鍛冶屋日記

月別: 2020年10月

黒目に小さな小さな鉄粉が突き刺さって眼科に行ってカリッカリっと取ってもらいました。
鍛治屋さんにはよくある話。

 

昨日、兵庫県小野市から若い鍛治屋さん(まだたまごかな、ひよこかも)3人がうちの工場を見学に来てくれました。

兵庫県小野市も刃物の産地です。
そこにある後継者育成施設「シーラカンス食堂」で研修しているみなさん。

 

 

楽しかったー。

鍛治屋さんになったらこんなに明るい未来があるよ。こんなやり方でうまくいってます。大丈夫、絶対行ける。

こんなことをいっぱい話しました。
おそらくたぶんあっち側はもっと技術的なことを聞きたかったりしたのだろうけど、完全にお客さまとの関係性や売り方見せ方ややり甲斐のお話。

(技術や作り方は親父さんが伝えてました。目を輝かせて話を聞く若者たちに囲まれてうれしそうに教えてました。)

いつも思うのだけれど、技術は毎日やってたら誰でも絶対に身につく。それ以上に技術だけでは生きていけない時代に入っていること。20〜30歳くらいは年下の彼らにはより一層そういう部分が求められるはず。

 

過去の多くの鍛治職人が感じることが出来なかった素敵な世界があるのです。

やり甲斐と楽しさは伝えられたかなぁ。

 

 

工場のゴミ箱に捨てられた製作途中でキズが出たり先が折れてしまった鋏たちを見て

「これもらっていいですか?」

2時間話した帰り際にひとり

「ひとつお花鋏買って帰りたいです。」

 

すごいなぁ。この意欲。貪欲さ。
がんばれ。

 

 

また今後、日々の仕事や研修の中で技術や売り方やメンタルに悩んだ時はいつでも会いに来てください。facebookで繋がったのでいつでもメッセージください。

 

僕も機会を見つけて仕事の仕方や技術を教えてもらいに会いに行きたいと思います。

 

 

なんか希望しかなかった。

こういう役割、活きるよね、俺。

 

 

 

10月1日のタバコ値上がりに向けてしっかり買い込みました。タバコ歴30年、何度も値上がりを経験してきたけど買いだめしたのは初めてです。
10月1日スタート時点で84箱。いつなくなるか楽しみです。

後継者育成失敗問題(漢字ばっかり!)について「これが原因かも」って浮かんだので次書きますねって言いながら、やっぱりやめようとか考えたりしてました。

浮かんだのは
「任せられない問題」と「コミニュケーション不足」のふたつ。

解説しようと思っていたけれど、やっぱりやめます。どうにもこうにも文章にまとまりません。

ごめんなさい。

 

 

書くことにに困ったのでちょっと切り替えて、モチベーションについて書きます。

「モチベーションでは仕事してないよ。」って思ってました。
モチベーション下がったので辞めます、モチベーション上がらないので適当に働きます、なんてあり得ないと思ってました。

けれどモチベーションが高く持てる要因は
「矢面に立つ」
「裁量権を持つ」
その上で
「フィードバックを一番最初に受ける人」だそうです。

 

自営業そのものです。
自営業最高。
矢面、裁量権、フィードバック(プラスもマイナスも)、全てにおいて全身で感じてます。

 

次世代に繋げるにはやっぱりこういう部分をあっさり速やかに渡して行く必要があるがやろうね。

 

 

すでに後継候補を抱える社長さん、明るい未来のために早く渡してあげましょう。
後継者候補のみなさん、やりがいを奪い取りにいきましょう。

 

 

切り替え切り替え。

 

 

 

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