鍛冶屋日記

年: 2009年

「J1、J2、それからすべての日本のサッカー選手が来年のW杯に出られる権利を獲ってきてくれたわけですから、ありがとうです。」
カズのコメント。
おめでとうではなくありがとう。
素敵です。カッコ良すぎます。キングです。

岡ちゃんがカズを呼ぶ。
俺死ぬね。

今日は仁淀川を登って来ました。もう昨日ですけど。レジャーではありません。お仕事です。
いの町商工会の事業である『まちかど市』の2号店が出来ました。1号店は『道の駅くらうど』。で、今回の2号店は吾北の『むささび温泉』です。

ホントは先週商品並べて来たんですけど、その日の夕方に「危ない、怖い、と言われたので一旦引き上げてます。」という連絡。仕方ないとは思いながらガッカリしてたら今週初めに「商工会に鍵付きのガラスの陳列ケースがあるのでそれ持って行って並べよう。」って。

ありがたいことです。

いろいろ並べて来たので行ってみて下さい。

これは行く途中により道した橋の上から撮った仁淀川。
きれい。

日程調整で「ダメな日教えて」って連絡に、きちんと返事したのに行けない日に会をセッティングされた副委員長は少しだけダメージを受けています。

気を取り直してこの前の宣言通り、物部川地域のアクションプランについて聞きに行って来ました。香美市商工会へ。
「アクションプランの資料下さい。土佐打刃物のとこだけでかまんけど。」ってもらったのがこれ。

「これだけ?もっと詳しいやつない?」
ないそうです。こんなの10年前から言われてます。
物部川地域は遅れ気味で、どこが主体となって進めるのかも決まってないとのこと。(どこって連合会しかないと思うがやけど。土佐打刃物連合協同組合。)

「何も決まってないのでこうしたいああしたいって意見は通りやすいですよ。」って職員さんに言われました。
連合会に属してないし香美市の住民でもないはさみ屋です。

また少しガッカリしました。

何するか決まってなくても、後継者の現状とか売上の実績とかのデータくらいあるのかなぁ、と思ってました。
これからか。また聞きに行きます。

でも一番ショックだったのは昨日梅雨入りしたことを今日まで知らなかったこと。

あーあ。

.

少し遅くなりましたが日本代表がW杯出場を決めました。試合終了のホイッスルが鳴った瞬間の中澤佑二の顔がたまらなくカッコ良かったです。
(涼太くんが闘莉王のことをあんまり好きじゃないのは遺伝だと思います。刷り込みやろか。)

日曜日の安田記念のウォッカもめっちゃ男前やった。牝馬やけど。本当にすごい勝ちっぷりで感動。

もっとカッコ良かったのは日曜日に行ったケーキバイキングでのこの青の10番。

25個は食べたね。まだ負けんと思うちょったけどおかわりに行く度にモンブランがお皿に載っちゅう六年生に完敗しました。親父は後半はケーキに手が伸びなくなりました。パンやスープに逃げてしまいました。衰えを感じました。

凜くんも開始15分でギブアップしたお母さんの分まで頑張ったので確実に4人分のもとは取ってきたはずです。

うちのサッカー小僧達を子供だと思って半額にしたサンマルクは甘い。

でもパスタやスープも食べれて1365円。小学生以下半額。ケーキの種類もいっぱいあったしなかなか良かったです。行ってみて下さい。

ごちそうさまでした。

マッチだけはパチンコ台にされませんように。

昨日は尾崎正直さんの話を聞いて来ました。子供の頃「正直のくせに嘘つくなやー。」って言われたであろう高知県知事のまさなおさんです。

『高知県の産業振興計画の実行のための住民説明会』inいの町。

なかなかわかりやすく話してくれました。具体的でイメージしやすい。やる気も感じた。

地域ごとにブロック分けされていてそれぞれにアクションプランという細かい事業の目標が挙げられています。
農業や食品の話が中心でしたが刃物業界で感じる課題と共通のことばかりでした。
いいものあるのにPR不足とか地産地消とか地産外商とか後継者不足の問題とか。

鍛治屋としては物部川地域のアクションプランを読んでみんといかんと思いました。土佐打刃物の振興。何書いちゅうろう。

自分がそういうところに入って行ってるからなのか知事が変わったからなのかはわからないけれど最近は行政が近くなった気がしてます。

なんかできることありそうです。

明日からやろう。

やっぱり、あさって。

.

いけません。

イライラしています。仕事でこんな感じになったことなんか今までなかったのに。基本的には、まぁなんとかなるろってタイプやのに。こんな時代に忙しいのは良いことやのに。いけません。

この春出世して忙しくなった友達が言ってました。
「俺がもう一人おったらえいのに…。」
同僚や部下がおってもそう思うがやねぇ。まっこと自分と同じ考えで自分と同じ力で仕事ができる奴がもう一人おったらなぁ。

あー、そしたらそいつにまかせてサボりそうや。

自分の容量を越えちゅうがやろうけど。あれもやらないかん、これも自分でやりたい。それぞれ締め切りがある。んー、ってなってます。
でも、こんなこと言ったら仕事持って帰って家でも夜中まで仕事したりしゆう人に怒られるね。夜はマガジン読んだりしゆうし。でも8時半頃まで工場におったら身体が動かんなります。

イライラしたり不機嫌やったり怒ったり怒られたり。

いかんなぁとは思っています。

補充しなくては。

.

久保嘉晴みたいに言ってみた。

水曜日の話です。チャンピオンズリーグの決勝戦。夜中遅いし見るつもりはなかったのでビデオに録って涼太に見せちゃろうぐらいにしか思ってなかったのですが、麻雀仲間(敵)のバイク屋さんがブログに「サッカーファンなら起きましょう。」って書いてたので、この挑発を見過ごすことができない僕は夜中3時半に起きることにしました。
キリンカップを見ながら涼太くんに
「今晩メッシvsクリロナで。」って言うと
「今日?見れるが?」
「うん、放送あるで。3時半から。」
「見たい!起こして!」
「よし、起こしちゃお。はよう寝えやー。」って、普段より早めにベッドに行ったお兄ちゃん。
それから凜くんと10時までみんGOLした後ブログ書いたり塩ラーメン作ったり食べたりして1時半に寝ました。目覚ましかけて。

で3時40分くらいに涼太くんに起こされました。起こしちゃお言うたのに起こされました、六年生に。
謝りながらテレビつけて一緒にエトーのゴールは見ましたがその10分後には眠りに落ちてました。

翌朝涼太に聞くと
「前半は見たけどハーフタイムで寝てしもうた。」やって。
上等や。起きただけでもたいしたもんです。

明日はそんな涼太の12回目の誕生日。はやいなぁ。

一年生の夏にボンバーヘッドで追いつき宮本が場所をかえたPKで川口の美技を目を輝かせて見よった子がはや12歳か。

期待以上に育ってくれゆう。あっという間にヒゲが生えたり盗んだバイクで走り出したりしながら大人になっていくがやろうねぇ。まぁ、これからも楽しませてもらいます。

ちょっと早いけどお誕生日おめでとう。

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今朝は、涼太くんが寝ている部屋にムカデを放たれる、という悪夢で目覚めました。確かにその人の車を傷つけたのは涼太やけど虫攻撃はあんまりや。

父のラジオ出演も無事終わり穏やかな日常です。今のところ反応はないです。

この度こんな鋏が出来ました。特注。

先にへんなのが付いてます。枝を引っ掛けるそうです。
出来上がった時に父が「長いこと鋏作りゆうけどこんながは初めてや。」って言ってました。

一応図面通りに出来たけど、きちんと役に立つろうか。
お客さんの思惑通りに使えますように。

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昨日の夕方お店に女の子がやって来ました。僕の母校の制服を着た、将来美人さんになるであろうかわいらしい中学生。少し困った顔で
「電話貸してください。」
「どうぞー。」
お家に電話してました。自転車がパンクでもしたろうか、と思って聞いてたら、お母さんと話すうちにみるみる泣き声に。
「…んー、ここがどこかわからん…。」ってヒックヒック言い出しました。

迷子です。

わからんならお迎えも呼べんやん、と思ったので
「かわろうか?」って電話にでてお母さんに場所の説明。お母さんではわからなかったので向こうはお父さんに。で、うちの場所と電話番号を伝えて電話を切りました。

話聞くと、うちから2キロ程先の体育館で部活の練習があり学校からバスで友達と行ったけど帰りは友達みんな反対方向で直帰。
学校へ戻るのは自分一人。バスがよくわからんかったので歩いてみたら田舎の何もない道でだんだん不安になってうちのお店に飛び込んで来た模様。
学校まではまだ3キロばぁあります。
中学一年生です。ほんの2ヶ月前まで小学生です。不安だったことでしょう。泣くのも仕方ない。

で、そんな不安な気持ちのなか助けを求めて入ったお店に刃物がズラリ。ほんでロン毛で無精髭の兄ちゃん(彼女からしたらオッサンやろうねぇ)ができたての鋏を布で拭きゆう。どう?ホラーやろ。

少しでも和らげちゃろうと「俺も同じ学校の卒業生。後輩やね。」って頑張って25コ下の後輩に話かけたりしましたが、反応は薄く、いたたまれなくなり母を呼びに行きました。「迷子を保護したで。」

母の出したお茶を飲みお菓子を食べお迎えを待ってたら、電話が鳴りました。タクシーが迎えに来ると。

こんなに弱っちゅうのに迎えに来ちゃれや、お父さん、て思ったら「お父さんの仕事がタクシー会社なんで…。」って。そうか。それならそっちが早いね。
しばらくしてタクシーで去って行きました。学校からは自転車で帰ったようです。

それから一時間ちょっとしてその子のお母さんからお礼の電話。
「今帰り着いて、玄関になだれ込んで泣いてます。ありがとうございました。」やって。かわいそうに…。まだ泣きゆう…。

お母さんの話では、うちのお店にたどり着くまでに2時間程さまよっていたそうです。体育館からはまっすぐ歩いたら30分くらいの道やのに…。どっか迷い込んだがやろうね。
これがうちのお店の前の道。

不安やったろうねぇ。さびしかったろうねぇ。

大変やったけど良い経験や。お疲れ様でした。

将来美人さんになったら包丁買いに来てよー。

お待ちしております。

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