鍛冶屋日記

日: 2010年3月20日

日曜日に『お別れ親子サッカー』があります。六年生チームと最後にもう一度試合させてもらえる機会をいただきました。

でも天気予報は雨。嵐が吹き荒れるそうです。

「日曜日雨らしいで。」
「ふーん。」(涼太)

反応薄い。

まぁ、彼らにとっては親父達との試合より火曜日の卒業式や翌週の土日にある今のチームとしての最後の大会の方が大きなイベントでしょうからこの反応は仕方ない。ワクワクしちゅうのはこっちだけ。

「ふーん、って。親子サッカーの日やのに天気予報は雨ながぞ。」
「うん。」
「まぁ、てるてる坊主作ったら大丈夫やけどにゃ。」
「ふっ…。てるてる坊主って…。」

ふっ…、って笑われました。その意外な反応にびっくりして笑ってしまいました。バカみたいやけど本当にびっくりしました。ほんのこの前まで「明日雨降るらしいきてるてる坊主作っちょけよ。」ってアドバイスに「うん!」って返事しよったのに。超大人な対応。

何回助けてもらったか忘れておられる。

そんな風に勝手にどんどん大人になってからちょっとしたら「大人になんかなりたくないぜー!」って歌いだすくせに。

まぁ、天気予報はてるてる坊主を作るべきか作らんでもえいかの判断材料でしかない、っていうことを証明しちゃります。

スパイク磨こう。

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今日は東京からお客様がありました。バイクで四国の鍛冶屋さん巡りをされているとってもアクティブな50代の方でした。
好きな人おるねぇ。

東京の世田谷で休みの日に鍛冶屋さんをしているとのこと。
昔の建物を再現して昔の暮らしを体験できる施設があり、その中にある鍛冶小屋で鍛冶屋の仕事を観光客に見せたり子供達に鍛冶を体験させたりするボランティアをしているそうです。

鉄を使って刃物や道具を作るのを楽しんでいるけれどやっぱり人に見せる部分もあるので全国のいろんな鍛冶屋さんを見て回ってお話を聞いて勉強しているそうです。北海道の鍛冶屋さんにもツーリングがてら行ってきたとか。すごい。

そういう人に見学先として選んでもらえたことがとってもうれしい。

昔の鍛冶屋を再現した施設なのでハンマーもないしプレスもない。「槌とタガネとヤスリとセンだけ」で刃物作ってるそうで(つまりすべて人力)、うちの機械や設備を楽しそうに、うらやましそうに見てました。

そんな大変な作業なのに同じ施設で同じように鍛冶仕事をしてる人が他にもたくさんいて土日は場所の取り合いだそうです。本当に好きな人おるがやね。

1日いくらで工場のレンタル初めてみようか。多分需要はあるね。遊んで暮らせるかもしれん。

陶芸教室みたいな感じで鍛造体験教室やったら絶対流行るのになぁ。

「自分で一丁仕上げませんか?」って。陶芸よりはきっと敷居は高いけど包丁1つ作って持って帰って使う達成感はちょっとケタが違うがじゃないろうか。行列の予感。また儲かるシステムの発見です。

話が逸れましたがそろそろお礼を述べさせていただきます。

本日は遠いところお越しいただきありがとうございました。いろいろお話できて楽しかったです。(儲かるシステムも見つけたし。)機会があればそちらの鍛冶小屋にもお伺いしたいと思います。またいつでも遊びに来て下さい。

本当にありがとうございました。

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