鍛冶屋日記

日: 2010年11月11日

りんくんを見習って納豆を食べてみたら、意外にいけました。

今日は久しぶりにアンテナショップ『てんこす』に寄って来ました。

自前でショーケースを構えて3ヶ月。それまでお客様の目に触れることさえなかったナイフや鉈が売れた知らせをもらったり、初めて話す鍛冶屋さんから「あそこに並んでますよね。」って言われて喜んだり、「出して良かったー。」って思うことが増えてきた今日この頃。
そんな上機嫌な感じで商品減ってないかなーって見に行ったらすごい光景が目に入りました。

うちが莫大な資本を投下して作って持ち込んだガラスのショーケースの上にずらずらっと『龍馬包丁』が…。もちろんうちの商品ではありません。うちの商品じゃないものでケースの中の一段目のうちの品はほとんど隠されてます。

そこ、棚ちゃうき…。
ちゃんと上から覗いて見てもらえるように中の棚の高さも設定しちゅうき…。

こりゃあ言わないかんにゃあ、これ言わずに帰ったら「なんで言わへんの!?俺なら全部持って帰って取引やめるね。」って言う仲良し社長さんのセリフが耳に浮かんできたので『てんこす』の社長さんを呼んで言いました。

その驚愕の光景を指差しながら、冷静にひとことだけ

「これはないっしょ…。」

そしたらすぐに理解してくれたようで、なんの淀みもなくささっと龍馬包丁たちを片付けながら
「あー、すみません。商品が増えてあっち置いたりこっち置いたりしてるんで、すみません。」って。

本当に、全然冷静やったのに、ここで心の中のどっかが揺れました。

扱う商品が増えて置くとこ作るの大変なのもわかる。(だからうちはケースを持ち込んだがやけど…。)売上があがるように飾りながら種々雑多な商品たちを陳列するのはきっと大変でしょう。片付けてくれて謝ってくれて問題もあっさり解決しました。

でもなんかワナワナ感が芽生えました。

「よろしくお願いします。」ってあっさり帰って来ましたが。

後に考えると、あれほどあっさり片付けれるってことは、きっと、「ここに置くとまずいにゃあ…」ってわかっていながらそうしちょったってことで、なんかそれがイヤな気分の原因や、と思いました。

指摘した時に、「ん?何がいかんが?」って反応ならこんな気分にならんかった気がします。
(もちろん論理的に説明するだけやし、その準備も出来ちょったがやけど。)

わかっちょってしなやー、ってことやね。

ワナワナ感を収めようとさっき耳に浮かんだセリフの主の社長さんに電話しました。こんなことされちょったー、って報告したら、予想通り「商品引き上げ、取引停止」のキーワードが出て来て

「それでもあんな場所にはさみ屋の商品が並ぶチャンスないっすもん。僕はやめませんよー。」
って言ったら

「じゃあ、次なんかあったら卸し値5%上げるって一方的に通告しなさい。」って。

さすがや…。

ナイスアドバイス…。

けど、出来るかにゃあ…。

がんばってみます。
次あったらね…。

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