鍛冶屋日記

年: 2012年

いの町発のB級グルメ開発のためにお好み焼き粉を買いました。

袋の裏側に粉100グラムに対しての水や卵の分量を書いてくれてます。
わかりやすい。
こんな僕でも焼けました。

けれど一袋に入ってる粉は450グラム。

50どうする。使えるけども。

なぜ500じゃない。
400でもよし。

そんなことを思いました。

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りんくん13歳になりました。

「誕生日ケーキどんなんがえい?チョコ?クリーム?フルーツ?」

「んー、どうしよう…。」

「なんでもえいで。」

「んー、じゃあ…チーズ!」

提示した選択肢にないとこから答えを引っ張り出してくるところが素敵だなぁ、と思いました。息子B。

おめでとう。

高校の同窓会がありました。
楽しかったです。

母校に関するクイズをやってその賞品に包丁を2丁提供しました。

当たったやつらが喜んでくれてホッとしました。2次会でも3次会でも忘れて帰られそうになってましたけど。

同窓会から3日後、「工房には行けんかったけど『てんこす』で包丁とナイフ買ったよ。」ってこのブログにコメントをくれた同級生が一人。

その翌日、砥ぎ直しを数丁携えてお店まで来てくれた同級生の女の子が
「ともいちくんが当てたのと同じのちょうだい。」って一丁お買い上げ。

それからまた3日後の昨日、大型バイクにまたがった鉄道マニアの透析技師の同級生がご来店。釣りも趣味だということで出刃包丁をご購入。

この透析技師の鉄道マニアっぷり(オタクっぷり?いや、愛しっぷり)がすごくて部屋に土電の電車やアンパンマン列車が走りゆうらしい。これは世間に向けて発表するべし、って思ってしまったので次回『七色ロード』への展示をオファー。快諾。会に挙げてからの話やけど。

お察しの通り、同窓会、儲かります。
じゃなくて繋がります。

これ以外にもさとる包丁ユーザーの同級生も何人かいます。「同窓会やるぞ」ってなってからやっぱり急に増えました。本当に同級生ありがたいです。

あとは賞品当てて帰った2人が同級生用のメーリングリストに向けて「切れる!」って発信してくれたら完璧ながやけどにゃあ…。

贅沢言いました。

兎に角、仕事じゃないところで動けば動くほどお客さんが増える気がします。自営業なら当然なのかもしれませんが、あらためて実感中。

そんな風にいろんなところで出会えた人(再会も含めて)に「刃物職人って言ってもこんなもんか。」って感想を持たれないような仕事をしたいと思います。

あさってくらいにまた誰か来たらいいのに。

少し前にこのブログにコメントをいただきました。

先月はさみ屋を通り過ぎて行ったユダヤ人の友達「アヒアン」について。青森の方から。

「昨日アヒアンと一緒にねぶた祭り見ましたよ。元気に北海道に旅立ちました。」って。
ほんのちょっと前の記事なので繰ってみてください。

もう本当にうれしくてちょっと震えました。

お返事にも書きましたが、一人の旅人が遠く青森で高知の鍛冶屋とのエピソードを話してくれて、聞いた人がこのブログを見つけてくれて「元気でしたよ。」ってコメントをくれる。

壮大でね。

日本縦断。
はさみ屋エピソードとともに北上中。

すごいなぁ、アヒアン。

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花火もよさこいもオリンピックも終わって同窓会も過ぎ去って忙しい日々も落ち着いてきました。
あっという間にお盆休みもどっかへ行ってしまったけれど。

だいぶ前の話だけれど、いのの花火に涼太と凜が遊びに来てくれました。

「花火のことブログに書いてよ。」ってりんくんに言われたので書きます。

青年部のブースでポテトを揚げたりフランクフルトを焼いたりするお手伝いをしてるとこにりんくんがいとこのたけると一緒に遊びに来たので、ポテトとフランクフルトを振る舞いました。
そしたらりんくんがつぶやきました。

「青年部の息子でよかったー。」

うん。ただで食べれるもんね。

「もう10年したらおまえも青年部やき。」

って言ったら

「なれるがやろうか?」

やって。

なれる、なれる。

その後移動して七色チームのブースで少しお手伝い(2匹100円の風船金魚を作らせる)

をさせてアイスクリンを食わせてやりました。

こんな仕事でアイスクリン!って思ってくれたはず。

後継者作りに大きな大きな役割を果たしてくれてますね、商工会。

着々。

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予定がいっぱい。
忙し自慢。

明日土曜日はZAKURIの一員として岡山県笠岡市にて砥ぎのイベント。朝5時出発の日帰り遠征。
ひと月程前に打診されて「行く人おらんなら行きますよ。」って言うたら押し付けられてしまいました。

一員て言いましたけど一人で行きます。普通は二人編成で行くがやけど一人で行きます。他にメンバー7人おるけどみんな忙しいそうです。みんなが日曜日にゆったりしてないことを祈ります。

4時には終わらせて急いで帰って7時から同窓会準備会直前スペシャルに出ます。気づけば第2回の同窓会も来週末です。話すべきこと決めるべきことがたくさんありそうなので休めません。

日曜日は毎月恒例のおかみさん市。街のみなさんが待ってくれてます。たぶん。

これも4時には終えて移動してからいの町の仁淀川の花火大会へ。ビール売ります。青年部は卒業したけれど青年部も人手が足りないのでお手伝いしなければ。片付け終わりは11時やね。

ここまでびっしり。

来週は月曜日に受験生の夏を過ごす15歳4人と一緒に勉強したら、火曜日から金曜日まで毎晩7時から会があります。商工会やらまちかど市やら観光協会で。ZAKURIの会は別の会とかぶったので休みます。正直かぶってほっとしました。

そんなことしよったらもう同窓会本番です。

同窓会のアトラクションでやるクイズの勝者への景品に包丁を2丁提供する約束を今日思い出しました。

仕上げんといかん。
がんばります。
乗り切ります。

何より明日朝早いのが嫌だなぁ…。

なでしこ見たいなぁ…。

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「気概がある。」って誉められたり「ぶれちゅう。」って批判されたり。

「こんなことに協力してください。」って頼られたり「これからはもっと大きな視点で見てほしい。」って期待されたり、それを横で聞いていた人に「あなたには無理!」って言い切られたり。

評価はいろいろあっておもしろい。それで気分がよくなることはあってもへこんだりはしない。幸せ、且つしよい性格。結果出てからへこめばよい話やもんね。

ちょっと特注品のオーダーが続いたのでご紹介します。
まずは、うちの植木鋏(大久保)の形で刃が15センチの長いやつが欲しいってオーダー。葉刈り用ですね。群馬県へ。

次はうちの京型の植木鋏の刃をベースにした切箸(きりばし)のご注文。

持ち手が輪っかになってない切箸を使う植木屋さんも全国的に見ると意外に多い。時々ホームページからご注文をいただきます。これは北海道へ。

次は牛の爪切り。
砥ぎ直しに持って来られて
「これと同じ形で出来ますか?」
「出来ますよ。」

左が見本、右がはさみ屋製。

畜産農家さんかと思いきや、農業大学の方でした。

あとは京都のお取引先から左利き用の花鋏の注文もらったり
「力任せに使われてどうしても持ち手のとこが曲がってしまうんやけどなんとか改良出来ん?本当は鋸で引いてほしいくらいの太さのものまで鋏で切りはんねん…。」という花屋鋏。

親父さんに相談して、足(持ち手)の部分にも焼きが入る鋼を鍛接して硬くしてみました。見本を送ると合格で、あらためて数丁ご注文。

メーカー(鍛冶屋)だけでなく卸も小売りも個々の小さい需要に応える感じになって来ました。

よい傾向だと思います。
大量生産、価格競争では勝てません。
強みを活かすべし、です。

最近は「七色、七色」ってイベントについてのことばかりのブログになってましたが、こんな感じできちんと仕事もしてますので、ご安心ください。

イベントだって自分の仕事に繋げるためにやりゆうがやしね。

暑いけれど、眠いけれどしっかり作りますので、ご注文お待ちしております。

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「リトライ」行って来ました。七色ハイキング。
 
 
 
朝5時に集合場所に行くと「昨日かと思って昨日も5時に来てましたよー。」って人や、何度電話しても出てくれない来るべき人が来なかったりで12名で出発。
 
 
前回倒木に阻まれた地点を通り過ぎ細い山道を車で登って駐車場まで。
そこから養甫尼さんのたもと石の碑のあるところまで山の中を徒歩20分程登ったり下ったり。
たどり着いたらいのの町や仁淀川が一望出来てとっても気持ちよい景色でした。登った甲斐あり。
 
 

 
 

普段あっちへ行ったりこっちへ行ったりしているよく知る町を高い高い所から見下ろすのは不思議な感覚でした。次回は双眼鏡を持って行くべし。
 
 
景色を眺めたり碑の周りの掃除をしたり写真をとったりしていたら、寝坊した人から電話がかかってきました。
 
登って来てるらしい。
けど、もう下りるので駐車場で待つように指示。
 
 
一時間寝坊しても「今日はもういいや。」って言えない立場の人が寝坊したからこの上なく面白い。何年経ってもいじられ続けるエピソードが出来上がりました。
 
いの町みんなに教えちゃらんといかん。
 
 
 
ハイテンションな妄想(みんながベンツを乗り回し、大規模な雇用を創出するところまで行けました)を語り合いながら駐車場まで再び歩き、寝坊人に会い、街まで降りてみんなでモーニングを食べて解散です。
 
 
楽しかったのでまた来年も行きたいと思いました。
 
 
でも4、5年通ったら飽きるにゃあ…、とも思いました。
飽きない方策を、毎年毎年楽しめる作戦を考えなくては。
 
 
とりあえずは、楽しくアツい仲間と早朝から山に登り、素敵な景色といの町の紙産業発展の始まりを記念する場所を見ることができ、とってもよい経験になりました。
 
 
 
そして、午後から暑い暑い中、ソフトボールの試合を2試合しました。
 
 
晩飯前に体重計に乗ると体脂肪率9.0%。干からびる。
 
 
 
そんなよく動いた長い長い日曜日。
 
 
 
1時からモロッコ戦かぁ…。
 
 
 
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昨日は『七色反省会』でした。

新しく巻き込めたメンバーも1人2人来てくれてました。新しい顔が入ってくれるのはめちゃくちゃうれしい。これからも一緒に作り上げていけたらいいなぁ、と思います。

良かった点、改善すべき点、商店街の店主さん達の声、自分達の感想、次回への作戦、お疲れ会の日程などいろいろ話し合いました。

そんな中、雨で倒れた木に道をふさがれて途中断念した早朝企画『七色ハイキング』にリトライすることになりました。
来年のため、とか言いながら行けなかったことが残念でならない人ばっかり。

来週日曜、朝5時集合。

みんな好きやにゃあ…。

先週の日曜も月曜の海の日も休まず働いたことらぁすっかり忘れちゅうにちがいない。

楽しく働けゆうってことか。

『七色ロード』は続きます。

あ、反省会に来てなかった観光協会のあの人にも伝えちょかんといかん。

29日(日)朝5時・商工会集合です。

よろしく。

『によどがわ七色ロード』無事終了いたしました。

前々回『恋色の巻』(4月)はお客さんが少なく、前回『蒼色の巻』(6月)は大雨でさびしい思いが続いてましたが今回は成功だったと思います。

午前4時の七色ハイキングは倒木に阻まれて目的地まで行けずUターンして夜明け前後の時間を持て余したり、七色塾から夜市へ移行するのに今度は時間がタイト過ぎてバタバタしたり、次回や来年に向けて改善すべき点もいろいろありましたが、続けてきたことの手応えもしっかり感じることが出来ました。

『七色のミッション』にチャレンジしてくれたちびっ子が9人。半泣きになる子が2人。企画として成立しつつあるんじゃないかなぁ。

そして夜の部が賑わいました。

自分たちで作ったステージで、ウクレレや三味線やフラダンスが披露され、商工会の女子のみなさんは要請通り『ゆかたーず』。

そんなことを気にする暇もない程にスタッフ的立ち位置で大忙し。

昼間は職人ストリートでしっかり働いた仲間たちで射的やらおみくじ恋のぼりやらのゲームコーナーを担当しました。飲みながら。

夏の夜市のワクワクガヤガヤ感が出てたと思います。

8時に閉幕してテントや照明を片付け終わったのが10時。それからちょっとまったりビール飲んで11時解散。
翌朝も7時に集合して片付けとゴミ拾い。

やっぱり今までより規模を大きくして前日から準備して長い時間働いた分大きな充実感です。

その七色ロードの様子が昨日(19日)の高知新聞28面に掲載されてます。

ようやく新聞に出ることが出来ました。顔は写ってないけど。そういやTVの時もカットされちょったにゃあ…。
顔が写ってないのにはさみ屋に気づいてくれた友達からメールが数件。うれしい。

まぁ、顔までしっかり写してもらえるような職人になるべくがんばりたいと思います。

遊びに来てくれたみなさんありがとうございました。

一緒に作り上げたみなさん本当におつかれさまでした。

疲れたけれど楽しかったので、またやりましょう。

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