やれることはすべてやる。
やれるであろうこともすべてやる。
それだけでね。
昨日お客様からお電話。
「そちらは包丁も作ってる刃物屋さんですか?」
「はい!」
「あのー、『てんこす』さんで包丁買ったんですけど…。」
「はい、『てんこす』さんにも並べてます。」
なんかダメなとこあったがやろか⁉︎って一瞬身構える。
「そちらに直接行っても包丁ありますか?」
ダメ出しじゃなかった。
「はい!てんこすさんより種類もサイズもたくさんありますよ!」
土佐市の方でお店の場所を説明。近いのですぐにわかってくれました。
で、ご来店。30歳前後の男性でした。
来られた瞬間から目線はデザイン包丁に。
「これを買ったんですけど、この柄(ドット)の少し小さめのものはありませんか?」
「あー、それはその一種類だけでやってます。」
「そうかー。じゃ、これ下さい!」
「同じのをもう一丁?」
「はい。友達の結婚のお祝いに。」
「ありがとうございます!」
お客様が帰られた後、ちょっと感動で震えてしまいました。本当にゾクゾクしました。
約4年前に商工会さんの紹介でてんこすさんに出会い商品並べて売ってもらうようになる。もう4年かー。
それとは別に1年前に四国経済産業局さんからのアンケートに答えたとこからデザイナーさんとのコラボがスタート。
その中でまた木工職人さんと出会わせてもらって、デザイン包丁が7月に完成。
8月にてんこすさんのショーケースに並べて10月に初めて売れる。
そのお客さんがもう一つ欲しがってくれてはさみ屋まで来てくれる。
しかもお友達への結婚祝いに!
もう考え得る最高の形。
理想の道筋。
アンテナショップをこんな風に使いこなしゆうとこ他にないはず。
ちょっと驕ったね。ごめんなさい。
でも、てんこすさんには初めから「うちを使って自店に引き込む努力はどんどんして下さい。」って言ってもらってます。だからはさみ屋のチラシを置いてもらえる。そういうスタンスで高知をアピールしてくれる大切なお店。
こんな感じで、どこに出品する場合も、イベントに売りに行く時も、その場の売り上げだけじゃなく、将来自店に来てもらえるように!と思ってやってきました。
そのあとの研ぎ直しに対応するためにも。売れて終わりじゃないもんね。うちの場合は。
さらに「プレゼントに包丁を!」ってのもずっと考えてきたことの一つ。
その理想の形に今年の一大プロジェクトのデザイン包丁が絡まってのうれしい出来事。
間違ってないぜよ、と思わせてもらったので、これからも続けます。
やってきたいろんなことが繋がって絡まって結果が出た気がして、本当にうれしかったです。
包丁がひとつ売れてこんなに喜ぶ鍛冶屋もなかなかおらんね。
『Sanuki no Megumi』がなくなったので頑張って今日またひとつ仕上げます。
明日も売り出し!ひろめ市場!
小さめ…とか別の刃に、この柄をつける、みたいなことは可能ではないですか?
もしくは小さめで作ってくださいみたいなことは…?やっぱり、バランスとかあるんでしょうか?お祝い事にはばっちりのかわいさですもんね。この時期ちょっと小さめとかあったら、初めて一人暮らしする方への贈り物とかにもいいですよね。
>スイミーさん
コメントありがとうございます!
バリエーションの追加、まさに考え中です。まだ僕の頭の中だけですので、これからデザイナーさんや木工職人さんに相談したいと思ってるところです。(柄の大きさも少し小さくする必要もありそうなので…)
来年のひな祭り頃には小さめバージョンを「お母さんから娘さんへ~初めての包丁」って感じで発表出来たらいいなぁ、なんて思ってます。別のところからそういうアイデアもいただいてます!
本当にやってみたいと思ってますので少しお待ち下さい☆