鍛冶屋日記

年: 2010年

家のパソコンがぶっ壊れたので仕事場(実家)のパソコンで年賀状を作らなければならなくなりました。

場所が移っただけでなく作る人も変わります。今までは全部奥さんにお願い、おまかせしてたので。

午前中は火を焚いて、この寒い中汗かいて鋏作りましたが、いよいよ切羽詰まってきたのでお昼からちょっとやってみるかってことで取り掛かってみました。

ダウンロードやらインストールやらたまらなくキライです。うまくいかなくて何度となく投げ出しそうになりましたがなんとかうさぎのレイアウトも決まり、宛先リストも全て打ち込むことができました。

やれば出来る子。

13時間かかりました。

明日印刷します。

うまくいきますように…。

仕事がどんどん増えるにゃあ…。
りんくんが借りてきてくれた「ONE PEACE」も読まんといかんのに。

事務員さん雇いたい。

でも、そしたら俺の給料無くなるね。

そう考えたら夜なべした甲斐もあるじゃんか。

うん、全部やりますよ、全部。

パソコンも駆使するし、漫画も読むし、麻雀もする。
そしたら2010年も終わる。

めでたし、めでたし。

.

パソコンが壊れてしまいました。復旧には少しかかりそうです。

ホームページからのお客様には大変ご迷惑をお掛けします。
ご注文は受けることができますがお問い合わせのメールは見ることが出来ません。お返事など遅れるかもしれませんので一応この場を借りてご報告しておきます。

あー、年賀状…。

今日は凜くんの期末懇談会で奥さんが学校へ。

以下、先生の凜くんへの評価。

「成績アップ、意欲的に取り組んでいた、クラスのムードメーカー、やさしい、人気者」

これ以上誉めれんばぁ誉められまくりだったそうです。

さすが凜。

それから先生から教えてもらったエピソード。

前置きとして、凜くんは『はさみ屋Tシャツ』を普段使いしてくれてます。はさみ屋Tシャツについてはこちらをご覧ください。
「土佐打刃物」と「はさみ屋の銘」を背中に背負って学校に通う五年生です。
僕はイベントの時しか着ないので、凜の宣伝効果は数十倍だと思われます。
いまどき「あいつのオヤジは○○屋」ってこれだけ知れ渡ってる小学生もめずらしいにちがいない。

それを踏まえて読んでください。

ある日の宿題、図形をハサミで切ってくる、という宿題をしてなかった言い訳が

「家にハサミがなかった。」

素敵。

しかも、しっかり『はさみ屋Tシャツ』を着て

「家にハサミが…」

で、先生大爆笑。

隣のクラスの先生(去年までお兄ちゃんの担任の先生)も大爆笑で

「刃物屋の息子が何言いゆう~」ってツッコまれたらしい。いやいや、先生、刃物屋どころかはさみ屋ですき。

さすが凜。

プロや…。

ファンタジスタです。

お家にハサミ買えるようにがんばってはさみ作るきね、凜。

.

日曜日は鴨田FCのクリスマス会でした。親子サッカーでは3点ゲットしてきました。上等。

五年生は20人くらいいるのでブルーとレッドに別れた2チーム編成。りんくんはレッド。やのにブルーが試合するのに親が足りんぜよ、ってことで両方に出場したら15分のゲームが4本連続。ポカリ飲んだらもう試合、という殺人的スケジュール。

なんとか走りきってぶっ倒れてたら通りかかったあるお母さんに「またバカみたいに走ったがやろ?朝と違う人みたいになっちゅうで。」って言われました。おっしゃるとおり。

それからカレーを三杯食べてりんくんとのPK対決。

もう五年生なので「一発で決めたらりんの勝ち。一本でも止めたら俺の勝ち。」って約束で勝負しました。

結果、一本目は正面に飛んで来たので止めてやりました。まだまだあまい。
二本目はゴール左隅のいいコース。横っ飛びで触ったけれど決められました。触っただけによけいくやしい。だからそっちはサードベースマンにとってはファールながちや。ナイスシュート。

さぁ、こうやってボロボロになるまで走って息子の成長と自分の衰えを実感できる機会も来年で最後です。

さびしい。

本当に、今からさびしい。

.

暇な日なんて来ないんだなぁと思います。贅沢なこと言ってます。
何時から会があるとか時間区切られないといつまでも働けるようになりました。やらんといかんこと、やりたいことだらけです。

「そんなに手間ばっかりかけてどうすらぁ。名人になっても飯食えんぞ。」

だんだん身に染みてきました。
やりたいようにやると疲れます。時間足りんし。

負けないように少し前にある本で見つけた言葉達を書いてみます。
「こだわり持って作ってます。食べてみて下さい。」って農産物や食品ばっかり売ってるカタログ通販本のキャッチコピー達です。
この言葉達を全て鵜呑みにできないくらいは世の中をわかってきましたが、参考にはしたいと思いました。

「あたりまえであること」

「まっとうであること」

「ごまかしがないこと」

「品質に応じた価格」

「一概にこれがおいしいとは決められない。だから自分が自信の持てる、納得のいく米づくりをした上で、食べた方がおいしいと喜ぶ声を聞きたい。」

「方法論だけではない、気持ちの部分が、やさしい味をつくりあげていく。」

「必要なことには手間ひまを惜しまず、余計なことはしない。」

良いと思います。見習いたいと思います。でも、ほんなら買うかっちゅうたら買わんがよねえ。高いし。

刃物もいっしょ。
そんな中で買ってくれた人に納得してもらえるかどうか、です。

こんな風に気持ちを込めたやり方で仕事して、しっかり稼いで、こんな食べ物を買って食えるようにならんといかんわけです。

結果出さんと正解じゃないわけです。

違うやり方で結果出して来た人を何にも成し遂げてないもんが「やり方変えよう」って説得する難しさを痛感しております。

説得より納得だそうです。納得させるには結果。

だから、ひとりでもやらんとね。

疲れるけどね。

明日はりんくんのサッカー部のクリスマス会です。親子対決です。やっつけてきます。むやみに走ってきます。

筋が切れたり肉が離れたりしませんように…。

.

ようやくようやくこの日を迎えました。
一年前から待ちに待った39歳です。

これから一年間は

「いくつ?」には

「ざんく。」です。

「ちっち」まで生きちゅうろうか。

来年は前厄なんだそうです。今年の夏頃に同い年のたいちゃんが

「来年前厄やき厄抜けに行こうぜ。」
って言うので

「厄年って何よ。俺には関係ないぜよ。孝一と行って来なさい。」
って答えときました。

見えないものをすべて否定する訳じゃないけれど、神様っぽい話は遠ざけて生きたいと思います。
神頼みしかない状況も簡単に想像出来るけども。
そのわりにAB型とか射手座とか好きながやけども。

前厄なんてものを迎えつつ、近過ぎるとおかずがぼやけて困る時もあったりしますが(コンタクト入った状態で老眼ってあるがやろか)、そんないろんなものに負けないように、それから、うっかり大人にならないように気をつけながら39歳もがんばっていこうと思います。

「いくつ?」

「ざんく!」

はよう言いたいちや。

.

最近は珈琲よりも紅茶を飲んでます。
カッコつけて漢字で書いてみたけれど自販機で買う120円の缶の中身の話です。

今日は松山市の商店街、大街道での売出イベント第2週目。
先週は売上ゼロでしたが今日は売上1500円。ひとつ売るのって大変ですね。それから包丁砥ぎ直し4丁で2000円也。
めでたし、めでたし。

これで今年の仕事関連のイベントは全て終了。あとは工場にこもります。

そんな中、仕事とは全く関係ない世界で新しいプロジェクトが動き始めました。
2009年の春に芽生えて今年の春にも少しだけ進んだ小さな想いを「そろそろしっかり形にせえや!」って見えない誰かに言われてる感じで動きだしました。動かざるを得ない、の方が正しいかも。いざやるとなるとかなり大変な、非常にデリケートな問題です。

けど、ある人に電話したことで内々の話だったものが間違いなく動き始めました。いや、動き出しちょったがやけど自分が行動したことで自分の実感として始まった、ってことやね。

このクソ忙しい中そんな暇あるがかよ、って思うけど、きっと「安請け合い」は性分ながやね。

それから、なんとなく「責任持ちたがり」やったり、俺ならできるし俺がやらんで誰がやる、って「自信過剰」やったり、ここは熱くなるべきところや、って「計算高さ」やったり、いつの間にか身に付けた「カッコつけ」なとこやったり、全部ひっくるめて「我為すべきことは我のみぞ知る」みたいな感じです。ブームブーム。過ぎ去りしブーム。

本当に大変そうなので途中で潰れて実現しないかもしれませんが、やれることはやってみます。うん、やれるだけやってみることにします。

眠たいのでまた明日。

.

ヨーグルトが目に入ったことありますか?僕はあります。水曜日の朝、松山市にて。

松山での売り出しは売り出しになりませんでした。売上ゼロ。来週火曜日も行くがやけど…。

3時に終わってから泊めてもらう友達の仕事が終わるまでお土産探したりしながら暇つぶし。

「今から帰るから先行っといて。」って電話もらってお家へ。

奥様に迎えられ「変わらんなぁ。なんやったらちょっと若なっとる。」って言われてほっとしたり、初対面の三年生のふうきくんに宿題教えたりしてるうちに創ちゃんご帰宅。

それから焼き鳥屋さんで四時間、家に戻って二時間、がっつり話しました。思い出話や今の仕事のこと。

地方の大企業で働く企業戦士になってました。出世欲や上昇思考を持ってバリバリ仕事してる感じ。あんなに新台入替巡りよった子がこんなになるのか。あの頃身に付けた勝負勘も活かされてるに違いない。

でもこの出世欲が全然イヤミじゃないのです。これはこいつの魅力なんだと思います。
上に取り入って上がるんじゃなくて上ときちんと戦って登って行ってる感じ。その上で認めてくれるエラい人がいたり若い子達に慕われたりしてるんだろうなぁ。

「上に行かんとなんも変えれんのよ。」
「もっと効率だけ考えて非情にやれたらうちの会社でかくなるんやろうけどね…。」
「後輩たちを幸せにしたい。そのお手本にならんといかん。『ついてこい!』って道を作らんといかん。」

かっこいいじゃんか。
仕事こなしてるだけじゃなくてしっかり仕事してますって姿。

もっとちっちゃいちっちゃい世界で勝負してる鍛冶屋もがんばろうと思いました。本当に逞しくなったねぇ。

また会いに行きます。

.

どんな道草にも花は咲く。

今日は5時半に出発の予定が5時半に起きて6時出発。遅刻することなく8時半に到着。

松山市の大街道アーケードにて『仁淀川フェア』

来週の火曜日(14日)もやります。二週続けて仁淀川、高知をPRしながら販売します。

松山に来るので昨日の晩に松山在住の大学時代の友達に電話しました。多分6~7年ぶり。

「明日大街道に売りに行くき。」

土佐弁が通じる香川大学出身の愛媛県人。いわゆるバイリンガルです。「今、何やっちゅう?」とかカタコトなとこはありますが…。僕は高松でも土佐弁で押し切ったので母国語しかしゃべれません。

9時から3時のイベントなので昼間暇なら会いに来なさい、ってつもりやったのに

「日帰りかや?泊まって行けやー。」
って言われたので泊まっていくことにしました。

あんまりあっさりご宿泊コースを薦められたので本当にあっさり「はい。そうします。」って言ってしまってました。

さすがは怠惰な学生生活をともに過ごした友人です。上家や下家や対面として365日のうち140日も一緒に朝を迎えた(数えてみて自分でも心からびっくりしました)仲です。そのうち50日くらい(これは概数)はカエルを目押しに行ってました。はい、正真正銘ニューパル世代です。

そうちゃん、それからじゅんちゃん(奥様も同じ学校、当時の彼女です)、一晩お世話になります。

問題は2人くらい面子が足りんこと…。

.

教え子かれんが短大に合格したことを彼女のお母さんから聞きました。正しくは元教え子。
よかったねぇ。おめでとう。
2年間思いっきり遊んでくることを期待します。

10月から新しい教え子に数学を教えています。自慢の息子、涼太くんに。

中間テストの数学で37点を記録してお母さんに「サッカーだけじゃいかんろ?サッカーしたい高校行けんなるで。」(彼のモチベーションはたいがいサッカーです)って言われたのでほったらかしはまずいにゃあってことでサッカーの練習のない週二回、一時間ほどの勉強時間です。

初めてのカテキョを終えた時の印象は「素材はピカイチ」。

思わず奥さんに
「期末で100点とったら賞金10000円」の契約を持ちかけました。契約成立。

すかさず涼太くんに報告。
「5000円ずつ山分けにゃ。100点とれーよ。」

それからひと月半が過ぎ、本日数学の期末テストでした。
「もう期末テストかー、時間が足りん…。」そんな感じです。
それまで見てなかった分の復習に時間を割き、今回の試験範囲の練習が足りてない。でも数学は積み重ねですから仕方ない。

期末の範囲は方程式と比例です。移項です。両辺に同じ数を掛けたり同じ数で割ったり。y=axです。原点を通る直線です。

理解はできた。ただ練習不足。冬休みに追いつけばいい。目処はたった。先は明るい。

けど、どんな結果持って帰ってくるかにゃあ。一緒に勉強した成果が点数でちょっとでも現れるのか、あんまり現れんかでこの先の彼の取り組み方にも影響してくるに違いない。期待して待ちます。

このひと月半で気がついたこと。
100点とるには涼太はおおざっぱ過ぎます。

全部理解して最後の最後の式で平気でxを書き抜かる男です。

まぁ、いつか94点ばぁは取らせてみせますきご期待ください。

.

髪切りに行ってきました。

長年お世話になってた美容師さんの移籍を追いかけて新しいお店へ。

この美容師さんに切ってもらうために南国市まで通った数年間(とは言っても年に2~3回のことやけど)を思うとぐぐっと近くなりました。高知駅のちょい東です。

「りぐる りぐれば りぐれった」

オープンしましたのお知らせDMに20%Offのクーポンが二枚ついてたのでそろそろ切ったら?って状態の涼太くんと一緒に。

最初のオーダーは「伸ばそうと思ってます。」
でもシャンプーしてもらってる間に気が変わり席についた時には
「バッサリスッキリやってください。移籍祝いに。」

最近、少し心がオフェンシブなのでさわやかさを求めてみました。

「ちょっといい感じになり過ぎましたねぇ…。」
って頭の後ろで鏡越しにつぶやくリグレッタテクニカルマネージャー。

希望通りです。

男前が上がった涼太くんも美容師さんから名刺とメンバーズカードをもらってたのでそのうち一人で来たり友達と来たりするようになればいい、と思いました。近くなったしね。ここならチャリでの行動範囲内です。

ひろびろキレイな新しいお店でヘッドスパニストさんを紹介されたり、移籍にまつわる裏話や、オープン前から今に至るまでさらにこの先の大変さを聞いたり。

それから重大な事実を告知されました。

「笹岡さんはつむじが人より後ろにあるがですよー。」

自分の体の欠陥を38歳で初めて知る。

つむじを気にして生活しみようと思います。

2025年8月
« 7月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
最近の記事 最新コメント