ねんりんピック

楽天なかなか頑張るね。やっぱり野球も面白い。あ、上原さんもすごかった。

この前の日曜日と月曜日、高知県で開催された「ねんりんピック」のソフトバレーボールが行われた地元いの町の体育館へ販売に。

夏頃に商工会さんから「10月のねんりんピックに出店しませんか?」って言われた時に思い出したのが2008年のマスターズ。全く売れず。立ち止まってくれる人もほとんどいませんでした。

「スポーツイベント行っても売れんがですよね…。」

「そうかもしれんけど、町内からの出店も必要ながよ。出てくれんろうか?」

はい、お願いされたら断るタイプではありません。という流れで期待することなく出店。

のんびり気分でお隣の紙草履屋さんとお話ししたり、おもてなしコーナーへ無料コーヒーを何度ももらいに行ったりしながら午前中全く売れず。予想通り。

お昼に喫煙所で滋賀チームのねんりんピアンの女性と出会いました。お昼の買い出しの相談をしてたので
「スーパーありますよ。歩いても行ける距離です。」
って声を掛けて少しお話し。
「試合がんばってください!」って自分のお店に帰ってたらこの女性がお店を見に来てくれる。

「せっかく仲良くなったんやから買って帰るわ。包丁大好きやし。」

売上第1号。喫煙所営業成功です。

そこから流れが変わりました。
その日はあと2つ植木鋏が売れてまずまず出店した甲斐があった感じの成果。

翌日も「お客さん(選手のみなさん)は昨日と同じ人ばっかりやしなぁ。」って期待なし。

でもこれがびっくりするくらい売れました。
包丁6丁、植木鋏1丁。
たしかに2日あるなら帰る日に買うよね。

その結果を踏まえて考えるとねんりんピック世代のみなさんは「少し高くても良い物を買った方がお得」ってことを知ってる世代。そして高知までソフトバレーを楽しみに来る意欲と余裕を持った方々。

はさみ屋のお客さんとしてはドンピシャだった模様。結果論ですけど。
(5年前のマスターズは40代。お土産や記念のお買い物よりガチンコで競技に来てる方々やったってことですね。)

やっぱり安請け合いは大切です。
チャンスがあれば行くべき、出るべき。
出店したからこそ全国各地にうちの包丁や鋏が旅立つことが出来たのだから。

他にもお隣で出店していた紙草履屋さんから研ぎ直しを預けてもらったり、

スタッフとして動き回ってた役場の方から包丁の注文をもらったり。

なかなか素晴らしい2日間でした。

最初の喫煙所エピソードの滋賀の女性は2日目にうちの前を通りながら
「これもらっていいー?」って言いながら僕の顔を持ち帰ってもくれました。

この金髪さとるちゃんは今滋賀にいます。

さらに今日、滋賀からお電話までいただきました。

「ねんりんピックで似顔絵もらってきたおばさんですけどー、帰って来て包丁使ったらよう切れる!おたくのチラシも入ってたから電話しました。」

うれしい。

さらに
「包丁大好きやから時々買うんやけど、実際作った人と話して買うなんてことないからうれしかったんよー。」って。

うれしい。
そこはうちの強みです。
商品だけでなく作り手まで見てもらう、知ってもらう。
大事なことだ。

書きたい書きたいと思いながら時間がどんどん過ぎてしまってたねんりんピックエピソードですが、今日いただいたお電話で一応完結した感じなのでがんばって書きました。

ま、完結することなくこの後もまだまだ続くことも期待しながら、刃物まつりとねんりんピックで売れてしまってスカスカになった包丁の品揃えを埋めるべく、働きます!

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