鍛冶屋日記

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ルフィ、だけじゃなくて麦わらの一味、助けに行ってくれんかなぁ。

「そりゃ色々忙しいとは思うけど
主よ雲の上で何をボケッと突っ立ってるのさ」

RADWIMPS『狭心症』より

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とあるグループにおけるとある会での話。匿名希望。

ずっと意見を言い続けて、言うたびに何を言っても「ちがう。そうじゃない。」って反対されて却下されて(最終的には意見は通ったりもするのだけれど)、なにやらだんだん異端な扱いをされ始め、「あ、俺がこの会の邪魔しゆう奴みたいになっちゅう。」って思ったのでここ半年ほどは思うこと言わずに黙って聞いてみることにしてました。

もう本当に何から何まで目指す方向が違うので口を出さずに言うこと聞いてみようかと。示してくれた道を文句言わずについていってみようかと。

今回もめちゃ我慢して黙ってました。そしたら

「もっと活発に議論できる会にならんといかん。」とか
「意見も出んようじゃあ、なんにも出来んで。」とか言われました。

確かに「俺がしゃべらんかったらすっかりさみしい会になるにゃあ…」って思いながら過ごしてましたが。

言えんようにしゆうがぁ誰よー。

よかれと思って意見を言うと納得できる説明もないままつぶされる。
(それ以外の面々は意見があるのかないのか傍観者。どっちかに乗るでもなく、調整に乗り出すでもなく…。)

黙っちょったら「やる気ある?」って責められる。

黙ってれば黙ってる何人かのうちの一人になれます。

しゃべると1対1の敵役になります。

でもやっぱり意見は意見として言っていかねば、と思いました。うん、らしくない。

もちろん向こうからすれば「こいつはなんでわからんがな!」ってことなわけで。『わからずや』はお互い様なわけで。そのグループをその活動をその未来を良くしたいと思ってるのもきっとお互い様。

会話して対話してひとつずつ分かり合っていかんといかんなぁ、と。コミュニケーションってやつです。

もう本当に、ぶっ壊れるか、より素敵なグループになるか、の覚悟です。

俺一人はじかれたりしてね。

それはそれでかっこえいじゃんか、とかも思ってみたりするずるさを隠し持って勝負していこうと思います。

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「年とったからってやっちゃいけないことなんかないんだぜ。」

映画『ホノカア・ボーイ』より

今日は3月の『おかみさん市』に出店。とさのおきゃく開催中につき町には普段よりたくさん人が出てたように見えました。

高校のバスケ部のマネージャーが通りかかったり、親子三人連れのお姉ちゃんらしき方がトマトの試し切りしてくれて「お母さんこれやばい…。買おうや。」って薦めてくれたり、向かいのお食事処から出てきたおじさんが「向かいの二階のトイレの窓からしばらくあなたが砥いでるのを見てました。」って言ってお刺身包丁を買ってくれたり。

雨になり、後半寒くてたまらなかったけれど、はさみ屋Tシャツを上着で隠してはならない、という使命を胸になんとか寒さに打ち勝ちました。

その後、年に一度の「おかみさん市出店者と実行委員会の懇親会」に出席。今までは父が出てたので初めての懇親会でした。諸先輩方と居酒屋で鍋。
「若いもんが食べなさい。」ってどんどんまわってくるのでおなかいっぱいになりました。もうそんなに若くないはずですがここでは最年少。スティーブ・マックイーンの映画のことや少年サンデーの創刊号の話や「通信手段は電報やった」とかいう話を聞きながら、締めのうどんのおかわりを勧められたり断ったりしたところでのんびりゆったり終了。
一緒に飲むってやっぱり大事なことやね。

さぁ帰ろう、ってタクシーに乗るはずが少し酔った勢いでパチンコ屋さんに寄り道してました。パチンコ屋さんに入ったのはおそらく4、5年振り。そこでまずまずの成績を修め、『777』って揃ったのを写真に残すくらいヒヨッコスロッターに成り下がってる自分を愛おしく思いました。

(大学時代の自分が見たらものすごいイラつく光景だったと思います。「ちゃんと止めろや、おっさん。入っちゅうじゃんか…」とか「うわー、7揃えただけで写真撮りゆう…」とか絶対思われる。)

けれどそんなことはどーでもよくて楽しかったです。久しぶりって良い。

そんな感じで、まあまあ働き、ちょっと飲み、よく食べ、しっかり遊んだ一日でした。

時代はすっかり期末テストです。
教え子を2人抱えてるので今週は休みなし。毎日勉強してます。来週まで。

そのうちの一人、高一女子『ありさ』を紹介します。

期末の範囲は三角比です。サイン・コサイン・タンジェントです。

彼女はsin(サイン)を「シャイン」と読みます。

初めは「サインって読むがで。」って直してましたが、だんだんかわいらしく聞こえてきたので最近は注意してません。想像してみてください。

「しゃいん30°」
「しゃいんθ(シータ)」

かわいいでね。

今日は休憩時間に恋の話を聞かせてくれました。数ヶ月前まで一年くらい付き合った彼氏がいたらしい。

「なんで別れたが?」って聞くと

「んーとねぇ、『距離は近かったけど心が遠かった』き。」

かっこえいじゃんか。
笑いころげましたけど。

最後にもうひとつ。

「『少子化』って子供の数が減りゆうことながやね。」って言うので

「そうよ。ん?どんなことやと思うちょった?」

「子供の体がちっちゃくなりゆうことかと思うちょった。」

またころげました。

「だってちっちゃくなりゆうろ!最近のこども。」

やって。

なりやあせんき。

あなたがおねえさんになっただけです。

『小子化』

おそろしい。

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「そんなんじゃ友達なくすよ。」
「残ったもんが友達だろ。」
映画『たみおのしあわせ』より。
清志郎さんのセリフ。いい言葉。でもそんな風には生きられません。

昨日の話です。

土曜日のひなまつりで久しぶりに会った小学校の同級生の女の子、ゆきちゃんが電話をくれました。

「お母さんに話したら包丁が欲しいって言いゆうき連れて行く。砥ぎ直しも頼みたいし。」

うれしい宣伝です。ありがとう。お待ちしてます。

午前中、たいちゃん(高校時代からの友達)がお店に寄ってくれました。お店の前にあるうちが管理する自販機の缶コーヒーをおごってくれました。

ごちそうさまでした。

夕方、みのるちゃん(涼太の友達のお父さん)から電話がありました。

「生きちゅう?」
「生きちゅうよー。」
「そうか。しばらく見てないき元気やろうかと思うて。生きちゅうならえいわ。おやすみー。」

愛されちゅうにゃあ…。

大事にしよう。

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お天気もちました。
良い天気。

こちらは毎年お隣で出店の手作りお菓子屋さん。普段はこの車で移動販売だそうです。
ホームグラウンドは百石町の『空き地』やって。かなりのんびりな空気が流れてます。
クードクール』さんです。見かけたら寄ってみましょう。
ちょっとご紹介しといてから2日目のリポート。

小学校の同級生が偶然通りかかって買ってくれたり、商工会の青年部部長が以前買ってくれてたのを砥ぎ直しに持って来てくれたり、バニーアイズの名捕手が砥ぎ直しの仕事とともにうどんを差し入れてくれたり。いくつか来た包丁の砥ぎ直しをやってたら知り合いのおんちゃんが「おんしゃあ、ようがんばるのう。」ってチオビタ2本とコロッケを差し入れてくれたり。

全然暇することなく過ごせたし売上的にも前日土曜日の5倍。

試し切りコーナーにもいろんな人が寄って来てくれました。

前を通るたびに3回も4回もトマトを切るために寄り道してくれた小学校高学年の女の子3人組

「普段お料理する?」
「トマト切るのはあたしの仕事!」
「おー、えらいじゃん。お家の包丁と比べてどう?」
「切れる!」
「よし、帰ってお母さんに宣伝しちょってよー。」

言い出しにくいけど切ってみたいなぁ、って雰囲気を漂わせてた就学前であろうおとなしそうなの女の子

「切ってみる?」
「うん…。」
「やってみいや。気をつけろよー。」
神妙な顔で切ってくれました。
「どう?切れたろ?」
「うん!」
笑顔になりました。
「よし!大きくなったら買いに来てよー。」
「うん!!」
もっと笑顔になりました。

小さな小さな種まきです。

いつかきれいなおねえさんになって、すてきなおかあさんになって
「ひなまつりの時にトマト切らせてもろうたがですよー。」って買いに来てくれたらどうしよう。

泣くね。

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予告するのが抜かってましたが、今日は「かみのまち・いの・ひなまつり」に出店。

ぽかぽか陽気の中、包丁を砥いだり売ったりして来ました。

だいたいこんな感じです。

明日もあります。
雨っぽいなぁ…。

朝飯食ってる時に言いました。
「帰ったらすぐ宿題しちょきよ。」
「わかったー。」

晩の7時にコンビニでチンしてもらったチャーハンを届けに帰ったら真っ裸でした。
「お、風呂入ったか。」
「うん。遊びに行ってぶちこけてどろんこになったき先入った。」
「そっか。宿題した?」
「まだー。」
「じゃあこれあったかいうちに食べてすぐやっちょきよ。お兄ちゃん迎えに行ってくるき。」
「おっけー。今日はプリント一枚だけやきすぐおわる!」

サッカーの練習からお兄ちゃんを迎えて10時前に帰り着いた時はTV観てました。お兄ちゃんのと自分の晩飯を準備してさあ食べようとゆう時に思い出して聞きました。

「宿題した?」

その瞬間『ハッ!』って音がしました。

声じゃなくて音でした。

少しの間が空いて

「人ってこんなにすっかり忘れることってあるがやねぇ…。」

やって。

もう、まるで計算なし。

こんな無垢な姿見て、こんな無邪気なこと言われたら許すし。

The 大物感。

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日曜日の晩にあるミーティングに出席。ある大きな、そして非常に困難かつ繊細なプロジェクトの話し合い。

最終的には高校の同級生350人と一緒にやりたいことながやけどまだまだ始まったばかり。
何が出来るかもわからんけどなんかしたい、せんといかんでね、っちゅうことで、先月から月一で集まって話してみようってスタートしました。

先月の一回目は3人。今回は6人。先は長い…。

けれど今回はすごく中身ある話が出来ました。人数も倍やしね。高校時代は全然話したことなかったり卒業からほとんど会ったことなかったやつらといろんな話が出来ました。議題についても、また全然関係ない話も。

そこで思ったこと。

「みんな元気なくせにいろんなもん持ちながら抱えながら生きゆうがや…。すごいにゃあ…。」

自分の浅さを痛感します。
軽い、俺。
恵まれ過ぎや、俺。
なんかそんなこと思いました。

まだまだここでは具体的なことは書けないのでわけがわからん文章になってますがこの気持ちを忘れんように書いちょきたかったがです。ごめんなさい。

ま、とにかく自分の成長のためにもこのプロジェクトを少しずつでも前進させてまいりたい所存でございます。

えーと、このブログをこっそり読んでくれた僕(あらためまして、笹岡 悟と申します。高知在住、39歳。)の高校の同級生の方、「何が始まっちゅうがな、おんしゃあ!」って連絡下さい。

すぐに巻き込んでさしあげますので。そのうち連絡は行くがやけどね。あ、全然変なことじゃないです。もちろん無理強いもしません。

よろしくお願いします。

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このボルト抜きます。

明日入院。その原因はこちら
さぁ、忙しくなるぞー。

先日、うちの鋏を使ってくれてる植木屋さんの鋏を手砥ぎで仕上げてみました。
包丁は手砥ぎで仕上げてますが鋏は今のところ機械による刃付けです。

この植木屋さんにはそんなこともバレていて

「ちょっと僕の鋏も手で砥いでみてくださいよー。」

そんなわけです。

手で砥ぐと刃が通常より薄く仕上がるので切れ味は上がるにちがいない。けんどトマト切るわけじゃないし…。
それより木を切るための強度とか耐久性の方に心配がありました。弱くなるんじゃないろうか。

そんなことも伝えた上でお渡し。

翌日、電話がありました。

「いいっすよ!切れ味2割増しっす。」

その後、数日使ってもらってからの感想も

「問題ないっす。2割増しの切れ味がしっかり持続してます。」って。

うん、そんなにちがうのか。わかる人にはわかるがや。

今後は鋏もそうやって仕上げることも考えていかんといかんね。いいヒントをいただきました。
けど、今すぐ全部変えることはできません。すみません。時間的な問題です。余裕がないっす。
今は普段の仕事と包丁砥ぐので手いっぱいです。ごめんなさい。もちろん求められたらやります。要求して下さい。

今回そんな風に「もっとえいもん作ってやー。」って要求してくれた植木屋さんがブログで誉めてくれてます。

はさみ屋が誉められてるの読みたい方はこちらをご覧ください。

まぁ、半分「サクラ」です。
ほとんど「はさみ屋の回し者」です。

だってこの植木屋のにーちゃん、出会って一年半足らずでもうすでに『麻雀仲間』ですから。

いや、『敵』か…。

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