鍛冶屋日記

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タイトルと本文に関係はありません。

昨日書いた件は完全にひとりよがりの勘違いでした。

戦う気まんまんで勝手に熱くなってすごい準備してちょっと戦いをふっかけたところで自分の勘違いに気付かされて恥ずかしくなる。

もやもやも吹き飛ぶ恥ずかしさ。会の途中で昨日の記事を消してしまいたくなるほどに。でも、それは潔くないと思って踏みとどまる。

話の内容は『七色ロード』をしぼませるどころかむしろ良い方向転換。なぜそんな深刻な文章でFAXするの?なんでそんなに深刻な話の切り出し方ながよ、って感じ。

もやもやして本当にそれが頂点に達してある文章を読んで吹っ切れて覚悟して肩すかし食らったけど会は楽しかった。

つまり、勘違いがあったからこそこうなった。はい、プラス思考。

『七色ロード』全体として知らず知らずの間に自分の目指す方向へ向かいつつあります。

職人ストリートの道標としての役割は果たせているような気がします。

もっともっと真似したくなるような方向に進みたい。

追っかけて来てくれるならもう一歩前を進みよらんとね。

いろんなアイデアや材料や才能があって、いい方向に進みゆう手応えはあるので、もうひとつ形にしたい。見える形にせんといかん。

がんばります。

もうひとつ、これから先のキーワードは「アーティストと職人の町」。

これも形にしたいです。
ご期待ください。

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お待たせしました。
何やらもやもやしてて書くことが出来てませんでした。

ひとつ背負った困難に解決の道筋をつけることが出来たので、さぁ、こっちの楽しい世界に全力で取り組んでやろう、って気持ちでいたら、そっちが停滞したりして。

『七色ロード』

パワーや才能やテクニックや若さやネットワークや頭脳や熱意や遊び心やらを持ったすごい人達がたくさんおって、本当にあちこちにおって、みんながそれぞれ自分の仕事や地元のことを思って行動しゆう。

全部巻き込んで全部繋げたらすごいことになる!って思って巻き込んだ準備会が面白くなかったりして。
せっかく入って来てくれたのに次来てくれるかなぁ、って不安。

そんなもやもやもやしを感じてたところに今日、次回(6月17日)の『七色ロード』について一枚のFAXが。

もやもやもやし、ここに極まれり。
真意は今晩会に出て話を聞いてみないとわからないけれど「大人の意見」ってこういうことやねって内容。
誰が悪い訳じゃない。大人が大人としての役割を果たそうとすればこういう意見になるよね、ってこと。理解出来ます。

理解は出来るけれど、こんなことで『七色ロード』をしぼませる訳にはいかないので「あー、また今晩戦うのかー。」って思いながらあるブログに逃げ込みました。
ニヤリとさせられる。元気になる。地元いの町に生きる熱いけれどとってもネガティブなやつの前向きな文章は元気をくれました。
リンクしたいけれど「決して広めないでください。」って言われてるので出来ません。

そんな元気になった頭で考えてみると、このFAXの送信元も「笹岡さんは反対するろうなぁ…。」って思いながら送信したにちがいない。

むしろ「こんな意見潰してください。」って思いながら送ったがかもしれん、とすら思えて来ました。

プラス思考過ぎやろか、ねぇ、宮脇さん。

とにかく今夜の会がものすごく楽しみになってます。

脳天気。

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最近はくわえ煙草で前髪が燃えてました。家族以外の人から初めて「髪切りなさい。」って言われました。

そんな流れで「よし、パーマをかけよう。」と思い立ち「パーマかけるき。」って言ったら涼太くんが「いいなー。」って言ってくれました。
大人でよかった。

今回のテーマは「春ふわパーマ」。高知はもうすでに夏がやって来てますけど。

美容師、モデル、ともに自画自賛。

いい流れ。

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この前書いたはさみ屋のテレビ出演の件

全国的には日曜日に放送されたようで、さっそく大阪からお電話でいのししナイフの注文をいただきました。テレビってすごい。

電話番号とか住所とか何の情報もなかったので「仁淀川、鍛冶屋、で104で調べた。」って。よく辿り着いてくれました。ありがたい。

高知での放送はまだですがテレビ局から番組のDVDを届けていただいたので見ることが出来ました。

取材の時に「今回は脇役でした。」って書きましたが脇役どころか全カット…。親父さん一人で仕事してました。僕の作業風景も撮ったし夢枕獏さんとも話したのに。テレビってすごい。

高知での放送は5月13日(日)午後4時25分です。『遠くへ行きたい』ご覧ください。出てないけど。

今日から3日間、4日(金)、5日(土)、6日(日)、おかみさん市へ出店です。

帯屋町へ観光客のみなさんを待ち構えに行ってきます。

出会えますように。

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29日に無事『によどがわ七色ロード~恋色の巻』終了しました。お天気最高。

『七色のミッション』のチャレンジャーは5組限定のとこに2組(6人)だけ。

楽しかった。

けれど5組集まらなかった反省をする必要があります。宣伝不足もあるろうし、2人一組ならもっと挑戦しやすいかも、4年生まで広げようか、いろいろ考え中です。

イベント全体としては少しお客さんが少なかった。
G.W.やき県外へ出ちゅうかも、県内各地で他のイベントもたくさんやりゆうし、とか理由付け。

それで済ませようとしてましたが、責任者の宮脇さん(商工会)に「理由はいろいろあると思いますがしっかり検証して次に繋げんといけません。」って言われてハッとしました。

自分の仕事に繋がりゆう感じはあります。
「前回研いでもらった近所の人から『手が切れるばぁこじゃんと研いでくれた』って聞いたき持ってきた。」っておばあちゃんとか、「この前ありがとう。きれいにしてくれちょった。また頼むきね。」って通りすがりに声かけてもらったり、砥ぎ直しや試し切りに興味を持ってくれた小学生と仲良しになったり。

ただ、いろんな出店者さんがいるわけで、食べ物屋さんはその場へ稼ぎに来るわけで、やっぱり人出が少ないと売上も伸びない。「またやるらしいけど次は出そうか出すまいか。」ってなるよね。

そしたら七色ロードがだんだんちっちゃくなる。
宣伝不足か企画の魅力か。

年一のイベントではなく目指すは定期市なので、本来は商品、商店街の魅力でお客さんを呼ぶべきながやけどね。

まぁ、すぐそこに次が控えてるのでしっかり反省して考えてやってみてまた反省してまたやろうぜ、ってことです。

七色ロード全体も職人ストリートも七色のミッションもまた挑戦する場所は構えてくれちゅう。あとはどう活かすか。

過去2回が順調だっただけに見つめ直す良いタイミングがもしれません。

儲けんき離れるのか儲けるように変えて行くのか。
関わる人みんなの意識。

がんばりどころ。

次回は6月17日(日)。
何色の巻?

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先週から若き鍛冶屋さん(26歳)がうちの工場に勉強に来てます。長野から。2週間。今回で三度目の修行。高知まで来るって意欲がすごいと思います。仕事を教われる環境にないという悩みの方が強いのだろうけど。とっても真面目にやってます。

修行ついでに29日(日)の『職人ストリート』にも一緒に出てお手伝いしてもらいます。

心意気がひとつ増えた。

イベントでのお客さんとのやりとりや商店街活性化みたいなものにも触れてくれたら勉強になるはず。
工場から外に出たはさみ屋を見てどんな感想をくれるかなぁ。

ついでにここで29日に課される『七色のミッション』の全貌を明かしておきます。

・ヒゲそりジャー(散髪職人)
・たっかいたっかいところに登れ!(植木職人)
・この木なんの木?(植木職人)
・元気な声で3つ売れ!(ポン菓子職人)
・1㎏のしょうがを量りとれ!(根菜職人)
・包丁シャキーン(鍛冶職人)
・これ何切るが?(鍛冶職人)

の七つです。

楽しそうでしょ。

クリアしに来てください。

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昨日は久しぶりにのんびりしました。昼寝も。一日中ぐうたら。

この春中学生になったりんくん。職人ストリートの仲間である植木屋さんの娘さんとクラスメイトになりました。小学校は別々の校区でしたが中学校は一緒になるね、って言ってたらクラスまで一緒。

その娘さんからの話を植木屋さんから聞きました。

「一年生の教室の窓ガラスを端から端までコンコン叩きながら廊下を歩く三年生とかおるみたいっす。うちの娘がびびってました。大丈夫やろうか。」

娘さんは小学校とは違う新生活になかなか緊張しちゅうようです。
うちにはお兄ちゃんの時の経験があるのでりんくんに何の不安もないけれど。

家に帰ってりんくんに聞いてみました。

「ガラスを叩いてちょっかい出しながら歩く三年生がおるらしいね。」

そしたら隣の人から答えが返ってきました。

「あー、それ俺かも。」

噂の不良三年生の正体はうちのお兄ちゃん。

ちょっと素敵な話。

かっこいいなぁ、涼太。

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前回書いた『によどがわ七色ロード~恋色の巻』にてもうひとつ新しい企画。

『七色のミッションをクリアせよ!!』

職人ストリートに出店するそれぞれの職人さんから与えられる課題をクリアしてご褒美をもらおう。ご褒美は土佐ジロー卵のソフトクリーム。

対象は小学五年生以上。
3人一組でチャレンジ。
参加費300円。

思惑としては
「子供たちに職人さんのちょっと難しい仕事を体験してもらって達成感と大人のすごさを味わってもらう」
です。

「どうなや。俺ら簡単そうにやりゆうけどやってみたら難しいろ?」です。

「集中せんといかんで。集中せんと手ぇ切るで。血ぃ出るで。」です。

2月に出席したセミナーにてグループワークでみんなで作った企画です。その時の様子はこちら

体験してもらう内容は実現可能なものにアレンジしましたが(畳担いで50メートルダッシュは今回は見送り)、企画やタイトルはその時のまま。

本当にやっちゃいます。

虎視眈々と実現目指して準備してましたが、開催10日前に問題発生。

今回出店する職人が7人に足らない。5人…。みんな忙しいがやね。
あー。『七色のミッション』ってタイトルに入っちゅうのに…。ポスターにもしっかり載せてくれちゅうのに…。

職人ストリート以外の商店主さんにお願いしようかとか考えましたが、出来れば職人ストリートで完結したくて植木職人さんに相談したら良いミッションをひねり出してくれたので植木屋さんと自分が2つずつやることにしました。これで7つ。

今回だけじゃないしね。
次もまたやるし。
今回出れない職人さんのためにも、しっかりと「大人すげぇ」って思わせなければ。

普段は触れる機会のない自分たちの仕事を子供たちに知ってもらう場所になればいい。

未来のお客さんですから。

当日の受付とミッションクリア証明書のデザインは観光協会のあおきさんに押し付けることに成功しました。あの日あの時一緒に企画を生み出した仲間やきね。巻き込んでみた。

あとは遊びに来てもらうだけ。

4月29日(日)
いの町商店街にて

ぜひ。

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大人の男の人4人の前で自分のしてきたことを説明してたら2回くらい泣きそうになりました。
涙はこらえたけれど。
伝わったかなぁ。

4月29日(日)いの町商店街にて三回目になるイベント『によどがわ七色ロード』が開催されます。

今回のサブタイトルは『恋色の巻』。

5月の3~5日に毎年仁淀川の河原で行われる『紙のこいのぼり』のプレイベントという位置付けなので恋色の巻。ナイス。

夜な夜な集まって着々と準備中。

恋色にちなんで新しいアトラクションを作ります。

『おみくじ恋のぼり~鯉に恋して恋愛成就』

装置は出来つつあります。
装置の設計責任者は町の若き散髪屋さん。

おみくじ引きに来ませんか?

大吉や中吉だけでお茶を濁すつもりはありません。凶や大凶もきちんとありますのでご安心ください。

町を楽しくしたいやつらが時間削って真剣にふざけてます。ほんとに楽しい。
僕はもっともっとふざけた方が遊びに来た人にも楽しんでもらえると思うがやけど、きちんとした人にちょいちょいブレーキかけられたりしてます。

恋が叶うとは約束出来ませんが、きっと楽しめるはずなので、是非遊びに来てください。

4月29日(日)
いの町商店街にて。

お待ちしております。

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一昨日、外回りの一日に吾北までドライブしたついでにある作り手さんに会って来ました。

以前にも会って話したことのある、ものづくりをきちんとしている若い人。

前に会った時より忙しくなって名前も売れて仕事も選んでる感じ。

ダメもとですが、心意気があるのはわかっているので『職人ストリート』の話を出して誘ってみました。

「今はそういう場所に出て行くより、がっつり作りたいがです。自分が作りたいものを。」って返事。

すごく気持ちがわかる。

工場にこもって作り込むことだけでは許されないとこまで来てしまった僕にはちょっとうらやましい。

でも怯まずに『職人ストリート』の内容と自分の思いを伝えて時間あったら覗きに来てって言いました。

ちょっとは興味を持ってくれたと思います。

前回会った時は

「一人でやるのは大変やろうけど自分の目指すものを自分が思うように作れていいなぁ…。」って思いました。

今は違う。
そういう気持ちはなくなった。

今うらやましいのは、あちこち出て行くことなく宣伝とか余計なことに時間を使うことなく、商品のクオリティーだけで勝負できる環境まで行けてるように見えること。

仕事の質でいろんなものを引き寄せる。理想。

最近「おろそか」って言われて凹みました。
そう見えるかもしれんけどそうじゃないよって思いながらも、凹むってことは自分でも思うとこあるがやろうね。
じゃなければ「そんなことないよー。」って堂々と反論できたはず。

でも彼と話して確認できたのは

「いろんなことに時間とられて出来上がる数には影響があってオーダーしてくれたお客さんを待たせてしまったりしゆうけど、ひとつひとつの品質は決しておろそかにしてないよ。」ってこと。

自分とこで作ったもの、作り方が最高だなんて未だかつて思ったことないけど、今自分が知っていてやるべき作業、気をつけるべき工程は目一杯やれゆう。抜いてない。

2年と半年分の相手の進化と同時に自分の変化にも気づくことが出来ました。

今の目標は、作るのに没頭するにしろ外向けて発信するにしろ、やりたいことを見つけた時にやれるスペースを空けること。

今はいっぱいいっぱいです。

いっぱいいっぱいの中がんばるのも必要と思ってやってきたけどそろそろ次のステージへ、とかまたかっこつけて考えています。

余計なことに時間とられて忙しくて悶々としてて愚痴っぽくなりそうでブログも書きづらくなってましたが前向きになれました。

会いに行って話出来てよかったです。

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