月曜日から昨日まで3日間、インターンシップ(職場体験)で高校生一年生がはさみ屋に働きに来てくれました。
なんやかや忙しく「受け入れます。」って言ったきり何にも考えずに当日になってしまって何をしてもらおうか困ってましたが何とかなりました。
うちには親父さんがいます。きちんと高校生が出来る仕事を次から次へと構えてくれました。こういうの本当に上手です。
難しいことは与えられないので「まっすぐにする」とか「ここを磨く」とか「油を拭き取る」とかの単純作業になり、あまり質問されたり教えたりってことにはならず。
休憩時間に話してもなかなか盛り上がる話題も見つけられないまま3日間が終わりました。
最後に学校が構えたアンケートを書いてもらってお別れ。
「他のとこに行ってる友達より間違いなくキツイ環境で頑張ったきそこは自信もっていいよ。」
こんなに暑くて熱くて汚れる職場はあんまりないはず。汗かいて鉄粉やら油にまみれて。慣れたら平気やけど。
「ここを通ることがあったらまた寄ってね。それから大人になって刃物が必要になった時に思い出してくれたらうれしいです。お疲れ様。」
親父さんは彼が作業した品の完成型をプレゼント。
「この3日間作業して、こうやってああやって出来上がりの品がこれ。おじいちゃんおばあちゃんにどんな風に出来ゆうか教えちゃり。」
お別れの後、彼が書いたアンケートを読みました。
(受け入れ先へのお礼の言葉)
「迷惑をかけることがあったと思いますが、優しくしていただいてうれしかったです。
3日間という短い間でしたがありがとうございました。」
なんて書いてくれててさびしくなる。
もっといろいろ教えちゃればよかった。もっともっとコミュニケーションとってあげればよかった。
真面目に黙々と仕事する良い子でした。
またどこかで会えますように。