある。
相談出来たり刺激を受けたり連携やコラボが生まれたり。
いい場所や。続けましょう。

高校時代に話したこともないニューヨーク在住の女の子に「なかなかしっかり大人になったねぇ…。」って言われました。
子供時代を知らんはずの人からでも言われたら言われたで上機嫌になるから簡単な男です。

流れ流れて4次会のカレーうどんに7人残ってたってことは楽しい時間だったのだと思います。この日は朝3時帰宅。42歳、みんな元気です。

5時間の睡眠で帯屋町へ初売りに行った5日の晩はまたビール。
こちらは男3人。これがまた楽しい時間。
年またぎの恋愛成就の報告を3時間かけて聞き終えたところでギブアップ。二次会に行くことを許してくれない睡魔がやって来る。

でもまたすぐに「泣くと思いますけど飲みに行きましょう。」ってお誘いがあるはずなので大丈夫。それともしばらく放置されるのか。
9時帰宅即就寝。
こと切れるまで動きました。

隙間を作ることが出来ない性分なので5日も休みが続くとなかなか疲れます。
誰も遊んでくれない時間はないものか。
一人でも遊ぶけど。

まぁそんな例年通りか例年よりちょっと楽しい新年のスタートでした。

こんな感じで遊んで遊んで遊ぶためにも頑張って働きますので今年もよろしくお願いします!

昨日は忘年会で盛り上がり、二次会終わり後ローソンで立ち読みするとっしゃんを見つけてお家に乗り込み、4人の男達がこたつでバタバタ眠っていくのを見届けてから家に帰り着いたのは朝5時でした。麻雀なしで朝5時なんて…。

いの町商工会さんがひと月程前にこんな冊子を作ってくれました。

「PRESS 716」

町内のあちこちやてんこすさんやとさてらすさんにも置いていただいてるらしい。

いの町商工会の青年部から職人、手仕事をテーマに10人をかっこよく紹介する素敵な小冊子。
大工さん・畳屋さん・畜産農家さん・生姜農家さん、などなど。

そんないの町の精鋭達の中、はさみ屋早くも結果を出しました。

40代と思われる男性がご来店。
釣りをするので魚をシメる、捌くためのナイフや包丁を見に来てくれてお話する中でショーケース上に飾ったこの冊子を見つけて

「これ見てお店を探して来たんですよ。」って。

奥様がいの町出身でどこかで手に入れたそうです。

この日は様子見で
「また研ぎ直し頼みに来ます。ナイフも欲しいし。いいとこ見つけた。」って帰られました。

PRESS 716 でお客様一人獲得。

何かをやって結果が出るって素晴らしい。

鍛冶屋なんて斜陽産業の先端を走ってる業種だと思いますが、何かをやると、闇雲でも動くと結果は出やすい。すごく感じる。

それだけ今まで何もやってなかった、他がやってないってことなのでしょう。
つまりやれることっていっぱいある。そんで、うまい具合に次から次へといろんな話が舞い込んで来てくれる。いろんな人が助けてくれる。

昨日の忘年会でもいっぱいチャンスやヒントをもらいました。次にやるのは滋賀進出とふるさと納税。

鍛冶屋の時代とは言いませんが自営業の時代はやって来てるんじゃないかなぁ。やり方次第。

前途洋々。
やることいっぱいで仕事もいっぱいで休みはなくなるけどね。目指すは週休2日です。
今日も4時間睡眠で(これはゆうべ楽しんだ結果だから仕方ない)この寒い中帯屋町に出店しに来ちゅうけどまだ売上はゼロやけどね。

前途洋々。

やれることはすべてやる。
やれるであろうこともすべてやる。
それだけでね。

昨日お客様からお電話。

「そちらは包丁も作ってる刃物屋さんですか?」
「はい!」
「あのー、『てんこす』さんで包丁買ったんですけど…。」
「はい、『てんこす』さんにも並べてます。」

なんかダメなとこあったがやろか⁉︎って一瞬身構える。

「そちらに直接行っても包丁ありますか?」

ダメ出しじゃなかった。

「はい!てんこすさんより種類もサイズもたくさんありますよ!」

土佐市の方でお店の場所を説明。近いのですぐにわかってくれました。

で、ご来店。30歳前後の男性でした。
来られた瞬間から目線はデザイン包丁に。

「これを買ったんですけど、この柄(ドット)の少し小さめのものはありませんか?」

「あー、それはその一種類だけでやってます。」

「そうかー。じゃ、これ下さい!」

「同じのをもう一丁?」

「はい。友達の結婚のお祝いに。」

「ありがとうございます!」

お客様が帰られた後、ちょっと感動で震えてしまいました。本当にゾクゾクしました。

約4年前に商工会さんの紹介でてんこすさんに出会い商品並べて売ってもらうようになる。もう4年かー。
それとは別に1年前に四国経済産業局さんからのアンケートに答えたとこからデザイナーさんとのコラボがスタート。
その中でまた木工職人さんと出会わせてもらって、デザイン包丁が7月に完成。
8月にてんこすさんのショーケースに並べて10月に初めて売れる。
そのお客さんがもう一つ欲しがってくれてはさみ屋まで来てくれる。
しかもお友達への結婚祝いに!

もう考え得る最高の形。
理想の道筋。

アンテナショップをこんな風に使いこなしゆうとこ他にないはず。

ちょっと驕ったね。ごめんなさい。

でも、てんこすさんには初めから「うちを使って自店に引き込む努力はどんどんして下さい。」って言ってもらってます。だからはさみ屋のチラシを置いてもらえる。そういうスタンスで高知をアピールしてくれる大切なお店。

こんな感じで、どこに出品する場合も、イベントに売りに行く時も、その場の売り上げだけじゃなく、将来自店に来てもらえるように!と思ってやってきました。
そのあとの研ぎ直しに対応するためにも。売れて終わりじゃないもんね。うちの場合は。

さらに「プレゼントに包丁を!」ってのもずっと考えてきたことの一つ。

その理想の形に今年の一大プロジェクトのデザイン包丁が絡まってのうれしい出来事。

間違ってないぜよ、と思わせてもらったので、これからも続けます。

やってきたいろんなことが繋がって絡まって結果が出た気がして、本当にうれしかったです。
包丁がひとつ売れてこんなに喜ぶ鍛冶屋もなかなかおらんね。

『Sanuki no Megumi』がなくなったので頑張って今日またひとつ仕上げます。

明日も売り出し!ひろめ市場!

いつの間にか100人の同級生に声を掛ける新年会の幹事に就任してました。驚くほど自然な流れで。
ま、メーリングリストに投げて人数集計してお店を決めて予約してみんなにお知らせするだけのお仕事ですけど。
ニューヨークやシンガポールからの出席連絡があってメールの凄さを感じてます。

この度、涼太くんが新しいユニフォームをもらって来ました。
3年生が引退して新人戦に向かう新チーム。

『7番』

夏のこの時から考えるとだいぶの出世。
二年生が何人おるとか一年生が何人もらったとか周りの状況はよくわかりませんが、一年生でレギュラー番号もらえたら上等や。

さらに4年前のここまで振り返るとなかなか感慨深いものがあるね、7番。
憧れのナンバー。
うれしかろう。
俺もとってもうれしいもんね。

22日が試合だそうです。
ひろめ市場に売りに行く日とかぶってるので観に行けなくて残念ですが、勝てば次は23日らしいので、仕事サボって観に行きたいと思います。

うん、がんばれ!

こうやって振り返るとあらためて本当に長い間トップにおるね、遠藤さん。さすが。

お久しぶりになってしまいました。
最近は『龍馬伝』を観ています。
だいぶ日本を変えたくなってます。誰と誰を結びつけよう。薩長同盟。

昨日今日とひと月振りの売り出し。
地元のJAさんで偉くなった小学校時代の同級生に声を掛けてもらって『JAコスモスまつり』に出店。

JAさんが事前に組合員さんやお客様に送ったDMにはさみ屋のチラシを入れてくれました。
幼馴染みのスペシャルな計らい。

「チラシあったらイベントの案内と一緒に送るき見本ちょーだい。」
「あー、両面か…。よし!うちでコピーしちょく!」
「みんなブーブー言いよったけど『俺の友達やき!』って1200枚全部入れさせたき!」

ありがたい言葉の数々。

おかげで大変よく売れました。
研ぎ直しも休む暇がないほど持って来てもらいました。チラシ効果だけじゃなくかなり口でも宣伝してくれちょった感じ。

ほんとにびっくりするほど売れて、また作らんといかん。
友達のありがたさ。

地元の町でずっとイベントやってきて、だいぶはさみ屋の顔も名前も売れた気になってましたが、農協に来るお客さんはまた違う層の方々。

おかげでまた広がった。
買ってくれた方だけじゃなく研ぐ姿を見てくれた人にも。

まだまだ出て行く意義はあります。

そんな訳で年末に向けてまた休みがなくなってますが22日(日)はひろめ市場へ売りに行きます。
これは町のイベントやら何やらで互いに協力し合ってきた伊野商業さんがやるイベント『伊野商フェア』に商工会さんを通じて「一緒に出ませんか?」ってお誘いいただいたお話。

とてもうれしくてありがたいことです。
二つ返事で「出ます!」って答えてました。

2週間後は高校生に混じって『はさみ屋』と『いの町』を高知の街へPRしに行きますのでよろしくお願いします!

「明るい方が間違いなく未来だと真っ直ぐ信じれるのも才能ってやつさ」(喜びの歌)
暗い方選ばずに進めばえいがやもんね。簡単。

先日、町づくりのリーダーさん達とリーダー会と称した飲み会がありました。

もう本当に楽しかった。

でっかいことをぶち上げる大切さを思い出せさせてくれました。

出来ることからコツコツやる大切さや自分達で実際動く大変さも理解して来たけれど、理解したからこそちっちゃく縮こまってしまったのだろうけど、やっぱみんなで飲んで夢語って楽しくやらんとね。

この感じを忘れませんように。

見せられましたね。野球選手の底力。ナイスゲーム。ナイスシリーズ。

現在毎週毎週日曜が来る度に飽きもせず売り出しイベントに出続けて27連勤の22日目ですけどまーくん見てたらそんなこと言ってられません。
一ヶ月毎日完投します。勝っても負けても。
次の日曜日はお休みです。
朝8時から土佐山で試合(ソフトボール)やけど…。

もうだいぶ前のことになりますが10月23日に商談会なるものに参加して来ました。

『かがわのおみやげ発掘商談会』

土佐打刃物ですけど高松のデザイナーさんと木工作家さんとコラボしたデザイン包丁を出品。

事前に提出した資料を見て興味を持ってくれた3社のバイヤーさんとお話しして来ました。
それぞれ反応が違ってものすごくおもしろかったです。

①伝統工芸品を今風に扱うお店(30代男性)
・刃の存在感が凄すぎて柄が軽く見えます
・柄の方ももっとスペック(使う材料とか耐久性とか)にこだわった方が良くないですか?

いきなり先制パンチでダメ出しをいただきました。。けれど感じのいいダメ出し。人柄ですね。
こだわる男の人目線ならこう見えるに違いない。でもスペックにこだわるならうちが作ってきた従来の包丁で良いはずやし。それだけでは届かない層を狙ってのデザインを入れた柄の開発やし。
控えの席に戻ってデザイナーさんと「男の人向けの柄も考えてみてもいいかもね。」って前向きに相談。
感じいい人のスジの通った意見は素直に聴けます。

②四国の旅行雑誌を作る会社・取材で出会った良い品をネット通販で販売(20代女性)
・かわいい!使ってみたい!
・来月取材に行きます!

今度は絶賛をもらいました。
うん。
このデザイン柄のターゲットはここ。だからやっぱ正解。
そしてこの方も感じ良し。取材お待ちしてます。

③栗林公園に併設されたお土産や工芸品を扱うお店
・ショーケースも一緒に提案してくれるとお店としては扱い安いね
・香川県の委託事業としてやってるお店なので取引相手が高知の事業所ってのは厳しい…

だいぶ興味持ってくれてたし、この包丁が並んで似合うお店だと思ったので残念でしたけど、いろいろ教えていただきました。
2つの包丁だけを飾る用のショーケースもデザイナーさんと木工作家さんと一緒に考えてみよう。

たぶん他の業者さん達は会社からの責任を背負って自社の新商品を売り込みに来てる方々で自分達は場違い感ありありやったし、結局今のところ何も結果は出てませんが、すごくためになるお話聞けたし、目指して来た方向は間違ってないとも思えたし、また次の展開を考える機会にもなりました。

本当にすごくおもしろかったのでまた何か形にしてこういうチャンスをもらいたいと思いました。

次に繋げます。

楽天なかなか頑張るね。やっぱり野球も面白い。あ、上原さんもすごかった。

この前の日曜日と月曜日、高知県で開催された「ねんりんピック」のソフトバレーボールが行われた地元いの町の体育館へ販売に。

夏頃に商工会さんから「10月のねんりんピックに出店しませんか?」って言われた時に思い出したのが2008年のマスターズ。全く売れず。立ち止まってくれる人もほとんどいませんでした。

「スポーツイベント行っても売れんがですよね…。」

「そうかもしれんけど、町内からの出店も必要ながよ。出てくれんろうか?」

はい、お願いされたら断るタイプではありません。という流れで期待することなく出店。

のんびり気分でお隣の紙草履屋さんとお話ししたり、おもてなしコーナーへ無料コーヒーを何度ももらいに行ったりしながら午前中全く売れず。予想通り。

お昼に喫煙所で滋賀チームのねんりんピアンの女性と出会いました。お昼の買い出しの相談をしてたので
「スーパーありますよ。歩いても行ける距離です。」
って声を掛けて少しお話し。
「試合がんばってください!」って自分のお店に帰ってたらこの女性がお店を見に来てくれる。

「せっかく仲良くなったんやから買って帰るわ。包丁大好きやし。」

売上第1号。喫煙所営業成功です。

そこから流れが変わりました。
その日はあと2つ植木鋏が売れてまずまず出店した甲斐があった感じの成果。

翌日も「お客さん(選手のみなさん)は昨日と同じ人ばっかりやしなぁ。」って期待なし。

でもこれがびっくりするくらい売れました。
包丁6丁、植木鋏1丁。
たしかに2日あるなら帰る日に買うよね。

その結果を踏まえて考えるとねんりんピック世代のみなさんは「少し高くても良い物を買った方がお得」ってことを知ってる世代。そして高知までソフトバレーを楽しみに来る意欲と余裕を持った方々。

はさみ屋のお客さんとしてはドンピシャだった模様。結果論ですけど。
(5年前のマスターズは40代。お土産や記念のお買い物よりガチンコで競技に来てる方々やったってことですね。)

やっぱり安請け合いは大切です。
チャンスがあれば行くべき、出るべき。
出店したからこそ全国各地にうちの包丁や鋏が旅立つことが出来たのだから。

他にもお隣で出店していた紙草履屋さんから研ぎ直しを預けてもらったり、

スタッフとして動き回ってた役場の方から包丁の注文をもらったり。

なかなか素晴らしい2日間でした。

最初の喫煙所エピソードの滋賀の女性は2日目にうちの前を通りながら
「これもらっていいー?」って言いながら僕の顔を持ち帰ってもくれました。

この金髪さとるちゃんは今滋賀にいます。

さらに今日、滋賀からお電話までいただきました。

「ねんりんピックで似顔絵もらってきたおばさんですけどー、帰って来て包丁使ったらよう切れる!おたくのチラシも入ってたから電話しました。」

うれしい。

さらに
「包丁大好きやから時々買うんやけど、実際作った人と話して買うなんてことないからうれしかったんよー。」って。

うれしい。
そこはうちの強みです。
商品だけでなく作り手まで見てもらう、知ってもらう。
大事なことだ。

書きたい書きたいと思いながら時間がどんどん過ぎてしまってたねんりんピックエピソードですが、今日いただいたお電話で一応完結した感じなのでがんばって書きました。

ま、完結することなくこの後もまだまだ続くことも期待しながら、刃物まつりとねんりんピックで売れてしまってスカスカになった包丁の品揃えを埋めるべく、働きます!

ご報告おそくなりましたが先週土日は香美市鏡野公園にて「刃物まつり」に出店。

両日ともお天気微妙でしたが朝の10時開場とともに雨が上がり片付け終わって帰り道の6時に降り出す絶妙のタイミングでお客様の人出もまずまず、はさみ屋の売り上げもまずまずで終えることが出来ました。

晴れ男晴れ女のみなさま、ありがとうございました!

それからシュークリームが届いたり七色ロードでお世話になってるポン菓子屋さんやゆず屋さんが顔出してくれたり。
ありがとう。

印象深いお客様をご紹介。

50代と20代と思われる女性2人の親子連れ。山口県から。
「おばあちゃんに包丁買って来てって頼まれて。老い先短いから良い包丁がいいんやって。」

墨流し模様の入った特別仕様の万能包丁と小さい出刃包丁を選んでくれた後に
「これ○○ちゃんのお土産にしようか?」って親子でご相談。
デザイン包丁また売れました。ストライプ。

選んでくれる人おるねぇ。
結局3丁で3万円弱のお買い上げ。いい親子さんに出会えた。

次は徳島からのご家族連れ。
何度もうちへ来てはまた他の刃物屋さんを見て回りの繰り返し。悩んでおられました。

メンテナンス、研ぎ直しのお話が出たのでうちのチラシを渡しなごら
「送料かかってしまいますけど研ぎ直しもやってますので。」って言ったら

「あ、このチラシあそこにもあったね。ほら、中央公園の…。」

「はい!『てんこす』さんにも置いてます!」

あっちでもこっちでも同じチラシを見て繋がったことが決め手かどうかはわかりませんが、包丁ひとつお買い上げ。
これは目指す形。はさみ屋があちこち出没したり、あちこちにはさみ屋のショーケースがあっったり。ブランディング。刷り込み。
刃物が必要になった時に思い出してもらう大作戦です。

次は地元高知のお父さん。
包丁を眺めながら
「なかなかえい値段するのう…。」って呟かれたので

「うん。頑張って作りゆうきねぇ。」って答えて少しお話してたら

「よっしゃ!これ買うわ!やきこれからも頑張れよ!」

うれしいねぇ。頑張ります。

最後は若い学生さんふうの女の子。
声を掛けたら
「去年もトマトの試し切りやってましたよね?」

「はい!」

うちが構えた試し切り用のまな板と包丁とキュウリとトマト。

去年も切れ味試してくれて気になって今年も来てくれる。そして一年掛かりで買ってくれる。

これまたうれしい。
そんなこと言われたら300円くらい値引きしますよ。こっちからサービスを申し出ます。

あっちもこっちも気持ちいいのだから。

3年前に親父さんから主導権を奪いとって、良いもの、自分とこで出来たものしか置かないようにしたこと。

試し切り。これ一番説得力あると思う。どこも真似せんけど。

それから、出先で出会えた方、買ってくれた方にはさみ屋のお店にも来てもらえるように、の思いを込めて作ったチラシ。

砥石を持って行って包丁研ぎながら職人が売ってますって雰囲気の演出。本当に職人ながやけど。

毎月の帯屋町や地元の七色ロードでやり続けて来たそんな積み重ねがだんだん実を結んで来たんじゃないかなぁ。

そんな自己満足をさせてくれる充実の2日間でした。

来年はまた行く前は不安になったりするがやろうけどね。

売れるかなぁ…ってドキドキしながら平気な顔して職人ぶります。

今年もありがとうございました!

「やる人とやらない人しかいない」
だったらやる人でいたいです。

BEAMS高知さんより鋏の砥ぎ直しのご依頼。
洋裁鋏、糸切鋏、各20丁。

3年くらい前に友達が店長さんと仲良しで紹介してくれてから時々ご依頼いただきます。

もう4、5回目かなぁ。

高知のアパレルを代表する会社さんからの砥ぎの依頼はちょっと誇らしい。
JEANS FACTORYでジーパン買ったら僕が砥いだ鋏で裾切りゆうがやろか。たぶんそうでね。

BEAMSさんの場合は友達の紹介のおかげだけれど、こういう所に営業かけたら仕事はいっぱい眠ってるに違いない。

そこに攻め入る余裕はまだないけれど。
じわじわ気付いてもらえればいい。

今回もわざわざ刃物まつり前のこの忙しいタイミングに…、って思ったけれどあんまり待たせる訳にもいかないので今日中に仕上げます。

40丁かー。

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