鍛冶屋日記

日: 2012年3月8日

少し前の話。素敵な話。

うちの息子B(凜くん・小6)に聞かれました。

「仕事しててうれしいこと、しんどいことはなんですか?」

答えながらプリント覗くと『なりたい職業について』みたいなレポートの宿題。

うわー、『はさみ屋』って書いちゅう。でも平静を装う。

それから数日後また質問を受けました。

「あのよー、はさみ屋になるのになんか資格っているが?」

「んー、資格はいらんで。」

「じゃあどうしたらなれるが?」

「えーと、しっかり勉強してしっかりスポーツしよったらなれる。父さん見たらわかるろ。」

「そうかー。」

「あ、あと麻雀出来たらえいね。勉強とスポーツと麻雀。父さんはそれでなれた。」

「ふーん。」

ここで横から息子A(涼太くん・中2)が茶々を入れます。ちょっと弟をバカにした雰囲気で

「おまえ、はさみ屋になりたいが?」

そして凜くんの答えがかっこよかった。

「いかんがー?」

いかんくないです。

ないですがオヤジは少し困惑しました。
照れくさいようなうれしいようなずずーんと責任がのしかかるような不思議な感覚。

「休みなくて大変やねぇ。」とか言いながらも楽しく働きゆうように見えゆうがやろか。

小学生の無邪気な思いやけどやっぱり「よし!」って感じはあるね。

『なりたい職業』に自分のオヤジの仕事を書く小学生、なかなかおらんにちがいない。

あんなこと言いよったねぇ、ってあっという間に変わってしまってもこの一瞬そう思ってくれちゅうってことがうれしい。

あ、やっぱりうれしいがや。

なので、これからもしっかり仕事したいと思います。

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