鍛冶屋日記

カテゴリー: りょうた

先週は涼太くんの期末テストに全力投球しました。
青年部の会を休み、山田のナイターを断り、連立方程式と「be going to~」を勉強しました。

英語は90点オーバー!
数学は内緒…。

そんな勉強中、国語のプリントを見て気づいたことがありました。初めは涼太の字やけど途中から別人の文字。

「何これ?おまえの字じゃないやん。どうしてこんなことになっちゅうが?」

「あー、授業の途中で『ちょっと寝るき書いちょって』って隣の人に頼んだ。」

確実に女の子の字です。

やる!

「寝るき俺のも書いちょって。」

かっこえいにゃあ…。

そして書いてくれちゅうきすごい。

涼太の人望。

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誕生日ケーキを注文するのはワクワクします。

誕生日ケーキを車に積んで帰る時は気を使います。

レストランを予約するという人生初めての経験をしました。

ステーキとかタンシチューとかオムライスとかを食べました。
ガーリックトーストがおいしかったです。

涼太くんが14歳になりました。

誕生日は30日。
1日遅れのお祝いです。

おめでとう。

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そろそろ中学2年になりそうな涼太くんの音楽の趣味にはついていけませんが、僕が買って帰ったCDを見て

「貸して!iPodに入れるき!これ欲しかったがよね。」

とか言われるとかなり気分がいい。

けど13歳でRADWIMPSとか聴いてたらこの先の青春、ちょっと大変じゃないかなぁ…。

そんなことないのか、今の子は。

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昨日、涼太くんの中学校で「親子ドッジボール大会」がありました。学校行事。

保護者チームは三連敗であっさり予選リーグ敗退、涼太くんのクラスは決勝進出!

決勝進出の2チームが整列して、さぁゆっくり決勝戦を観戦、息子の応援しよう、ってところでマイクを持った先生が怒り始めました。

「大変残念なことが起こりました!」

「なになに?」って思って聞いてたら

「この中に卓球部のピンポン球を勝手に取って来て遊んでる人がいます。今ピンポン球を持ってる人はすぐに○○先生に渡して下さい!大会中止になりますよ!」

誰なやー、って思いながら先生の視線の先を見るとまず目に入ったのは陸人(鴨田FCOB)が隣の子にピン球をなすりつけてる姿。ずるい…。

それから健太(鴨田FCOB)が立ち上がり先生にピン球を渡しに行く。翔(鴨田FCOB)が、翔悟(鴨田FCOB)が先生にピン球を…。先生の怒りの標的の8割は知ってる顔でした。

おいおい…涼太の元チームメイトだらけかや…。(残念ながら涼太は決勝進出のためこの事件には無関係。)

「さすがやにゃあ、鴨田FC。あのメンバーのうちの一人になりたいにゃあ…。」って思ってたら僕のすぐ後ろにいた直樹(またまた鴨田FCOB)がこっそり話掛けてきました。

「ねぇねぇ、涼太の父さん。あのピン球最初に取って来たがぁ俺ながよね…。」

「おまえのせいか!」

「うん。あそこの倉庫から20個ぐらい取ってきた。」
ってはにかんだ笑顔で言ってきます。

もうその口調が

「先生はあいつらを怒りゆうけど本当は悪いがは俺ながで。」って感じじゃなくて

「先生はあいつらを褒めゆうけど本当にえらいがは俺ながで。涼太の父さんだけはわかっちょってよ…。」

って感じながです。

「うん、えらいぞ、直樹。おまえ、かわいいのう。俺はおまえが好きや!」

って気持ちで胸がいっぱいになりました。

いいなぁ、中学生。

いいなぁ、涼太。

素敵な友達いっぱいや。

俺はおまえらの同級生になりたいぜよ、心からそう思った一日でした。

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一昨日
初めて南国市の練習グランドへ自転車で行く。2時間の旅。
6時半出発。チームメイトとの待ち合わせ時間に遅れて置いていかれながらもチャリぶっとばして追いつく。
9時から12時まで練習。
帰りにコンビニでパン食べて家まで連れてきたチームメイトと2人で仁淀川へ泳ぎに行く。
宿題してなくてテレビを取り上げられる。

昨日
午前中、近所の友達(小学校時代のチームメイト)のお母さんに仁淀川へ連れて行ってもらってみんなで泳ぐ。
昼に帰ってレトルトの親子丼をあっためる。
午後はまた近所の友達とチャリで鏡川へ。
テレビなくても困らない一日。

今日
朝5時に起きてポカリを2リットルと卵焼きとハンバーグのお弁当を持って6時半に南国の道の駅へ。そっからバスで岡山県へ日帰り遠征。今頃は練習試合。

そりゃあ、たくましくなるわ。宿題する暇なんかありません。顔が日焼けで真っ赤っかです。

涼太。中一。夏休み。

今朝、燃えないゴミを持って出たら、なんのゴミの日でもありませんでした。
ゴミ置き場を見るまで頭の中は完全に水曜日…。

晩ごはんの時に食洗機を開けたら涼太くんのお弁当用のお箸がそのまま残ってました。

「どうやって食べた?」

「ぽーちゃんが余分に割り箸持っちょったきもらった。」

やるね、ぽーちゃん。

でも、お箸を忘れる中一男子はたぶんありえる光景。

学校にお箸を2膳持って来る中学生がいることに驚愕です。

それから涼太くんの弁当箱を洗おうと開けてみるとまた be surprised.
入れた覚えのない手羽先の抜け殻が入ってました。骨。

「おーい。俺こんなの入れてないぞー。」

「あー、ぽーちゃんにもらった。」

お世話になります。ぽーちゃん。

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ほらね。やっぱり中止。
さすがはバニーアイズです。

先月30日に13歳になった涼太くん。

今の中学生は入学式にこんなスニーカーを履いて行きます。派手。左右紐の色がちがうし。

僕もこんなの欲しくなりました。

夏休みは南国の練習場まで自力で通わなければならないので誕生日プレゼントは三段切り替えのついた自転車。

先々代の自転車がまだうちにあります。

「これはいつ買ったがやっけ?一年生の時?二年生?」

「んー、どっちか忘れたけどサンタがくれた。」

そういやそうでした。

中1やけど、13歳になったけど、いのやら南国にチャリで行けるようになったけど、また今年もサンタが来てくれるかもしれん、という希望を持たせる返事。

来てくれたらいいなぁ。

あと半年。

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日曜日に『お別れ親子サッカー』があります。六年生チームと最後にもう一度試合させてもらえる機会をいただきました。

でも天気予報は雨。嵐が吹き荒れるそうです。

「日曜日雨らしいで。」
「ふーん。」(涼太)

反応薄い。

まぁ、彼らにとっては親父達との試合より火曜日の卒業式や翌週の土日にある今のチームとしての最後の大会の方が大きなイベントでしょうからこの反応は仕方ない。ワクワクしちゅうのはこっちだけ。

「ふーん、って。親子サッカーの日やのに天気予報は雨ながぞ。」
「うん。」
「まぁ、てるてる坊主作ったら大丈夫やけどにゃ。」
「ふっ…。てるてる坊主って…。」

ふっ…、って笑われました。その意外な反応にびっくりして笑ってしまいました。バカみたいやけど本当にびっくりしました。ほんのこの前まで「明日雨降るらしいきてるてる坊主作っちょけよ。」ってアドバイスに「うん!」って返事しよったのに。超大人な対応。

何回助けてもらったか忘れておられる。

そんな風に勝手にどんどん大人になってからちょっとしたら「大人になんかなりたくないぜー!」って歌いだすくせに。

まぁ、天気予報はてるてる坊主を作るべきか作らんでもえいかの判断材料でしかない、っていうことを証明しちゃります。

スパイク磨こう。

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「俺なんかよりずっとイケる
べっぴんさんにきっと惚れられるー
もうそれだけは気合い入れてやりなぁー」
(民生さんの『息子』より)

昨日は涼太くんを美容院に連れて行きました。
12年間彼の専属カリスマ美容師を仰せつかってまいりましたがついに契約解除です。ずっと企んでいた契約解除です。

自分が中学校に入学した時は丸坊主でした。小学校時代は男子の85%がボウズという環境にいて髪型などというものについて考えたこともなかった僕には髪が長い同級生達はちょっとしたカルチャーショックでした。そして髪が伸びるまでの数ヶ月間は少しだけコンプレックスを感じていた気がします。中1にして140㎝に足らないチビで丸刈りの少年はそれ故にかわいがられた面もあった様にも思いますが。

なので自分の息子はカッコよくしてから中学校に送り込んでやろうとずっとずっと思ってました。ついにその日が来たわけで。また一つ僕の手を離れて行くわけで。

そして最初は自分がいつも切ってもらってる美容師さんに預けようと一人で勝手に決めてました。そっから先は自分で見つければいい。

「まだ着かんがー?」って言われながら1時間弱のドライブを経て辿り着いたボンニー南国店のマネージャーへのオーダーは
「卒業式とか入学式とか考えなくていいです。中学校入ってモテる髪型にして下さい。」
「了解。」

もう僕の手で切ることはないがやなぁって思いながら眺めてました。

出来上がってワックスなんかでスタイリングしてもらった涼太くんはやっぱりちょっと大人になった様に見えました。

うれしさびしいとはこのことか。

まぁ、我が子の美容院デビューに立ち会えた幸せを噛みしめながら、あと2年は凜くんのスタイリストを全うしようと心に誓いました。

2年らぁてすぐ過ぎるでね。

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