バドミントン部の子でした

昨日の夕方お店に女の子がやって来ました。僕の母校の制服を着た、将来美人さんになるであろうかわいらしい中学生。少し困った顔で
「電話貸してください。」
「どうぞー。」
お家に電話してました。自転車がパンクでもしたろうか、と思って聞いてたら、お母さんと話すうちにみるみる泣き声に。
「…んー、ここがどこかわからん…。」ってヒックヒック言い出しました。

迷子です。

わからんならお迎えも呼べんやん、と思ったので
「かわろうか?」って電話にでてお母さんに場所の説明。お母さんではわからなかったので向こうはお父さんに。で、うちの場所と電話番号を伝えて電話を切りました。

話聞くと、うちから2キロ程先の体育館で部活の練習があり学校からバスで友達と行ったけど帰りは友達みんな反対方向で直帰。
学校へ戻るのは自分一人。バスがよくわからんかったので歩いてみたら田舎の何もない道でだんだん不安になってうちのお店に飛び込んで来た模様。
学校まではまだ3キロばぁあります。
中学一年生です。ほんの2ヶ月前まで小学生です。不安だったことでしょう。泣くのも仕方ない。

で、そんな不安な気持ちのなか助けを求めて入ったお店に刃物がズラリ。ほんでロン毛で無精髭の兄ちゃん(彼女からしたらオッサンやろうねぇ)ができたての鋏を布で拭きゆう。どう?ホラーやろ。

少しでも和らげちゃろうと「俺も同じ学校の卒業生。後輩やね。」って頑張って25コ下の後輩に話かけたりしましたが、反応は薄く、いたたまれなくなり母を呼びに行きました。「迷子を保護したで。」

母の出したお茶を飲みお菓子を食べお迎えを待ってたら、電話が鳴りました。タクシーが迎えに来ると。

こんなに弱っちゅうのに迎えに来ちゃれや、お父さん、て思ったら「お父さんの仕事がタクシー会社なんで…。」って。そうか。それならそっちが早いね。
しばらくしてタクシーで去って行きました。学校からは自転車で帰ったようです。

それから一時間ちょっとしてその子のお母さんからお礼の電話。
「今帰り着いて、玄関になだれ込んで泣いてます。ありがとうございました。」やって。かわいそうに…。まだ泣きゆう…。

お母さんの話では、うちのお店にたどり着くまでに2時間程さまよっていたそうです。体育館からはまっすぐ歩いたら30分くらいの道やのに…。どっか迷い込んだがやろうね。
これがうちのお店の前の道。

不安やったろうねぇ。さびしかったろうねぇ。

大変やったけど良い経験や。お疲れ様でした。

将来美人さんになったら包丁買いに来てよー。

お待ちしております。

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