鍛冶屋日記

月別: 2022年1月

百合は猫にとって猛毒なので、猫のいるお家には百合を置いてはいけないらしい。葉っぱをかじっても花瓶の水を舐めてもユリ中毒にになるそうです。
そこに野生の勘はないがやね。

 

お客さまからのいただきもの。

その一
鎌と包丁を研ぎ直しに持って来てくれたお花屋さん(鎌が18丁もあったのでお花農家さんなのかも)が研ぎ代10,400円をお支払いいただいた上にユリをプレゼントしてくれました。
「ただ束ねただけですけど良かったら花瓶に挿してください。」


何日くらいで咲くがやろ。楽しみ。

その二
お母さまが40年ほど前に買って使っていたという柄の朽ちた包丁を持ち込まれ、研ぎ直しと柄の付け替えをして1,200円をお支払いいただいたお客さま。
今日取りに来られて「ありがとうございます。それからこの前お支払いしたお代が想像以上にお安くて申し訳なかったので、これどうぞ。」ってビールとノンアルコールのレモンサワーをプレゼントしてくれました。


お酒飲める、お酒飲めない、両方に対応した細やかなお気遣い。
申し訳ないのはこちらです。

お仕事を依頼されて働いてこちらが決めたお値段をしっかりもらった上に、時々こんな素敵なことが起こります。
(この前広島からお土産持参で包丁の研ぎを持って来られた方もいたなぁ。)

 

 

これほど恵まれてる仕事はなかなかないと思うので、みんな鍛冶屋になればいいと思いました。

 

 

 

あけました。

作って研いでしていたらいつの間にか50歳になり、2022年が始まってます。麻雀も出来ないまま年を越してしまいました。

 

お伝えせんといかん昨年の出来事があるのでご報告。

高知新聞にはさみ込まれるフリーペーパー『K+(ケープラス)』さんに載っけていただきました。

こちらから読めます。

https://www.kochinews.co.jp/article/detail/523043

もうひとつ、いずみの病院さんが発行されてる広報誌にも載っけていただきました。

こちら↓

http://www.izumino.or.jp/info/prm_izumino/202112prm.pdf

 

ほとんど同じ時期に取材をうけたし、話したのは僕なのでだいたい同じ内容になってます。

取材を受けるごとに、過去にやってきたことが確立されたり美化されたりアップデートされるように感じてます。

 

どちらも宣伝効果抜群で真っ直ぐ売上に繋がってくれました。

お店のショーケース空っぽです。包丁も鋏も並んでません。本当に。史上最大に空っぽです。

 

そんな風に忙しいのだけれど、伊野中学校から「キャリア学習講演会」の講演依頼を受けて中学生の前でしゃべってきました。11月の終わり、東京に出発する日の午後でした。

 

過去の記事『寄稿依頼』にも書きましたが、

中高生に伝えたいことなんて本当にRADWIMPSが歌ってるように

「大切な友達との仲直りの仕方とか大好きなあの子の振り向かせ方とかばっかり考えよっていいよ。」だと思ってるので仕事に就いたきっかけや日々のやりがいの話のあとにそのことを伝えました。

「友達を大切にする」「好きなあの子にどうやって好きになってもらうか」をしっかりがんばることって全ての仕事に必要な、一番大事な素養だと信じております。

 

しばらくしてから、話を聞いてくれた中学生の男の子からの感想が届いて

「友達を大切に」って聞いてかっこいいと思いました。

 

ちょっと文脈おかしい気もするけれど、「かっこいい」ってこの世で一番の褒め言葉だと思ってるのでめちゃくちゃうれしかったです。

 

もっとかっこよくなれるように仕事も仕事じゃないこともがんばりますので、今年もよろしくお願いします!

 

 

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