鍛冶屋日記

日: 2010年9月17日

「形あるものはしだいに姿を消すけれど…」

砥石割れる。

あーあ。
さとる包丁も砥ぎ直しの包丁も全部最後の仕上げを担ってきた砥石です。最後の最後の切れ味を作り出してたのはこいつでした。

鍬(くわ)の柄が倒れてたまたま直撃。

包丁を真剣に砥ぎ初めてからしばらくした頃に、仲間の包丁屋さんに
「だいぶ上手になったやん。そればあ砥げるようになっちゅうやったらこれ使うてみーや。」
って紹介されて出会ってからもう5年くらいは使ってきたと思います。まだまだ使えるはずでした。

オーパッキャマラード、パッキャマラード、パオパオパパパ、です。

これは、割れる2時間前に仕上げた特注のうなぎ包丁。最後の仕事。

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