鍛冶屋日記

月別: 2015年1月

今年はまだ指切ってません。血ぃ流してない。カットバン使ってない。1ヶ月。素晴らしい。

はさみ屋、高知のタウン誌に載っけてもらいました。
東京から帰ったら発売中でした。

『ほっとこうち・2月号』

「おらが町のスター」のコーナー。
158ページです。
いの町代表。

「ほっとこうちさんからいの町特集のお話をいただいてるんですけど紹介していいですか?」by観光協会

「いいよー。」

こんな軽い感じで取材が決まったのだけれど、出来上がりを見るとなんだか感慨深くてうれしいです。

「おらが町のスター」
・mow candle
・畑山ガーデン
・浜田兄弟和紙製作所
・刈谷農園


そこにはさみ屋。
このメンバーに紛れ込めたことがうれしい。

畑山ガーデンさんはまだお話したことがないのだけれど、まっちゃんやmowちゃんや浜田くんと話したりそれぞれの動きっぷりを見てきて

すごいなー
やりゆうなー
先行きゆうなー
かっこいいなー
こうならんとなー

ってずっと思ってきたので。

周りから話を聞いたり実際会って話をしたり、見習って刺激をもらって自分の仕事に置き換えて考えてお手本にしてきた対象の人たち。
そこの列に並べてもらえた感。

うれしい。
そんなことを一人感じてます。

mowちゃん、5年半前にお店を訪ねて初めて会って話したキャンドル職人。
それからしばらくしてから、吾北で作られたキャンドルがデパートで売られててびっくりしてたら神戸に支店出しちゅうし。
「この仁淀川が流れる吾北で作ったキャンドルを都会の人に届けたかったんですよー。」って。
自分で仕事を作り出してそこから販路を作ってイベント作って。本当にすごいと思います。
最近会う機会が増えて会うたびに熱い話を聞かせてくれます。

浜田くん兄弟、和紙職人。
いろんなとこから話を聞けば聞くほど土佐刃物業界と同じで、様々な問題を抱えながらそこに手を打つこともないまま衰退しつつある土佐和紙業界。伝統工芸はどこもそんな感じながやろうねぇ。そこでしっかり自分の色を出して自分の道を進んでる感じ。
昨年ようやく会うことが出来て話をすることが出来ました。やっぱり先行きゆう。

まっちゃん(刈谷農園)は一番身近に存在する農家さん。
農業はお手本です。僕はそこに学ぶべきこといっぱいあると思ってます。言い過ぎかもしれんけどおそらく最も衰退していて後継が作れなくて困ってる業界。そこで「作り手の顔を出して売る」とか「品質にこだわって作る」とか「作って加工して売るところまでまでやる6次産業化」とか。見習うべきとこいっぱいの業界。
自分のやりたいことを親父さんに説明する時によく例えに出したなぁ。
「農家さんだってJAさんに卸すだけじゃ先が見えんなりゆうやんか。自分の顔出して売るとか自分で販路開拓するとか、大事やろ。」
「農家さんだって品質にこだわったとこだけしか生き残れんと思わん?」
そんな新しい農業の先頭を走ってる感満載のまっちゃん。
いつもいろんな場面で一緒に楽しんでます。

本当いの町を代表する熱い職人な方々です。
そしてみんな年下。
年下やのにお手本。
さらにみんな自分の町が好き。
話してみたらわかるけど、これはもうびっくりするくらい好き。

『ほっとこうち・2月号』いの町特集、是非ご覧ください。
そしてmowcandleとか浜田和紙とか刈谷農園とかを覚えちょってください。
この先きっとどこかでまた出会えます。
出会ったらきっと得をします。

「あれ?はさみ屋は?こんなもん?」
って言われんように頑張ります。

東京2日目の夜。

昨日書いた都会見学のあと、少し郊外の国立駅へ。
東京駅から中央線に乗る。THE BOOMの『中央線』が頭の中で流れます。これが走り出せ中央線か。

目的地はここ『つくし文具店

つくし文具店の萩原さんと初めてお会いしたのは1年前。
いの町の紙を使った町おこしのお勉強の中で「つくし文具店」や「かみの工作所」についていの町までお話しに来てくれました。

その時以来。
今回東京に行く前にある人に相談。

「何の予定もなく東京に行くことになったんですけど、見てきたら良いとこどこかありますかー?」
「つくし文具店の萩原さんにお会いして来たらどうでしょう。」
ってことで連絡とってもらったら

「土曜日午後5時から小さなデザイン教室があります。参加しませんか?」
「参加します!」

示された道はとりあえず歩いてみる主義です。
そんな感じで何もわからないまま行って来ました。

『小さなデザイン教室』

参加してみてわかる範囲で説明すると
・入学から卒業まで1年間(1月スタート)
・平日クラスが2つと土日クラスがあってクラス単位の活動
・教室は月一回
・みんなでデザインを学ぶ
・今年は4期生

きちんとした説明はこちら→『小さなデザイン教室
僕が参加したのは土日クラス。
学生さんも働いてる方もいろんな人たちがいました。やっぱり若い人が多いのだけれど過去の卒業生にはリタイア後参加みたいな人もいたりで年代は様々みたい。

1月スタートの最初の教室らしく、参加した授業の内容は、自己紹介・係決め・クラスの名前決め・班分け・日直の予定決め。

僕も流れの中で自己紹介。
漢字一文字と決められたクラスの名前は「未組(みぐみ)」未来の「み」。
この決定までの意見出しや多数決にも参加。

組長や広報係や給食係や行事係などが決まり、その後も一通り決めるべきことが決まり、その日決まった給食係が予約してくれた居酒屋さんへみんなで飲みに行きました。

行事係の女の子に
「夏の遠足は是非高知へいの町へ来てください。」
って提案して来ました。

参加して思ったこと。
楽しい。素敵な場所が出来上がってます。
これに倣って何か出来んかなぁ。

『小さな職人教室』

ずいぶん男くさくなるね。

1年間少人数で何かについて学ぶ。そんなに堅苦しくなくて何かについて話したりやってみたりやめてみたり。
立場も年齢も様々ないろんな人が同じ時間に同じ場所に集まってデザインや花見や遠足について話す。
毎月毎月1年間。

そんな楽しい1年を過ごして卒業する。
そしてまた新入生が入って来る。

そりゃ仲良くなるし、その場所をその町を好きになる。
そんなにたくさんじゃないかもしれんけど強い強いファンが出来る。仲間が出来る。
素敵な取り組みです。

何か出来んかなぁ。
日直やりたいなぁ。
「にっちょく」って言葉を発することがないもんねぇ。

修さん、未組のみなさん、お世話になりました。仲間に入れてくれてありがとうございました。ワクワクしました。また会いましょう。

3回にわたってお送りしてきましたが、以上が神様がくれた奇跡の3連休の物語です。
(日曜日は起きて電車に乗ってお土産買って飛行機に乗って帰って来ました。)

いろんなことをインプットして来たのでそれら全てを、取り出すべき時に取り出せるように、日々仕事や仕事じゃないこと、また頑張っていきたいと思います。

時々は外に出る機会を作らんといかんね。
見たことないものを見る機会、行ったことない場所に行く機会、意識して作っていこうと思いました。

それからあらためて、自分の町があるありがたさを実感です。
東京に行くチャンスをくれたのも、東京で会うべき人を教えてくれたのも、いろいろ全部町のおかげ。自分の町で働いて自分の町で動いてるから。本当に感謝です。

奇跡の3連休ありがとうございました。

前日の体調不良で早めに眠ってすっきり目覚めた土曜日。東京まで行って10時間近く睡眠をとりました。

本来なら午後から国立劇場の日。
ペーパーラボさんは売りに行くのでこの日は完全単独行動。
まずは大阪にいる妹から「東京行くなら見て来たら?テレビに出ちょったよ。」って教えてもらった日本橋の刃物屋さん。


メーカー兼小売なのでちょっと業態は近いかな、と思ったけどお店はお店、工場はどこか別のとこみたい。小さなお店に入ると上品なおかみさんが接客してました。
ブザー押すと汚れたジーパンの職人が出てくるどこかの刃物屋さんとは違います。さすが日本橋。このお店の佇まいにはかないません。さすが老舗。

この引き戸、いいなぁ。かっこいい。
こういう雰囲気にしたいけど、やろうと思って出来るもんじゃないがやろうねぇ。これを醸し出すには年月と歴史と努力が必要や。

それから歩いて『COREDO室町』へ。
大きな大きなショッピングモール。この中におそらく日本で一番有名な刃物専門店である木屋さんがありました。
『日本橋 木屋 本店』
飾り方見せ方は新しい。さすがにおしゃれ。


こんなのはさみ屋が実行したら埃がたまって大変です。鉄粉が降り積もる。でもこのイメージは何かに活かしたいなぁ。

そのあと別棟の(COREDO室町1.2.3って3棟もある!)ショッピングモールを回ると入口近くのすごく目立つ場所に『芋屋金次郎』さんがおりました。

旅先でふるさとの友達に再会した気分。うれしくなります。
都会の厳しい環境で頑張ってる友達。頑張れって言いたくなります。

でも「日本橋限定」とかって都会にかぶれてちょっと変わってしまったさびしさも。

お向かいの『日本橋 三越 本店』をちょっとだけのぞいてから、東京駅の『KITTE』へ。

これ全部お店。規模がすごい。
このたくさんのお店の中から、大事なお目当の一つ『中川政七商店』へ。
伝統工芸を元気に!をコンセプトに展開されてるセレクトショップです。包丁もありました。新潟の包丁屋さんの。

うんうん。ここに並んでも大丈夫っぽい。

『TOSA no DAICHI 』と『SANUKI no MEGUMI』

あとはこういうお店に並んでも大丈夫なはさみを作りたいです。

このあとはこの旅唯一、お会いするお約束をした方に会いに。これはまた次に書きます。

巨大なショッピングモールを見て回ったこの日の感想。
これだけいい感じのお店がたくさんあったらそりゃ人は来る。んで、モノも売れる。モノが売れたらまたお店も入る。また人が来る。売れる。増える。圧倒的。

ゆっくり時間作って買い物に行きたいと思うもんね。お客さんとして。
見て回るだけでも楽しいし、全然時間足りんかったし。

人が来ないからお店がないのか、お店が開いてないから人が来ないのか、ってぐるぐる悩んでる商店街を何とかしようぜ、なんてちょこちょこ動いてる一職人の感想です。

さすがやね、東京。

あと都会の刃物屋さんを見て回った感想。
イケる気がします。
本当に競争の激しい都会で生き残って来たそれぞれの刃物屋さんです。それぞれ力があってそれぞれの魅力があってそれぞれにお客さんがおる。

でも、「僕が作ってます!」ってとこはない。
これ、うちの強み。
作り手が売る。
作り手が研ぎ直しもする。
作り手がイベントに出てPRする。
作り手がお問い合わせのお返事メールを書く。

こんなとこない。
きっとどこか探せばあるがやろうけど、見えるとこにはない。
全部に見える必要はなくて「僕が作ってます!」を求めてくれる方々にどう発信するか、これだけ。都会へ全国へ向けて発信する手段もある時代やし。「僕が作ってます!」を求めるお客さんが増えゆう実感もある。

だから、これでいいと思いました。
これを続けられるシステムをきちんと確立するのが今の目標です。

こんな風に自信を深めた東京視察になりました。まぁ基本楽観的ですから。このまま続けます。

あ、この日の夜、1人国立劇場へ和紙を売りに行ってたペーパーラボさんにメールしました。

「売れました?」
「バカ売れ!」
「まじっすか?」
「マジです。凄かった!」
「よかったっすねー。」
「お客さんの層も良かったし本当にものすごい忙しかったき、笹岡くん来ちょったら刃物は単価も高いし10万くらい売れちょったがやないろうか。」

んー、残念。

行って来ました。

金曜日のお昼に羽田到着。

高知のアンテナショップ「まるごと高知」を一回り。

一応土佐刃物の展示はされてたけれど(販売はしてません・このご時世)、鳴子やらなんやらでほとんど見えない状態。出さん方がえいがやないろうか。
そのまま、まるごと高知でお昼ごはん。

それから、すぐ側のプランタンでモンブランを食べる。女性ばかりの銀座のお店でペーパーラボさんと2人でモンブランを食べる図。なかなかのもんでした。

それからペーパーラボさんと別れて単独行動。合羽橋へ。
事前に情報もらってたお目当の刃物屋さんを中心に道具街を見て回る。すごいお店の数。刃物屋さんも何件もある。
それでも、そんなに斬新なこともなく昔ながらの刃物屋さん群。それで成り立ってるのがすごい。

行く先々でお客さんを装って「研ぎ直ししてもらえますか?」って質問してみる。

ほとんど研ぎもしてるけれど、自店販売のもの以外お断りとか他社製品は割高とかのお返事ばかり。
つまり研ぎ直しはお仕事じゃないんだなぁ。
あくまでサービス。アフターサービス。
お返事の仕方に「よそで買ったのは持って来られても困ります。」って雰囲気がありありと。
やっぱりそんな感じか。

日も暮れて来たので帰路に。
歩いてると気持ち悪くなる。
さっきのモンブランが上へ上へと上がって来る。
ペーパーラボさんとの待ち合わせがあったので、ふらふらながら電車に乗るも途中下車してまた駅のトイレに駆け込む。
なんとか待ち合わせ場所、渋谷のヒカリエへ。ここ見に。

なんとか見て回ったけどそこでもう一回気分悪くなってトイレへ。ここで見たのはあんまり覚えてないや。

パスタとモンブランを同時にお腹に入れたらいかんがや。

ただ、ホテルに帰りたい。

帰り道のうどん屋さんへペーパーラボさんを残して1人ホテルへ。

東京に来たのに晩ご飯も食べることが出来ずにホテルにビールを買って帰ることも出来ず、コンビニで買って帰ったのはカップのお味噌汁と胃薬でした。

歩いて歩いて気持ち悪くなってなかなかつらい1日目。
でもまぁ、合羽橋には負けない気がしました。

大事件。
国立劇場行けなくなりました。

昨日のこと。
「国立劇場から刃物の販売はダメ、って連絡が…。もう本当に今更ですけど、写真撮ってカタログ販売的に出来ませんか?」

危険を心配する気持ちはわかるけど、これは出発前々日。
飛行機もホテルもずっと前から予約済み。

「写真だけじゃ売れんでー。」

お客様にはその場で渡さず後日高知に戻ってから個別に発送する(劇場内に刃物が入り込まないようにする)形でもいいので実物は持って行きたい、見てもらって持ってもらわんと売れるもんじゃない、って伝えました。

それでも答えはノー。
飛行機代宿泊代のキャンセル料払うので刃物は持って来てはなりません、ってお返事。
出発は2日後。

間に入ってくれてるこちらの窓口も国立劇場の担当さんも頑張ってくれたのは感じました。
現場はOKやけど上の上の方の偉い人から「何かあったら大変だ」って横槍が入った模様。このご時世ですからね。ご時世久しぶり。

国立劇場に高知の山の神楽を観に来るお客様がそこで売ってる高知の伝統工芸品である刃物買って何が起こる?って思うけど。

最初にお話もらった時、一緒に行く予定のペーパーラボさんに「そんな場所で売れるチャンスなんてもう無いき一緒に行きましょうよー!」って強く誘ったのは俺やのに。和紙と刃物の伝統工芸品コンビ解消。

ブログでも自慢気に発表したのに。

飛行機で読むための本も2冊買ったのに。

ある会のメーリングリストに「その日は国立劇場へ売りに行くので日程ずらしてください。はさみ屋、東京デビューして来ます。」って偉そうに発表したのに。

何より凜くんに
「国立劇場へ売りに行ってくるきよ!」
「国立劇場?」
「うん。まぁ国立競技場でサッカーしてくるみたいなもんやね。」
「すげぇ。」
ってカッコつけたのに。

ダメながや。
いろんな人が頑張ってくれたけど結果は変わらないので引き下がります。

そして心を切り替える。
研修旅行に切り替える。

国立劇場への売り出し遠征はキャンセルしてあらためて東京への視察研修旅行を企てました。

「東京へ行くチャンスがあるがやけどココ見て来た方がいいよってとこある?」っていろんな人に聞いてました。

いくつかピックアップされてます。

伝統工芸を時代に合わせてモダンに売ってるデパートやお店。もちろん有名刃物屋さんも。

「神様がくれた休日ですよ。きっと。」って言ってもらえました。
2ヶ月間休みなしの予定やったきねぇ。

それから、売りに行く場所がなくなったのに東京まで行くことを許してくれた親父さん。デカいなぁ。

売りに行く以上にいろんなことを学んで吸収して来んとね。

しっかりいろいろ見て来ます。

けどやっぱり、国立劇場に神楽を観に来るようなお客さんがうちの品にどんな反応してくれるか、感じてみたかったなー。

明日から神様がくれた奇跡の3連休です。
おみやげ買って来ます。

東京デビューもいつか来る。きっと。

心意気ってなんやろう。

昨日も書きましたが、3月の『ひな祭り』イベントで『職人ストリート』やります。

それに関して数日前にある方から
「◯◯さんが△△で展示会した品が余っちゅうき『職人ストリート』で売りたいって言いゆうけど。どう?」

って打診されました。
何やらモノづくりをされてる方らしい。
一瞬ぐるぐる悩む。モヤモヤ。

「余っちゅうき」「売りたい」
違和感違和感。

ご紹介してくれた人は純粋に「職人ストリートの層が厚くなるし新しい職種の人も増えたらいいよね。」って気持ちです。たぶん。これはありがたいこと。

「その人に心意気はありますか?」
「んー。」
「職人ミーティングには出てくれそうですか?」
「たぶん無理。」

ひな祭りに出店する別の方法を伝えて職人ストリートを守る。
帰ってからも少しモヤモヤは残りました。
そんなに意地にならんでもいいのかも。
出店するメンバーが増えたらそれだけ職人ストリートも充実するし。出店だけに参加してくれるメンバーも何人もおる訳やし。

その翌日、モヤモヤが晴れる出来事がありました。
ある女性がはさみ屋にご来店。

「なないろの森下さんに聞いたんですけど、職人さん達の仲間に入れてもらえませんか?」
「なないろ」ってのはいの町商工会の出先機関です。森下さんはそこの職員さん。いつも職人チームと一緒に汗をかいてくれている人。そこからのご紹介。

その女性はいの町在住の漫画家兼デザイナーさんでした。

職人ストリートの内容と目的と職人イドバタミーティングの話をしたら

「是非参加したいです!楽しそう!」
「漫画ってこうやって作るんよ。漫画ってこんなに楽しいがで!っていろんな人に伝えて行きたいんです。」

ミーティングも参加してくれるって。
うれしいなぁ。
大歓迎でございます。

こういう人が現れてくれて「やっぱり間違ってなかったなぁ」って確認出来ました。

間口を狭めてる訳ではありません。
参加資格は「心意気」だけです。

心意気が何なのか、説明出来んし全然わからんけど、「心意気あります!」って自分で宣言するのって結構難しいのかもしれません。このハードルはなかなか素敵な判断基準だと思います。
今回は宣言してもらった訳ではないけれど、なんとなく感じました。

「この人は大丈夫。」

最初の方も、「心意気ありますか?」って質問に紹介してくれた人が「あるよ!」って言える方だったら一緒に並んでお店出せちょったがやろうねぇ。

これからもこの感覚に頼ってやっていきたいと思います。

仲間増えるのはうれしいです。
心意気お待ちしております。

今度の日曜日、あさってから怒涛の日々なので予定書きます。

・1月18日(日)
JR伊野駅にて 9:00~15:00
「いのえきマルシェ」
11月12月に続いてもう3回目かー。

・1月24日(土)
東京 国立劇場へ
本川神楽の公演に便乗して「出張いのまちマルシェ @国立劇場」

ペーパーラボさんと一緒にいの町の紙と刃物で東京を席巻してきます。

・2月1日(日)
いつもの「おかみさん市」
帯屋町です。
売りに持って行くもん残っちゅうろうか。

・2月8日(日)
・2月15日(日)
2週連続日曜日は中央公園のアンテナショップてんこすさんの5周年「こじゃんと感謝祭・テント市」に出店。
去年は強風で寒かったなぁ。
もうこのあたりになると、どうして「出ます!」って返事したのかよくわかりません。

・2月22日(日)
くるっと一周した感じで「いのえきマルシェ」4回目。JR伊野駅にて。休む暇もなくひと月が過ぎてます。

・2月28日(土)と3月1日(日)
「いの町かみのひな祭り」で職人ストリート開催。大国様あたりのいの町商店街でやります。

少しのスキもないスケジュール。
売れっ子や。

本屋さんに行きたいので、3月はもう予定入れないように心掛けたいと思います。

ご覧のように毎週毎週飽きることなくあちこちしてますのでどこかでお会いしましょう。
よろしくお願いします!

連チャンで高知新聞の記事ネタ。
昨日日曜日の朝刊4面ご覧ください。

またまたいの町の若き職人さん、でっかく登場。
はさみ屋から東へ300mくらい行ったとこにある畳屋さんです。間にお家がないのでまあまあ遠いけどお隣さんです。
すごいなぁ。

デザインを入れた畳の縁を作ったってのをFacebookで見たのが1年前。

画像借りました。
鰹、ヤマモモ、土佐金、四方竹。
いいよねぇ、これ。

これを見た時、心から「デザイン包丁やっちょってよかったー。」って思いました。
やってなかったらちょっと悔しさやジェラシーを感じちょったと思います。

やっちょったからこそ、そこに心が目を付けたのかもしれんけど。
デザインに触れずに仕事してたら「ふーん。」で終わっちょったかも。
デザインの力をひしひしと感じゆうまさにその時期やったきね。

もう本当に
「やるなぁ」って思いました。
「考えゆうなぁ」って。
「考えるだけじゃなくしっかり動きゆうなぁ」って。
考えるのはそこそこ出来る。
はさみ屋みたいに何にも考えてなくても外からチャンスをもらったり。
そこから自分で動くのがなかなか難しい。
やってみたら意外に簡単ながやけどね。
そういうことを思わせてくれる数少ない若き職人さんです。

みんな頑張ってます。
負けんように進まんとねー。

んで、前回のクリーニング屋さんもそうやけど、せっかく同じ町で同じように「手仕事」とか「職人」とかのくくりで仕事しゆうがやき、一人一人がきちんと強くなって、その先でみんなの力を合わせることが出来たらいいなぁ、なんて思います。

楽しみ。

今日の高知新聞「ただ今修行中」のコーナーに、職人ストリートの仲間、いの町のクリーニング屋さんが登場してました。
12面。ご覧ください。

日々職人チームとして一緒にいろいろやってきた仲間です。うれしい。

一回り下の高校の後輩でもあります。

昨年の秋、はさみ屋がTVに出た時に放送終わってすぐに
「見ました!僕もいつか取材受けるようになりたいです!」
ってメッセージをくれた若き職人。

それが実現する訳です。
ほんの2ヶ月前のことやのに。
すごいなぁ。
ちょっとタイミング的に早過ぎるけどね。
あんまり簡単に追いつかれたらはさみ屋がメディアに出た価値が…。

でも逆に言えば「鍛冶屋だから」とか「伝統産業だから」が必要条件じゃないことが証明されたってこと。
真面目に仕事して、人と関わって、発信すること。これが大事ながよね。

そういう意味でも、一緒に動いて前に進もうと頑張る仲間が注目されるのは素晴らしいこと。

職人ストリートも分厚くなるしね。
出店メンバーみんなが自分が出た新聞記事を飾ってお客さんを待ち構えれたらすごい場所になるなぁ。

他のメンバーの刺激にもなるはず。

僕も負けないように頑張ります。

そして、来てます。
自営業の時代が。手仕事の時代が。
モノづくりに限らず手仕事の時代です。
クリーニング屋さんも散髪屋さんも植木屋さんも大工さんも。

ついでに言えば「いの町」もちょっと今ブームやね。

頑張って僕も乗っかりたいです。

今日は朝からショーケースの撤収へ。

7月のこの時並べに行った共済会館『フェスタフェスタ いの町』の期間が終了。半年ってあっという間。

半年で思ったよりも売れました。
デザイン包丁が2つ、ノーマル包丁も3つ、ナイフが1つ。

鋏も見てもらえたし、いい宣伝になったはず。

片付け中に会館の担当の方からうれしい話を聞きました。

「各市町村に出品をお願いする『フェスタフェスタ』の担当になって初めて声をかけさせてもらったのがいの町で、最初に連絡を取った商工会さんがしっかりお世話してくれて本当にありがたかったです。初めてだったのでそんなものだと思ってましたが、他の町に連絡してもちょっと対応が違ってて。みなさんお忙しいのでしょうけど…。本当にいの町さんは協力的でした。」

我が町の商工会さんも忙しいっすよ。

こんな声が外から聞こえるとうれしい。
本当にうれしい。

この前、TV取材でNHKさんが来た時も言ってくれてました。

「いの町さんの対応は優しいし丁寧ですよ。観光協会さんに電話して問い合わせしても『わかりません』で終わらせることなく『調べて連絡します』って必ず言ってくれます。そうじゃないとこもありますもん。」

さすがです。

この人達のおかげで町の印象はずいぶん違うよね。
次どの町にしようって思う機会が生まれたら優しい人のとこに連絡するもんね。
だから僕たちの仕事のPRの場所が与えてもらえる訳です。そのチャンスが増える訳です。

いい町で商売させてもらってます。
本当にありがたい。感謝です。

そして、こうして丁寧にお世話してくれる人達への恩返しは僕らがしっかり稼ぐこと。きちんと仕事してきちんと稼ぐこと。

頑張らんとね。

今日は高知のタウン誌『ほっとこうち』さんが取材に来てくれました。
これも観光協会さんからのご紹介です。

1月25日発売の2月号に出る予定。

ご期待ください。

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