多くの人に届けるよりも届けるべき人に届ける。
受け取ってもらえる人に届けるための努力。やらんとね。
昨日のこと。
午前中、リッチモンドホテルのフロントのお姉さんから電話がありました。ホテルから?なにごと?
「こちらにご宿泊の外国人のお客様がそちらの工場を見学したいとおっしゃってますが可能ですか?」
「大丈夫ですよー。」
ウェルカムです。隠すものなど何もありません。
どこの国の人かなぁ?って思いながら仕事してたらご来店。
「うえあー あーゆー ふろむ?」
デンマークからでした。
48歳の元気な男性と寡黙なそのお父さん。
工場と作業と商品を見てもらいながらカタコト英語で話しました。
奥様が日本とデンマークのハーフであること。奥様のおばあさんが高知にいること。そこへのご訪問。
お子さん3人の写真を出して一人一人指差しながら
「サクラ、ユキ、タケシ」
「オー、ジャパニーズネーム!」
そんな親日、親高知のデンマークの方がどうやってはさみ屋を見つけたのか教えてくれました。ショップでこの写真を見つけたそうです。
「てんこす」さんやね。
雑誌「四国GajA」さんの記事をコピーして「てんこす」さんと「くらうど」さんのショーケースの上に飾りに行ったのがちょうど一週間前。
それを見つけてくれた訳です。いいタイミング。
ちょっと時間を巻き戻します。
一年間半前に四国経済産業局さんからのアンケートに答える
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その流れで紹介してもらったデザイナーさんと出会ってデザイン包丁完成
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商談会に出て「四国GajA」さんと出会って雑誌に掲載される
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雑誌の記事をコピーしてPOPとしてアンテナショップに飾りに行く
↓
それを目にしてくれたデンマークの方が電車とタクシーを乗り継いではさみ屋にご来店
↓
made by はさみ屋のナイフと包丁がデンマークへ旅立つことになりました
※デザイン包丁ではない従来の商品が。これ重要。
仕事って商売ってこんなことの積み重ねであって、多くの人にとっては当然なのかもしれませんが、数年前まで工場にこもって作ることしかしてなかったものにとっては、ひとつでもふたつでも行動したことの結果が見えることが大変うれしく、また次へのモチベーションになります。
作って仕上げて営業して宣伝して経理も掃除も休憩もせんといかんき大変やけどね。
作ってれば誰かが売ってくれる、そんな時代は過ぎ去りました。そして今の方が楽しい。向いちゅう。
動いたからこその新しい出会い。
ワクワクです。
やれることは全部やる。
頑張ります。