鍛冶屋日記

カテゴリー: 鍛冶屋日記

昨日まで繋がっていたPCとプリンターが繋がらなくなってCanonのホームページ行って調べたり初期化して接続し直したり3時間格闘してもどうにもならなくて、PCデポに持ち込んだら3分で繋げてもらえた時の無力感。同じことやったような気がするのに。直らない故障じゃなくて良かったのに。「あ、無料で大丈夫です。」って言われたのに。明日お客さまにお届けするための送り状は無事プリント出来たのに。なんかいや。

 

 

この度センセイやることになりました。

いつものように
「センセイやってくれませんか?」
「いいよー。」で始まる物語。

授業内容を考えます。
10年前に伊野商業でサマーセミナーをやったことがあります。その時は「良い刃物の見分け方」みたいなことを話した気がします。3人で一コマを分割したような。

仁淀ブルー体験博でやった「職人ささおかさとるが全てを伝える」は需要がなかったし、「包丁研ぎ方講習」はこの秋の体験博でやるし。

この企画の発起人のきしおくんに最初に言われたのは「自分の好きなことや得意なことを話してください。笹岡さんなら競馬とか麻雀とか。もちろん仕事のことでもいいですし。」

まぁ、この時点で二択に絞られたよね。
仁淀ブルー体験博で仕事のことはやってきたし、たぶん今後もやっていく。

競馬か麻雀か。

麻雀は深過ぎて45分の授業で伝えられる自信がなかった。

競馬なら何にも知らない人に伝えられることはありそう。興味をもってもらえるきっかけは作れるかも。

もちろん小学校を会場にいの町中心市街地活性化協議会の主催で役場が事務局になってるイベントなので「馬券必勝法」の授業は出来ない。
そもそも当たらんがやき「必勝法」なんて教えられない。

で、出来上がったタイトルと内容がこれ。

[馬券なくても楽しめる!「競馬超入門」]

競馬はよくわからないけど、競走馬の走る姿がカッコいい!そんなあなたへ!競走馬は何を目指して走るのか。G Iて何?何m走るの?騎手の賞金はいくら?
馬券だけじゃないスポーツとしての競馬のロマンを伝えたい!

これで授業を作ります。
すでに小学生女子がエントリーしてくれてるらしい。

 

小学生女子と1on1は緊張するので、

ご興味あれば是非!聞きに来てください!
ご興味なくても競馬を語る鍛冶屋を見に来てください!

よろしくお願いします!

あ、他にも楽しそうな授業たくさんあるので、朝イチから登校してねー。

(最後にお申し込みフォームあります↓)

 

◇◇◇おらんくのサマーセミナー@伊野小学校を開催◇◇◇
誰でもセンセイ、誰でもセイトになれる学校ごっこ「おらんくのサマーセミナー」を8/16(水)に伊野小学校で初開催します。
地域の大人や子どもの先生の話を聞きに来ませんか?皆様のご来場をお待ちしております!

《名称》おらんくのサマーセミナー
《場所》伊野小学校(いの町柳町12)
《日時》8月16日(水)8:30~12:00(8:30~体育館にて「朝の会」を行います。)
《内容》
・時間割はチラシ裏面をご覧ください。⇒


・授業の詳細こちらをご覧ください。⇒

https://docs.google.com/spreadsheets/d/18Eo4b5b92uVxysM-u2ceRL1Ea492y0aoXbbRVFJCiOY/edit?usp=sharing
《事前申込》
・当日参加も可能ですが、事前申込(先着順)された方の参加を優先します。
・事前申し込みはこちらからお願いします。⇒ https://forms.gle/VjzKfXWo5BvqvBKz5
《お問い合わせ》
・いの町中心市街地活性化協議会事務局(いの町産業経済課): TEL 088-893-1115

高松は大学時代を4年半も過ごした街なのだけれど、パチンコ屋さんと麻雀マットの上にしか思い出がないはさみ屋です。

 

行って来ました。高松遠征。先週の金曜土曜。
『仁淀川物産展@コトマス兵庫町』

結果発表。
たいへん良く売れました。
売上14万円、研ぎ直しで2万円。
完全に想像以上。

DMお手紙作戦は36通出して、宛先不明で4通返ってくる。
会いに来てくれたお客さまが3人。
これは想定通り約1割。

そのうちお買い上げいただいたのがお一人。
ただこのお客さまが包丁2つ買ってくれて鋏の研ぎ直しを2つ預けてくれてひとりで35,000円也。でかい。

お手紙作戦、続けます。
2日間の出店だったのだけれど、初日に見かけてくれたご近所さんが翌日押し寄せて来て研ぎ直しのご依頼殺到。2日目は休む暇なく手を動かし続けました。

 

あと、キャッシュレスの波。
初日にナイフ、包丁、鋏、地鏝(植木屋さんの使うコテ)、包丁、の5点で8万円売れたのだけれど、すべてクレジットカード決済でした。

 

売上金から出店料を支払うとか宿代を払うとか考えてはいけません。
現金が手元に入って来ない時代です。
カード使えるからこその売上も確実にありました。
キャッシュレス対応しようねー。

 

 

ご来場のみなさま、今回高松に呼んでくれたコトマス兵庫町の関係者のみなさま、ありがとうございました!

また行きます!
今回買ってくれた包丁を研ぎ直しに行かんとね。

お昼ごはんは2日ともうどん。
高松の安いセルフのお店のちくわの磯辺揚げは確実においしい。

 

 

今年も秋に行われる『仁淀ブルー体験博』のメニューの締切とか、8月に初めて開催される『みんなのサマーセミナー』のセンセイになって45分の講義する内容の締切とか『インバウンド獲得のためのいの町ツアー』作製のミーティングとかが、6月末に次から次へと襲ってきてこわかったです。
締め切り過ぎちょったけどなんとか提出出来ました。

 

 

では本題。遠征イベントのお知らせです。
来週、高松へ売りに行きます。

『仁淀川物産展@コトマス兵庫町』

7月14日(金)15日(土)の2日間
両日ともに11時〜19時(お仕事終わりにどうぞ)

昨日いろんな締め切り乗り越えて、ふと気づくと来週やん!
またお知らせのお手紙出さんと!

ってことで昨日文章作って本日封入作業をしてDMを発送しました。

過去に通販で買ってくれた香川県のお客さまが36件ありました。
東京の時はDMからのご来場率は10%くらいあったので、今回は3人来てもらえればお手紙作戦成功です。

刃物屋だけじゃなくて、和紙屋さんと畳屋さんと一緒に行きます。

他にも商品として、トマトソース・きくらげ・お茶・シロップ・ポン菓子などなど高知の名品持って行きます。

 

あ、包丁研ぎも現地でやります!
鋏持って来てくれたら持ち帰って研ぎ直しもします!(片道の送料が浮きます)

お近くの方は是非!
岡山からマリンライナーに乗ってきてもいいよー!

会場のリンク貼っときますね。
「コトマス兵庫町」

金曜と土曜です!
遊びに来てください!

 

 

 

いの町観光協会が取り組むクラウドファンディングをシェアしたら今年初めて一緒に麻雀してもらえました。はさみ屋はこれが一番喜びます。
また遊んで欲しいのでもう一度ここでシェアします。

「仁淀ブルーの聖地“にこ淵”を育む程野の森に○○な家を作ろう」https://readyfor.jp/projects/marumaruhouse/announcements/269022

締め切りまであと2日!大詰めです!
もしよろしければ、ご支援よろしくお願いします!

 

 

 

先日お花が届きました。
当工房の花鋏を使ってくれてるお花屋さんから。研ぎ直しの鋏とともに。

きれいよね。
東京は花束もおしゃれ。

お店に飾ってます。

こんなお手紙も。

やさしい。
うれしい。

本当にこういうやさしさに触れるとうれしいです。
ものづくりしていて良かったなぁと思います。

研ぎ直し出来たので、明日お送りします。

 

 

「大丈夫、3日あったら出来る。」と思ってたし、周りにもそう言って余裕ぶってました。
3日で終わるにしてもそろそろ締め切り来るし、やらんといかんなぁと思いつつ、『ひなマルシェ』の出店までは商品作らんと売りに行くための品がスカスカだったので、3月5日の『ひなマルシェ』が終わったらやろうと思ってました。
ところがマルシェが終わっても明日までに仕上げるべき鋏や今日中に仕上げちょかんといかん研ぎ直しの包丁に襲われ続けたり、お誘いもらった夜のイベントに仕事を早退して参加したり、WBCにわくわくしたり。

 

 

「3日あったら出来るけど締め切りまであと5日しかなくなった確定申告」です。

 

 

土曜日の朝にようやく取り掛かり一日中パソコン入力です。その結果「これ本当に3日で終わるがやろか?」って不安になったので、意を決して日曜日にも休日出勤。朝から晩(WBCのプレーボール)までパソコン入力。

翌月曜日の16時に青色申告決算書が出来上がり、18時半にe-taxにて無事申告完了です。

 

土、日、月、「やっぱり3日あったら出来る」を証明して見せたはさみ屋です。

 

 

 

確定申告のために出来上がった決算書にて衝撃の事実が浮かび上がったので書いておきます。

はさみ屋の仕事は基本的に「鉄と鋼を仕入れて刃物を作って買ってもらう」仕事です。

 

が、2022年、鉄と鋼の仕入れが総売上の「3%」でした。たったの3%。

 

ざっくり言うと、100万円の売上を作るために仕入れた鉄と鋼が3万円。
1万円の鋏にかかる材料代は300円てことです。

(もちろんたくさん使う材料は数年に一度数十万円分どかんと仕入れてじわじわ使っていくものも数種類あるので、昨年はその仕入れが起こらなかったというのもあります。)

それにしても300円の鉄と鋼から1万円の品を作ってたとはけっこう衝撃。

鉄と鋼じゃない仕入れは売上に対して10%でした。これは、販売するために直接必要な柄とかサヤとか箱とかもろもろ。

300円の鉄と鋼で刃を作って、1,000円使って柄を付けてサヤに入れて箱に入れて10,000円で販売。

 

 

ここまで書いて気づいたことがあります。
はさみ屋には原材料の必要ない、水道光熱費(電気代)と消耗品費(砥石代)と努力だけで売上を作れる研ぎ直しという立派な仕事がありました。あ、技もいるね。

これを調べてみると売上の16%は研ぎ直し。

だから300円から1万円は作ってなくて8,400円の品物を作り出していた計算。

 

 

どんだけ身体で稼ぎゆうがやろ。
アスリートやん。

 

温泉代とかマッサージ代とかも経費にしてもらってもいいくらい身体で稼ぎゆう気がするよね。

確定申告なんてしてなくて、仕入と経費の違いを考えたことがない人もいるかと思うので注意書きを足しておきます。(僕も確定申告するまで知らんかったし。)

1,300円の原材料で1万円の売上を作っても8,700円稼いでる訳ではありません。

仕入れ(原材料)ではない必要なお金である経費というものが仕事をするにはいっぱいかかります。
荷造運賃、水道光熱費、通信費、損害保険料、消耗品費、その他諸々。親父さんへの給料賃金も。

今回のはあくまで売上に対する原材料費の割合のお話でした。

それでもなかなか付加価値を作り出せゆう仕事でね。

 

 

簡単に言うとほぼ「手間賃」で稼いでます。

それをあらためて実感したので、明日からもしっかり手間をかけて仕事をしようと思いました。

 

 

 

日曜日の『ひなマルシェ』たくさんのご来場ありがとうございました!
お天気良すぎて3月5日なのに日焼けしたはさみ屋です。

 

先週のお話。

あるお客さまから「昨年9月に工場に伺って包丁を購入させていただきましたが、柄が傷んできました。柄の取り替え出来ますか?」のお問い合わせがありました。傷んだ柄の写真とともに。『TOSA no DAICHI(ストライプ)』が剥がれゆう。

どこのお客さまかわからなかったので
「持ち込んでいただければお取り替えします。遠方でしたらお送りください。昨年9月なら買っていただいたばかりなので今回は無料でお取り替えさせていただきます。」とお返事。

「東京在住なので送ります。」

で、送っていただく。

届いてから約1週間、研ぎ直しと柄の付け替えを施して、発送準備が出来たので、「本日発送します!」のご連絡メールをしようと思ってからが大変でした。

 

 

このお客さまからのメールが見当たらない。
パソコンのすみからすみまで探したけれど見つからない。連絡出来んやん。

お電話でのお問合せやったっけ。
いや、傷んだ柄の写真付きでのお問い合わせやったのは間違いない。写真の記憶はしっかりある。

 

あ、LINEの公式アカウントか!
と思って見返してみるけれどここにもない。

まぁ今回は無料でお直し、お金のやり取りもないき、突然届いても問題ないか。このまま送ろうか、などと考えていて、ようやく思い出す。

インスタグラムのDMからやった!
写真付きのお問い合わせ!

隙間が見えます。

 

そっからはあっさりです。
メールへの返信より素早いです。

「お待たせ致しましたが、出来上がりましたので本日発送させていただきます。」
ヤマトさんのお問い合わせナンバーと翌日到着予定のご連絡。

思い出してよかったー。

 

 

あちこち接点があるのは良いこと。
どっから来てくれたか覚えちょかんと。

まぁ今回こんな苦労をしたので、次からはインスタも確認出来るき覚えんでもいいか。

つまり、LINE・インスタ・メッセンジャーなど、どこからでも都合の良い方法でご連絡ください!
よろしくお願いします!

 

 

※この記事読んで『TOSA no DAICHI』のストライプの柄は剥がれることがあるのか!って買うことに抵抗を感じる人おるかもなぁ。
でも、すぐに剥がれても無料で取り替えてくれるなら安心ねって思う人もおるはず。
どっちが多いかなぁと思いながら正直に書いてみました。

どっちやろね。結果なんてわからんけど楽しみです。

 

 

 

 

宣言通り宮島にカキを食べに行ってきました。
お昼に生牡蠣、焼き牡蠣、牡蠣飯を食べ、晩ごはんにお好み焼きを食べて、胃薬を飲んで寝ました。
翌日帰りの福山サービスエリアでもう一回胃薬を飲みました。旅先での食べ歩きに耐えられる強靭な胃袋が欲しいはさみ屋です。

 

 

今度の日曜、3月5日にいの町商店街で『ひなマルシェ』を開催します。
もちろんはさみ屋も出店。

コロナ前まで開催していた『かみのひなまつり』の進化版のイベントです。
なので『ひなマルシェ』です。

そして商店街を歩いた先のいの町役場のいのホールでは『いのマルシェ』さんが開催されます。

つまりこの日は『ひなマルシェ』と『いのマルシェ』があっちとこっちで同時開催。

『いのマルシェ×ひなマルシェ』

 

 

伝わっちゅうかなぁ。

 

 

書いててもマルシェマルシェしててわけわからんなりますが、あっちもこっちもおいしいものと素敵なもので溢れます。

あっちとこっちは歩いてほんの数分です。

片方だけじゃもったいないので、是非あっちもこっちも楽しんでほしいです。

 

いの町の新しい春の形を見せられると思いますので、胃の調子を整えて、是非遊びに来てください!

スマホ不対応の老眼のめんどくささとメガネの楽さにあまえて2年くらいコンタクトを入れずに過ごして来たのだけれど、もう一回かっこつけてみようと思って1dayの使い捨てコンタクトを作ったはさみ屋です。久しぶりにはっきりくっきり見えた鏡の中の自分を見て「老けた!」と思いました。

 

「甘えていた鏡の中の男に今復讐を誓う」Mr.Children『優しい歌』より

 

 

 

昨日のお客さまのお話。
男性4人グループがご来店。

「見せてください。」
「どうぞどうぞ。」

地元じゃない雰囲気をまとってたので

「ご旅行ですか?」
「仕事です。」
「どちらから?」
「埼玉の○○市から。」

遠くからありがとうございます。
鋏を重点的にご覧になってたので

「植木屋さんですか?」
(遠くからうちを目掛けて来てくれるのはだいたい植木屋さん)

「いや、植物園で働いてます。」

おー、たしかに植物園も鋏使うよね。

「昨日栗林公園を見て、これから牧野植物園に行きます。」

 

朝ドラ『らんまん』効果なのか、たまたまなのか。

 

 

どうやら一人の方が笹岡鋏製作所を知ってくれていて、高知出張の途中に寄る目的地の一つにしてくれていたようです。

 

その方が鋏をひとつ、包丁をひとつ、また別の方が鉈をひとつ買ってくれました。
はさみ屋の1日の売上としては爆売れです。

 

 

全国の植物園にも営業かけたらいくつか売れそうでね。
「研ぎ直し承ります!」の発信だけでもけっこう集まってくるに違いない。
新たな鉱脈を見つけた気分です。ヒントはいつもお客さまから。

 

 

「作るの間に合ってないがやき販路拡大の作戦考えんでいいでしょ!お待たせしてる『ふるさと納税』の包丁を早く作ってください!」っていの町さんや観光協会さんに叱られそうなので、今日はがんばって包丁を仕上げます。

 

らんまん効果で牧野植物園にお越しの植物を愛するみなさま、高知には花鋏や植木鋏を作る鍛冶屋がありますので、是非お立ち寄りください。
品薄の可能性はありますが、受注生産しますので、よろしくお願いします!

 

 

 

閉塞感しかないある組織において「みんなが望むなら革命起こすよ?どう?」って信頼する仲間に相談したら「あわてんな」ってなだめられたはさみ屋です。
背負う覚悟は出来ていたのだけれど、まだ革命は望まれてないので、また一歩ずつがんばります。ひっくりかえせば話は早いと思ったけれど、コツコツ積み上げていくのがめんどくさかっただけなのかもしれません。がんばる。

 

先週、いの町さんに誘われてまちづくりの視察研修に行ってきました。一泊二日で奈良と大阪へ。

まちづくりを実践している先進地を現地に行って見せてもらって、実際行動してる人のお話を聞かせてもらって、すごいなーと思ったり、これは無理って思ったり、うらやましいと思ったり。世界にはすごい人がいっぱいおられる。

まちづくり株式会社を立ち上げることは今の僕には出来ないけれど、今回お会いした方達から聞かせてもらったお話の要所要所に出てくる考え方や覚悟の決め方はとっても参考になりました。

 

「周辺の価値まで上げる気概」
「まちを変える『はじめの一歩』を踏み出せる存在でありたい」

 

力強いよね。こんな人がおったらそりゃ変わるよって納得させられます。

 

まぁでも、今回参加した12人が「まちを変える『はじめの一歩』を踏み出せる存在でありたい」と思うことが出来たらまちは変わるはずなので、今後のいの町にご期待ください。

 

「大阪で焼き肉食って雀荘行って遊んで来ただけじゃんか。」って言われないように、心に刻んで行動しようと思います。

(一緒に雀荘に行って今まであんまり接点のなかったメンバーと仲良くなれたことも、きっと今後に活きてくるはず。楽しかったです。)

 

 

 

前回の投稿で弱音を吐いたら

「いろいろ大変ですけどがんばっていきましょうねー!一緒に町を盛り上げていきましょうー!」

ってブログやインスタにいくつもコメントもらってうれしくて泣きそうになったはさみ屋です。

コーヒーの差し入れ持って「読みましたよ。大丈夫ですか?」ってわざわざ工場に会いに来てくれた人も。

あきらめたり投げ出したりするつもりは全くなかったのだけれど、ご心配かけました。
コメントくれたみんなのために、同じような想いをもってるみんながやりやすい状況をつくるために、次に何をすべきか、だんだん見えてきたのでまた違う作戦で戦っていこうと思います。
まずは素直に飲みに誘ってくれた後輩がいたので飲みに行くことから始めます。

 

 

 

日曜日は久しぶりのおかみさん市でした。
今年初めての販売イベント。

基本的に毎月第一日曜日の出店ですが、12月は別イベントに出て1月はお正月で休んだので久しぶりの帯屋町でした。

常連さんが研ぎ直しをいくつも持って来てくれたり、お取引先が偶然見つけてくれて「ここにも売りに来ゆうかえ。」って声をかけてくれたり、高校の同級生が「元気ー?」って会いに来てくれたり。

 

そんな中1人の男性が立ち止まって
「こんなとこにも出てきてるんですね。」って声をかけてくれて
「あ、仁淀ブルー体験博で見学させていただきました。」って。

 

あの時3000円払ってはさみ屋の仕事を見に来てくれてた方でした。

声をかけてもらえてうれしかったです。

 

 

はさみ屋の販促は僕と出会ってもらうこと。

品質や機能を長々と説明するよりも、SNSで毎日発信することよりも、自分と知り合ってもらうことが一番の購入動機になることはまあまあ実証されてきました。
(ここからリピートしてくれるかどうかは品質で判断されます。だから一生懸命作ります。)

そして「僕が作ってます。親父と二人で作ってます。」が一番伝わるブランディングよね。

 

 

体験博で仕事を見て、その職人に帯屋町でも出会って言葉を交わしたら、鋏や包丁が必要になった時、笹岡鋏製作所を思い出してくれるはず。

その日のために。
誘われたらどこでも出店しに行くし、

(昼休みに観光協会から電話もらって「来月神戸でこんなイベントあるんですけど出店どうですか?」って聞かれてイベントの内容もはっきりわからないまま、自分の予定のある無しだけ確認して「行くよー」って返事するやつなかなかおらん、という自負はあります。)

月イチのおかみさん市も続けます。
(3月は『ひなマルシェ(いの町商店街)』出店のためおかみさん市はお休み)

 

 

「今日は売上ゼロやった。」なんてよくあることで、コスパとかタイパとかの観点でいうと非効率に見えるかもしれんけど、実はこの非効率(に見えること)をやめないこと続けることが一番効率的なことを僕は知ってます。

 

 

またどこかで出会ってください。

 

 

 

2024年4月
« 3月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
最近の記事 最新コメント