鍛冶屋日記

月別: 2013年5月

海を見たくて車を走らせたのに山に登ってしまう。けどそこにきれいな川があってのんびり出来たらそれはそれでいい。

教え子ひろし。
最近ちょくちょくはさみ屋に寄ってくれます。車の修理工場を辞めてスーパーでアルバイト中。26歳。
てことは勉強を教えてたのはもう10年近く前か。

そんな教え子が先週また寄ってくれて、ある会社の面接を受けて結果待ちであることを教えてくれました。
家具屋さんの配送の仕事で正社員。

「そっかー。受かったらメールくれよー。」

「いや、受かったらたぶんここに報告に来る。」

なにこれ。うれしい。

で、結果報告は月曜日。
実際は電話での報告でしたが見事合格!

こいつにとって良い職場でありますように。
がんばれ。

ちょっとある問題と結果を報告するのに3つの時からの親友にメールしました。
もちろん3歳の時は親友とは思ってなかったけど。

きっと「あまいわボケ!カスが!」って返って来ると思ってたら(そういうキャラなので)、こんな返事をもらう。

「まぁ、いろいろある!関係ないけど今日はダービー当てる。」って。

あー、ダービー買うがや。俺もついでに買ってもらおうかな?ってのーてんきに思ったけどやめました。

僕が買うと武さんは来ないから。この20年間ずっと。

思い浮かんだ馬の名前から

「こうゆう日に『キズナ』が勝ったりするとなんとなくいい感じや。」

なんてことを思った日曜の朝でした。

読み切られててびっくりする。わかるもんかね。

去年の年末にもらった注文がようやく出来上がりました。

忘年会で行った初対面の居酒屋さんからオーダーいただいた肉切り包丁。一緒に行った仲間の友達でしたけど。

ただ肉を切り分ける普通の牛刀ではなくてたぶん骨とかもやっちゃうつもりの厚めのやつでかなりナイフっぽい感じ。
簡単な図面とイメージとサイズを聞いて「出来ます?」って言うので「やってみます!」って言ってからもう5ヶ月。忙しさから延ばし延ばしになっていてずいぶん時間が経ってしまいました。決して忘れていた訳じゃありません。気にしながら先延ばしにしてきてしまいました。

果たして覚えてくれちゅうろうか?

お待たせしたことをお詫びしながら届けてみます。

さぁ、これからどうやってかっこよく生きよう。

ずっと「かっこよく」をテーマに生きて来たくせに、気付けばだいぶかっこわるいとこにきてしまってたのでがんばらんとね。

でもやっぱり自分を抑えてがんばるよりも、前を向いて真っ直ぐ「バカ素直」に努力出来る状況の方が得意です。やれる気がする。

その方が涼太や凜にも胸を張って「俺」を見せれるし。
こいつらに対して堂々と出来たら他にこわいものはないし。

最近は「バカ素直」も人生のテーマになりました。

ダメな男はダメなりに顔上げてやりたいようにやらんとね。
前を向くって大切。

いろんな人に迷惑かけた分、また一皮剥けますよ。びっくりするくらい。

呆れるほどのプラス思考、迷惑なくらいのオプティミストっぷりにご期待ください。

とりあえず働きます!

「体を水に作り変えていく」(スピッツ「さらさら」より)
あっちでもこっちでも自由に泳ぎ回る魚の側なのでみんなを泳がすデカさを身につけたいと思いました。湖へ。湖へ。

涼太くんがユニフォームをもらって来ました。高校生はもうすぐ県大。

一年生なのにすごい!って思ったら一年でも9人もらえたらしい。サッカーのベンチ入りは何人ながやろ?背番号をもらえたけどベンチに入れなかったりするってことか。

でもスポーツマン、チームスポーツの選手にとって背番号は特別なものがある。「22番」を大切に。
本人もユニフォームもらってテンション上がってます。

監督からお褒めの言葉をもらったらしい。お母さん経由で。

「テクニックは充分。あとは体力とスピード。」

はい、彼の永遠のテーマ。

小学校時代から、関わっていただいたすべてのコーチから同じセリフを引き出してます。
3年前コラソンに入った時は「しっかり周りを見てプレー出来ゆう。あとはスピードと体力。」やったかな。

スパルタが苦手な親父は、誰かもっと理不尽に涼太を走らせてくれたらいいのに、と思います。体力やスピードはテクニックを身に付けるより簡単ながやき。

永遠のテーマを克服する高校サッカーになりますように。

まぁ、どんなピンチが訪れようと今まで培って来たもので勝負するしかないもんね。がんばります。一人で一人で。今はある男前のやさぐれたブログに癒されてます。

眠れないので現在絶賛準備中の7月の七色ロードについて書きます。

ずっと商店街全体を使って開催して来たイベントが今回は大国様(いの町が誇る神社)をメイン会場に生まれ変わります。

そして主役は「職人」

タイトルは『いの職人見本市~大国様でご縁結び』

今までは商店街のイベントの一画でひっそりながら強気に戦ってきた「職人ストリート」がイベントそのものになった感じ。
(職人ストリートのコンセプトはこちら。)

もちろん他にも手作り体験コーナーやおいしいものコーナー、その他諸々ありますよ。

それでも職人見本市ですから、イベントを背負うのは職人ストリートです。

なんか一年と少し前の『この時』ぼんやりなんとなく思ってたことが実現した感じです。

リンクした過去の記事を読んでくれたらわかると思いますが、一年半前の12月、七色ロードの始まりに職人ストリートを作って、2回目の昨年2月のサブタイトルを考えた時に調子に乗って「職人ストリートが育ったあかつきには…」なんて言ってたことが現実になる。

すごいなぁ。

今回は育ったと言うより、無理やり押し上げられた感はあるけれど、上がったからにはやりきりたいと思います。

裏タイトルは『技色の巻』。こっそり一人でそう呼ぼう。

7月21日(日)大国様にて。
まだ早いので、頭の片隅に置いちょってください。

前回書いた記事にコメントでアドバイスをもらったので母の日展示を進化させて来ました。間違い探し。

宣言通り帯屋町でも母の日POPを掲げたけれどこちらはあまり効果は見えず。

親子で通りかかったお母さんから娘さんに要求する姿は見ることが出来ましたけど。
「ほら、『母の日のプレゼントに』やって。お母さんこれがいいなぁ。」
娘さんは「ムリムリムリ。」って逃げて行きました。
まぁ、ひとつの選択肢として刻まれたんじゃないかとは思います。

さすがにG.W.で人出は多くて県外からのお客様もたくさん。

友達同士の旅行、20代前半って感じの女の子が試し切りをしてくれて欲しい・どうしようの狭間でしばらく悩んでくれてたので声を掛けます。
「どうですか?」

「すごく切れました!欲しいんですけど…。私東京なんですよ…。」

「あ、通販もやってますので。」ってリーフレットを渡しました。

「じゃあ通販にします!」ってお友達と去って行きました。

が、2分後に戻って来てくれる。

いい子や。

うれしいなぁ。また悩んでくれてます。欲しがってる気持ちが本当に伝わる。本当に頭を抱えてます。

こんなに悩んでくれたらこちらも奥の手。

「そんなに悩んでくれゆうき、500円引いちゃお!どう?」

「あー、そんなこと言われたら買わんといかんやないですかー。………んー。じゃあ…これください!」

ありがとうございます。
無事、東京へ旅立たせることが出来ました。

幸せな気分。

「後のメンテナンスとかもお願い出来るんですか?」

もちろん!

「送料はかかってしまいますけど、送ってくれたら研ぎ直してお送りしますよ。」

遠くの方にお売りする時に心配なのはこのメンテナンスの問題です。きちんと研ぎ直しのこともお伝えしながら売ってますが、遠方だとなかなか返って来にくいので。だって切れなくなって買い換えるなら良いもの使ってもらう意義が薄れるもんね。研ぎ直したり柄を付け替えたりしながら長く長く使って欲しい。使えるがやき。

だから、ここまで聞いてくれるとは、本気のお客様です。
長いお付き合いをしたいです。うれしい。

早く研ぎ直しに返って来んかなぁ…。

でも、あんまり早く返ってくるもの作ってたらダメなので、忘れた頃に返って来ますように。

髪の毛を伸ばし放題の商工会の臨時職員さんに「髪を切りなさい。立場上それはあり得ん。」って指導したり、職人ストリートから逃げ出した植木職人さんを引き止めに走ったり。どちらも今のところ聞き入れてはもらえてませんけど。力不足。そしてみんな自由…。

そんなことしてる間に同窓会が明日に迫ってるのに発起人代表のスピーチを考えてないことに今気付く。今から考えます。

ここ数ヶ月、プレゼンの仕方とかPOPの書き方とかの講習を受けるチャンスに恵まれたのと、ちょうどのタイミングで展示する場所を商工会さんが構えてくれたので、よし!と思って母の日商戦に参入することにしました。

講習会の資料とその時メモしたノートを見直してからPOPを書いてみようといろいろ内容を考えて文章も考えてつらつら下書きしました。そしたらやっぱり「売らんがためにごちゃごちゃ言う職人ってどうよ?」って気分になってきて出来た結果がこれ。

変わってない。結局クレヨン。

まぁ、少しかもしれんけど知識を入れた上でこうなったのだからよしとします。知ることは大事。

そんなわけで現在、母の日に間に合うように家庭用包丁数種類をがっつり仕上げてる途中ですのでご注文お待ちしております。

5日の日曜日には帯屋町にもこのPOP持って売りに行ってみます。

世間はG.W.一色ですが、母の日は12日です。お忘れなきよう。あ、忘れててこの記事を思い出してくれたらベストかも。少し忘れててもらって直前に慌ててはさみ屋を思い出してください。

よろしくお願いいたします。

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