鍛冶屋日記

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鍛冶屋志望者現る☆
昨年秋の経験(→こちら参照)があったのでちょっとスムーズに対応出来ました。うまくいってもいかんでも経験しちょくことって大事やね、本当に。
面接をして、こちらの現状や仕事の内容などいろいろ話して返事待ち。
東京の22歳男子。
はさみ屋雇用を生み出せるのか。
いの町への移住者を作り出せるのか。
乞うご期待。

思いもしないことが起こるなぁ。

話は変わって今週末いの町のオススメイベント『en』をご紹介。

今回は出店者ではなく完全にお客さんです。
観光協会主催なので「笹岡さん売りに来てもいいですよ。」って言われたけれど、ちょっとはさみ屋とイベントが似合わんかなぁ、と思ってお客さんになることを選びました。

こういうイベントにも出店者として出て行ける雰囲気を身に付けたいです。

「職人、カッコいいっすね。」ってのは時々言ってもらえることはあるけれど、その先へ。
「職人、オシャレじゃん。」まで辿り着きたいです。

とにかく楽しみなイベントです。
mowちゃん頑張ってます。
いの町観光協会もやる気です。

会場はちょっと遠いけれどドライブがてら遊びに行ってみてください。
絶対気持ちいいしきっと楽しい。

詳しくはこちら。
en~灯りと自然と音楽と~

よろしくお願いします!

店舗改装。
これについて書いてなかったので書きます。
改装終わってお店の中がきちんと片付いたら書こう!と思ってたけれど一向に片付く日が来ないので片付けるのは先延ばしにして書きます。

改装工事が終わったのはもう半年前。
始まりは1年前の補助金申請から。
この時→『現状分析と今後のプラン

この申請がめでたく採択されて着手。
看板デザインはドットとストライプのデザイナーさんに、看板製作と店舗改装はいの町商工会青年部の仲間に発注。

before

なつかしい。

after

素敵になりました。

結果として100万ちょっとの事業になりましたが、補助金が50万円。
補助金の話が無ければやってない。
ありがたいことです。
この改装の事案が出てくる前にはさみ屋を理解してくれているデザイナーさんと出会っていたこともすごく良いタイミング。

そして、大切なのはそんな補助金の話が耳に入る場所にいられたこと。アンテナ張って探してれば見つかるだろうけど、そうじゃなくても教えてくれる人がいた。そういう環境があった。これラッキー。いの町商工会の会長さんと指導員さんのおかげです。

申請書作りに半日、実行報告書作るのに半日、苦手なPCの前に座って文章作れば50万円もらえるがやきやらんとね。

だから職人チームのみんなに伝えました。
昨年申請直後にもみんなに話したけれど、今年も同じ小規模事業者持続化補助金が出たのでもう一回伝えました。

「こんな使いやすい補助金があるよ。申請書を作るだけでも自分の仕事を見つめ直すいい機会になるし。出来る限りチャレンジしようぜ。」

はさみ屋今年も再び申請。
めでたく2年連続採択をゲット。
今度はショーケースを作ります。

今まで刃物が売られていたのとは違う場所に刃物を並べてもらうためのショーケース。
ホームセンターや金物屋さんではない従来とは違う場所(お店)で売ってもらう。これにはすごく可能性を感じてます。楽しみしかないっす。

そして職人チームの仲間も申請した5人全員が見事採択を勝ち取る。みんなのやる気と商工会さんのバックアップ。すごくいい流れが出来ゆう感じ。

職人チーム、チャレンジしてます。
みんな動いてます。
もちろんこのいただいた補助金をどう売上やお客様獲得に繋げるか、それが一番大事なことやけどね。

きっと結果出ます。

ご期待ください。

今年もG.W.は有田の陶器市へ。

昨年の感想はこちら
そしてその後のこんな流れ(from 有田)で会場主の宮司さんと仲良くなったこちらの植木屋さんも今年は一緒に佐賀へ。
昨年より経費削減のため行きは夜中移動。夜8時出発でドライブ・フェリー・ドライブで朝6時過ぎに到着したら雨でした。

かなり降っていたので出店は会場の陶山神社の社務所内に変更。中に入ってしまったのと雨でお客様も少なかったのでのんびり過ごす。眠かったし。

そこに有田地元のケーブルテレビさんの取材が来てインタビューを受けました。これはスリランカの商品をPRするシャナハンさん。

今年は刃物だけでなく土佐和紙やポン菓子も持って行ってたので高知をいの町を有田のみなさまにPR。


スリランカといの町が隣り合わせに置かれている佐賀県の神社の社務所です。
そんなこんなでのんびり1日目終了。

2日目。
良い天気。良い天気の陶山神社の雰囲気はやっぱり最高でした。
朝一で参拝しておみくじ引いたら『大吉』でさらに気分良し。

昨年も一緒に出店していたうどん屋さんが研ぎ直しを持って来てくれたり、今年初めて会った革細工屋さんやマッサージ屋さんや雑貨屋さんが包丁を買ってくれたり。本当に出店者さんがたくさん買ってくれて、他にも「今度買います!」とか「大きさ検討して連絡します。送ってくれますか?」(by シャナハン)とか。

前日取材を受けたケーブルテレビの放送を見てくれたお客様がデザイン包丁を買いに来てくれたり。取材効果で『SANUKI no MEGUMI(ドット)』お買い上げ。

さらに、イベント主催者の方がfacebookに写真載せてくれたらオーストラリアにいるお友達から「こちらで売ってみたい。お取り引き出来ますか?とりあえずサンプルとして3つ売ってください。」って。Skypeなるもので直接話して商品見てもらって選んでいただきました。うちの包丁オーストラリアに行くみたい。

他にも「facebookを見たケニアの友達からこっちの飲食店で使いたいって連絡があったけどカタログあります?」って言ってもらえたり。カタログがないことをお伝えしたら「じゃあ、写真撮って送っときます。」って。

すごいなぁ。陶器市期間中の陶山神社はとってもグローバルです。スリランカやオランダや中国の方が佐賀弁や長崎弁をしゃべってます。それが世界に繋がってます。

今年もたくさんたくさん素敵な人達と出会うことが出来て、幸せなゴールデンウイークでした。みんないい人ばっかり。

あ、有田に来るきっかけを作ってくれた福岡のいい人もわざわざ会いに来てくれました。ご家族連れで。
いの町のみなさん、土佐和紙逓信局の一筆箋、花村さんに届きましたよー。

この旅で一番心に残ったエピソード。
海外のお菓子や飲み物を売るブースにいた最近有田に移住したというオランダ人の女性とお話ししてる時に出てきた言葉。

「有田は素敵よー。かわいい町だし。」

『かわいい町』ってすごいでね。

初めて聞くフレーズ。
そしてすごく納得のフレーズ。
また行きたくなる町。

町がどうこうよりも、やっぱりそこに住む人、そこに集う人に魅力があるからまた行きたくなるがやろうなぁ。その先に住みたくなったり。いい町です、有田。

また言うけど、みんないい人ばっかり。そしてみんなこの場所が好き。

こんな風に有田は今年も素敵でした。
有田のみなさま、お世話になりました。
また行きます。

最後にホテルへの帰り道に迷って偶然行き着いた有田ダム。美しいダム。

半年前にご注文いただいたふるさと納税の仕事をようやく全て消化して、少し落ち着いたところです。ふるさと納税の威力恐ろしい。恐ろしくていろんなところにしわ寄せが来てるのですごく悩んだけれど、今年度もやります。もうすぐオープンする予定。

高3と高1の息子達が大学進学しても浪人しても留年しても大丈夫なくらい稼がんといかんきね。一浪一留までは責任持たざるを得ない経歴です。あの時は何にも考えずに浪人したなぁ。ドラフト5位に納得いかずに浪人して遊んで遊んで実力を落としてドラフト6位で同じ球団に入るみたいな無謀な経歴。今となっては過去のおもしろエピソードやけど親はたまったもんじゃないよね。そんな時代や経験があったらからこそ今がある、って言ってもらえるように日々頑張っております。

稼ぐと同時に品質も守らんといかんので、もう少し計画的に仕事出来るように頭を使おうと思います。無制限に身体が使えたらいいのになぁ。

まだまだお待たせしているふるさと納税以外のお客様もおられますので、働いてはいます。一休みしてる訳ではなく一息ついただけですのでもう少しお待ちください。

もう一つ、町の力のお話。
地元いの町がこの春パンフレットをリニューアルしました。

タイトルは『ふわふわ

↑ここから見られます。Web版。

素敵な場所の紹介がたくさん。いの町にいながらいの町に行きたくなる記事がいっぱい出てます。行ってみよう。

ここにはさみ屋の包丁も載っけてくれてます。18ページ。

「キレ味抜群で器量良し。」

町の公式観光パンフレットに商品とお店の連絡先を載っけてもらえる鍛冶屋もそうはおらんでしょ。だいぶうれしい。
あちこちで配りたいと思います。

こんな風にして町に活かされ町を活かして。
この恩恵がもっともっといろんな人に届いたらいいなぁ、と思って夜な夜な会に出たりミーティングしたり。
やったらやっただけ何かに繋がるよってこと。伝わればいいなぁ。

なかなか難しいけどね。
やりますよー。

そんなことばっかりしよらんとその時間使って商品作れば?って声もちらほらありますが、それは聞かないふりをして。
だってそんなことばっかりやって仕事作って来たがやもんね。

やりますよー。
やりましょう。

年度末が過ぎ新年度が始まっても相変わらずいろんなことに追われる日々。
もう一踏ん張りで大きな一区切りなのだけれどなかなかそこに辿り着けません。頑張れ、俺。

先日お電話にて植木鋏のご注文をいただきました。
その時に研ぎ直しについて質問されました。

「今使ってる鋏(他社製品)も研いでもらえますか?」
「やりますよー。」

で、めでたく研ぎ直しのご依頼。

「一週間くらいあれば出来ると思います。」って言ってたのに遅れて10日程経ってからの発送になったので「予定より遅くなって申し訳ありません。」ってお手紙を入れてお返ししたらこんなお手紙が届きました。

下関より。

やさしい。
うれしい。

仕事を依頼してもらって、代金いただいて、その上気遣ってもらって、お礼を伝えてもらえる。

こんないい仕事ないなぁ。

新品のご注文もいただいてますので、頑張ります。

凜くん、中学卒業。
そして高校合格。

高知商業の社会マネジメント科で世界や地域のためになる人材に育成してもらえるらしい。楽しみ。

そんな受験や卒業や合格発表を見守りながら仕事しつつ先週は確定申告。
昨年までは両親に任せていたので初めて自分でやってみる。新しく手に入れた会計ソフトを駆使するつもりでしたがこれは早々にあきらめる。使いこなせず。
それでも商工会さんや国税庁や親父さんの助言を受けながらなんとか終了。
出来るもんやね。来年からは大丈夫な感じ。
あ、やることがまた増えた。

それでもいろいろ一区切りついてホッとひと息。
ちょっとヌケガラな状態です。

時間に余裕が出来た訳ではないけれどこのひと息つく隙に少しずついろいろ整理していきたいと思えるとこまで来ました。
年度終わるまでもう少し。

来週日曜日は母校へお掃除に。

「忘れてないよ」
ってことだけで良いと思ってたけれど、それしか出来んと思っていたのだけれど

「忘れてませんからね」
って伝えようとすることも大事なのかも、なんてことを思い始めました。

春です。

年度末の大変さ、初めて実感してます。

「世の中に寝るほど楽はなかりけり、知らんあほうが起きてはたらく」
名言や。

2月が28日しかないことに気づいてあわてる。
今週末はイベント出店で金曜までしか仕事出来ないことに気付いてあわてる。

そして凜くんの高校受験まであと1週間。
残業したい気持ちを抑えて残業しなければならない状況に目をつぶり、毎晩毎晩一緒に勉強してます。今さら焦る家庭教師と受験生。受験生はあんまりあわててないかも。

鉈の研ぎ直しを持って来てくれたお客さん。
「うちの女房がおまんのことをうんと気に入っちょらぁよ。」

ん?何した?俺。

「伊野商業で講義したことがあったろ?あの時刃物のこといろいろ教えてもろうたって。」

あ!サマーセミナー!

伊野商業さんが企画するセミナー形式の学びのイベントに職人仲間と参加しました。
植木屋さんとクリーニング屋さんと一緒に職人として仕事に関するお話をしました。3人で一コマの講座を担当。

あの時奥さまが聞きに来てくれてたんですね。
もう1年半も前のこと。

「それにこの前、伊野駅前で売りよったろ?」

はい、いのえきマルシェ。
この前の日曜日でした。

「そこで見かけてなんか買おうかと思ったけど買えんかったき、今日初めて来てみたがよ。」

ありがとうございます。

・奥さまがサマーセミナーで鍛冶屋の話を聞く
・家に帰って旦那さんに話す
・旦那さんの頭に残る

そこから1年半

・偶然伊野駅で奥さまから話を聞いた鍛冶屋を見かける
・3日後、欠けた鉈を持ってご来店

ながーい熟成時間をかけてお客様になってもらえる。
自分で作って自分で動いて自分で売ってる醍醐味です。あちこちに出かける意味。

動くこと全てに意味がある、ってまた思わせてもらえました。
サマーセミナーなんてそんな効果考えてないもんね。お世話になってる伊野商業さんが声かけてくれた、じゃあ何かやってみようか、って感じやったなぁ。

そしていのえきマルシェが最後の一押しに。
なんとなく頭にあった鍛冶屋を見かけたことで「行ってみよう」になってくれた。

また繋がりました。

これでしっかり研ぎ直して納得してもらえたら、もうこのお客さんは次刃物が必要になったらはさみ屋が頭に浮かぶはず。大丈夫。

本当にきちんとうまく繋がってくれる仕事です。
1,000円の研ぎの仕事ですけど、これが一番大事です。

なんとかお店まで来てもらうこと。そのためにまず知ってもらうこと。何度も何度も見てもらって認識してもらう場面を作ること。こう思ってイベント出店を繰り返す。売りに行くより知ってもらうために行く。
そして、今、テレビや新聞やタウン誌に載っけてもらって認知してもらう場面が飛躍的に増えました。そうやって覚えてもらう。
「あそこに鍛冶屋がある。研ぎ直しもやってくれる。」
次必要になった時に思い出してもらう。
そうしてやっとお客様になってもらえる。
もらえない場合もあるでしょう。

でも、それを続けることがやっぱり大事だなぁって実感させてくれるエピソード。無駄なことなんてない。だからどこでも出て行ける。

そんなきっかけの場所に、知ってもらう最初の出会いの場になってくれたらなぁ、ってところが『職人ストリート』。

若い職人さん達にそういう意識で出てきてもらえたらいいなぁ、と思います。

今週土日、いの町商店街にて『かみのひな祭り』の一画で『職人ストリート』開催します!

いろんな職人さんに、心意気に出会いに来てもらえたらうれしいです。

よろしくお願いします!

同級生の友達が転職します。
転職というよりステップアップ。
職種は同じでより大きな仕事の出来る大きな会社へ。

43歳で高知を抜け出し東京へ勝負しに行く。
かっこいいにゃあ。

今の会社(高知ではなかなかの大きな会社)の待遇とか仕事の内容に愚痴ってるのを聞くたびに
「やりたいようにやったらいいやん。出来んなら言うな。高い給料もらいゆうがやき。やってから言え。」みたいな対応して来たけれど。

やるとは思ってなかったなぁ。
本当に動くとは全然思ってなかった。

この歳になって同級生から
「東京で面接受けて来た。」
「内定もらった。」
「もう一つ結果待ち。」
みたいなセリフを聞くとは思いませんでした。

頑張って来たらいい。

仲良し同級生でしっかり送別会しました。

「ありがとう!でもこれから行く会社が高知で現場取ったらしいき最初は高知に配属されるかも…。こんなに見送られてえいがやろうか…。」

かまん、かまん。
また来月も一緒に飲めばいい。

勝負した姿を見せつけられて今思うこと。

「しんどかったら帰って来なさい。」

大きな舞台で成功するより、大きな舞台に上がる決意をしたことが大きいがやき、と僕は思います。
舞台は小さくても今までの時間を使っていっぱい積み上げて舞台の真ん中に立てるとこまで来ちょったのを捨てて一歩踏み出す。すごいこと。

「あの時告白しちょったら良かったなぁ。」ってセリフは言わなくて済むもんね。

楽しくなければ帰って来ればいい。
そしたらまた麻雀できるし。

どんなになってもおまえはおまえ。
俺らの中では変わりません。

大丈夫。
やりたいようにやったらいい。
赤五筒(うーぴん)通さんと上がれん時に勝負しただけ。
それで振り込んだらもう半荘やればいい。
いつまでも付き合います。
もちろん赤ウー通して国士上がればかっこいいけどね。

頑張って来い。

まぁ次から次へと書くことが。

先々週くらいに四国経済産業局さんからお電話が。
四国デザインサミット in 愛媛』へのご招待。

「この場でご自身のデザインとモノづくりに関してのご経験をお話しいただけませんか?」

前に出て話せと。
ずいぶんな大役。でもおもしろそう。キライじゃないです。

ただ、残念ながら日程が合わず。
2月28日は『いの町かみのひなまつり
に出店です。

なかなか経験出来そうにない場所。行ってみたかったです。いろんなお話も聞けたろうしね。
『職人ストリート』じゃなければ出店キャンセルして行ってたのになぁ。

数日後、また四国経済産業局さんからお電話。
今度はこちらへのご招待。
インターナショナルギフトショー

「こちらに四国経済産業局のブースを出すのですが、そこに笹岡さんのドットとストライプの包丁を展示させていただけませんか?」

もちろんOK。
って言うか是非お願いします。

「展示するメリットとしてはご来場の皆様からアンケートで商品へのご感想などを聞くことが出来ます。そして、ご来場のデパートなどのバイヤーさんでご興味を持っていただけた方とのお取り次ぎはさせていただきます。」

後半にちょっと不安があったので質問しました。
「もし万が一、気に入っていただけても生産能力の問題で、お取引にはならないかも、って言うかたぶんデパートとかとお取引するのは無理なんですけど、それでも出品してもいいですか?」

つまり、初めからあんまり売る気ないのに出していいものか。間違いなく作れんもん。

「あ、それは大丈夫です。」

という訳でデザイン包丁4種類と取り上げてもらった雑誌と新聞のコピーとデザイナーさんが作ってくれたPOPを東京へ旅立たせました。

水・木・金とギフトショーでお披露目です。楽しみ。

もう一つこんなエピソード。
しょうがの女神・森島さんのブログに再びドットとストライプが登場。

「今度マツコデラックスさんにお会い出来るかもしれないので、もしお会い出来たらプレゼントしたいんです。」ってストライプをご注文いただいてお送りしたのが昨年末。
結果はこちら→森島さんのブログで。

残念ながら届かず…。惜しい。

けど、デザインがどんどん見たことない場所に経験したことない大きな世界に連れてってくれます。
自分は何にも営業してないのに。

すごいなぁ。

置いて行かれませんように…。
てか、引き留めゆうなぁ。
自分の生産能力が。

まぁ仕方ない。働きます!

今年はまだ指切ってません。血ぃ流してない。カットバン使ってない。1ヶ月。素晴らしい。

はさみ屋、高知のタウン誌に載っけてもらいました。
東京から帰ったら発売中でした。

『ほっとこうち・2月号』

「おらが町のスター」のコーナー。
158ページです。
いの町代表。

「ほっとこうちさんからいの町特集のお話をいただいてるんですけど紹介していいですか?」by観光協会

「いいよー。」

こんな軽い感じで取材が決まったのだけれど、出来上がりを見るとなんだか感慨深くてうれしいです。

「おらが町のスター」
・mow candle
・畑山ガーデン
・浜田兄弟和紙製作所
・刈谷農園


そこにはさみ屋。
このメンバーに紛れ込めたことがうれしい。

畑山ガーデンさんはまだお話したことがないのだけれど、まっちゃんやmowちゃんや浜田くんと話したりそれぞれの動きっぷりを見てきて

すごいなー
やりゆうなー
先行きゆうなー
かっこいいなー
こうならんとなー

ってずっと思ってきたので。

周りから話を聞いたり実際会って話をしたり、見習って刺激をもらって自分の仕事に置き換えて考えてお手本にしてきた対象の人たち。
そこの列に並べてもらえた感。

うれしい。
そんなことを一人感じてます。

mowちゃん、5年半前にお店を訪ねて初めて会って話したキャンドル職人。
それからしばらくしてから、吾北で作られたキャンドルがデパートで売られててびっくりしてたら神戸に支店出しちゅうし。
「この仁淀川が流れる吾北で作ったキャンドルを都会の人に届けたかったんですよー。」って。
自分で仕事を作り出してそこから販路を作ってイベント作って。本当にすごいと思います。
最近会う機会が増えて会うたびに熱い話を聞かせてくれます。

浜田くん兄弟、和紙職人。
いろんなとこから話を聞けば聞くほど土佐刃物業界と同じで、様々な問題を抱えながらそこに手を打つこともないまま衰退しつつある土佐和紙業界。伝統工芸はどこもそんな感じながやろうねぇ。そこでしっかり自分の色を出して自分の道を進んでる感じ。
昨年ようやく会うことが出来て話をすることが出来ました。やっぱり先行きゆう。

まっちゃん(刈谷農園)は一番身近に存在する農家さん。
農業はお手本です。僕はそこに学ぶべきこといっぱいあると思ってます。言い過ぎかもしれんけどおそらく最も衰退していて後継が作れなくて困ってる業界。そこで「作り手の顔を出して売る」とか「品質にこだわって作る」とか「作って加工して売るところまでまでやる6次産業化」とか。見習うべきとこいっぱいの業界。
自分のやりたいことを親父さんに説明する時によく例えに出したなぁ。
「農家さんだってJAさんに卸すだけじゃ先が見えんなりゆうやんか。自分の顔出して売るとか自分で販路開拓するとか、大事やろ。」
「農家さんだって品質にこだわったとこだけしか生き残れんと思わん?」
そんな新しい農業の先頭を走ってる感満載のまっちゃん。
いつもいろんな場面で一緒に楽しんでます。

本当いの町を代表する熱い職人な方々です。
そしてみんな年下。
年下やのにお手本。
さらにみんな自分の町が好き。
話してみたらわかるけど、これはもうびっくりするくらい好き。

『ほっとこうち・2月号』いの町特集、是非ご覧ください。
そしてmowcandleとか浜田和紙とか刈谷農園とかを覚えちょってください。
この先きっとどこかでまた出会えます。
出会ったらきっと得をします。

「あれ?はさみ屋は?こんなもん?」
って言われんように頑張ります。

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