探し当てられる

うれしいことがありました。

去年の5月に高知駅前の『とさてらす』にイベント出店した時にあるお客様に出会いました。
大豊町からの母娘連れのお客様でうちの包丁を見てもらっていろんなお話をしてその日はリーフレット渡しただけだったけれどなんとなく気に入ってもらえた気がしてました。手応えありな感じ。

そのお客様から二日程前に
「そちらは高知駅に出店してた刃物屋さん?」ってお電話いただき、本日ご来店。
その時見てくれてた菜切り包丁をお買い上げいただきました。8ヶ月後のお買い上げ。

「あの時チラシもらったけど失くしてしまって、確かいの町の刃物屋さんやったって記憶をたよりに電話帳で調べたり、娘にインターネットで調べてもらって探し当てた。」って。

うれしい。

遠いところ本当にありがとうございました。

イベント出店の大切さ、実際のその日の売り上げ以外の部分の大切さが実感できました。PRってこういうことや。接客した人を全部獲得できるわけではないけれどこうやって遠いのに探してまで来ていただけることもあるわけです。うん、本当にうれしい。

出会ったその日は必要なくても「あ、鋏欲しい。包丁欲しい。」って思った時に思い出してもらえるようにいろんな場所へがんがん出て行かんといかんし、思い出してもらえる職人でおらんといかん。そして何より、感じのいい兄ちゃんでおらんといかん。

そんなことをあらためて思いました。

こんな風に包丁ひとつ買うために大豊から探して来てくれる人もおる。

この前は10月の刃物まつりでたまたまうちの包丁買ってくれたお客様が「よう切れる!けんど落としてちょっと欠けたがやけど直るかえー?」って奈半利からわざわざお店まで来てくれたり。

東京から高知へ帰省する度に「砥いでー。」ってしっかり使ってくれてる包丁を持って来てくれる人もおる。

グローバリゼーションやね。

やっぱり精一杯の仕事しちょかんといかんろ。

ねぇ!

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