へぐり包丁

またまたオファーがありました。家庭教師の。中学二年生だそうです。大人気です。塾開こうかにゃあ。

あえて言いますけど、僕は鍛冶屋です。

鍛冶屋ですので、こんな包丁の注文がありました。

刃渡り10㎝くらいの小さな包丁。背中のカーブが重要とのこと。

土佐和紙の町いの町の役場の職員さんから(夏にお祭りの実行委員長やった効果やね)

「和紙の原料である楮(こうぞ)の皮をへぐる(剥ぐ)包丁」

『いの町雇用創造協議会』というところがお年寄りにアルバイト的に木の皮を剥いでもらうそうで、見本を借りて10丁作りました。
取りに来こられた時にまた10丁の追加注文。

数日後に追加分が出来たことを連絡すると
「刃がまっすぐの方が使いやすいようです。」

この前お渡ししたやつを使った後のご意見。
「んー、出来上がっちゅうがですけど…。」

「遅かったか。じゃあ取りにいきます。」

その後その包丁を見てくれた別の方からまたご注文。また20丁です。

今度は『ふるさとの楮を守る会』さんから「見本持って行きます。」って作ったのがこれ。(左が見本)

初めにやったのと微妙に形がちがいます。今度は刃のラインのまっすぐさが重要らしい。
「このラインが丸過ぎると使えんき。」
って言われたので、初めの20丁の役場の職員さんに連絡しました。

「○○さんからも注文もらったんですけどやっぱり刃のラインはまっすぐ目がえいらしいです。この前の20丁直しますのでかまん時に持って来てください。」

そしたらすぐに持って来てくれました。
やっぱり使い辛かったがやね。

で、刃のラインをまっすぐ目におとして砥ぎ直したのがこれ。

わかりにくいかにゃあ…。完全な直線ではないけどだいぶ丸みはなくなりました。

せっかくうちに注文もらったのに「使いにくいのう…。」って思われるのはよくないことですき。

それからまたご紹介で別の二人の方から個人的に5丁づつご注文いただきました。あっという間に仕事が降ってきます。

兎にも角にも、これで『へぐり包丁』(形は2種類)がレパートリーになりました。

が、どこへ宣伝してどこへ営業かけたらえいかわかりません。ほんのひと月で50丁になる需要はあるみたいですけど。

口コミ以外ない話です。

でもここで一応宣伝しましたので、楮(こうぞ)の皮をへぐる方、おられましたらご注文ください。

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