昨日、夕方にお電話
「大阪から来て今そちらに向かってるんですけど、何時まで鍛冶場におられますか?」
「今日は7時くらいまでは大丈夫ですよ。」
で、大阪から若い植木屋さんご来店。
以前にも来てくれていて刈込鋏を買っていただいてたリピーターさんでした。
「前に作ってもらった刈込鋏、調子いいんですけど、もう少し細身のが欲しくて。」
さらに特注の切箸もご注文いただく。
「今日は高知へご旅行ですか?」って聞くと
一緒に来られてた方を指して
「この人は林業関係の仕事してまして、僕は植木屋で、高知の刃物屋巡りです。」
土佐山田の斧とか鉈の鍛冶屋さんを二軒回って来たらしい。行きつけの鍛冶屋さんがあるってすごい。
刃物屋巡りお買い物ツアー。特注品オーダーツアーか。大阪から。素晴らしい。
「今夜はお泊りですか?どちらへ?」
「かんぽの宿かなぁ、と思ってます。どっか安くて良いとこありますか?」
「あ、いので泊まってくれるのはうれしいです。『かんぽの宿』ともう一つ『くらうど』って宿があります。温泉もあるし、いいですよ。」
「お風呂いいですねー。検索してみます。」
ついにはさみ屋、いの町に宿泊客を作り出しました。そして宿の斡旋まで。
たまたま旅の行程が「土佐山田→いの」の順番やっただけやけど。
なんてことないとお思いでしょうが、地域活性化なんてことに関わってると、町に2人の宿泊客を作れたらかなりうれしい。
外から人を呼び込んでも、素通りではなく、いかに町に滞在してもらうか。どうすれば町でご飯を食べてもらえるか、泊まってもらえるか。
そんな議論にばかり触れて生きてます。
今はナビがあるし携帯で調べるのも簡単やけど、くらうどさんのパンフレットがあったらいいなぁ、と思ったので今度行ったらもらって来ます。かんぽの宿も。
どっちで泊まったかなぁ。