鍛冶屋日記

年: 2020年

中学生がzoomでオンライン授業とかしたら、好きな子の顔だけ見て一日中過ごすなんてことが起こりそうで楽しそう。リアルなら教室で面と向かう状態なんてないもんね。

席替えの価値が暴落する時代がやってきました。

 

最近ホームページ経由での研ぎ直しのお問い合わせやご依頼がいくつか続きました。大阪や広島や青森からも!

「モノを大事に、暮らしをていねいに生きる。」

遠慮がちにお問い合わせいただくことがあるのであらためて宣言しときます。

「どこの品でも研ぎますよー。」

 

時々「自社製品、自店で販売したものしか研ぎません」なんてお店を見かけたりしますが、はさみ屋はなんでもどこの品でも直します。技術的に可能なら。

 

自店販売分が大量で今まで売った分で次から次へと研ぎの依頼が舞い込んで他のまで手が回らないのであればそれもアリかと思いますが、「他のは直さないけれどうちで買ってくれたら研ぎ直ししますよ。」っていう囲い込み戦略ならちょっと時代遅れだと思います。

 

研ぎ直しの仕事をひとつの柱としてやってきたはさみ屋の実感としては流れは逆です。

研ぎ直しのサービスからはさみ屋と出会ってくれる方が圧倒的に多い。

従来お使いの他社製品の包丁や鋏を持ち込んでくれる

→直した切れ味を体験してもらう

→良く切れた

→次買う時はここで買おうかな

 

素敵な流れ。

アフターフォローのサービスを実感してもらってからお買い上げの流れです。

「買ってくれたら直します」ではなくて「直してくれたところから買ってみよう」です。

 

 

「買ってくれたらずっとメンテナンスしますよ」ってメッセージを買ってもらう前からアピール出来ます。

一番手軽に数百円からはさみ屋の技術を感じてもらえるサービスが研ぎ直しです。

もちろん逆の流れである「買ってもらえた品の研ぎ直しはうちに戻ってきますように」ってのも願いながら。

 

 

この観点からいくと「刃物製造だけ」「刃物販売だけ」「刃物研ぎ直しだけ」というビジネスモデルより「製造・販売・研ぎ直し・全部やります」の方が強そうでね。

 

全部出来る仕事で良かったと心底思っています。

研ぎ直しだけの人が製造までやってみる、ってのは設備の面でハードルがなかなか高いけれど、製造だけの人が研ぎ直しまで、に進出してくるのは絶対簡単なので鍛冶屋さんみんなが気付く前にもっと差を広げたいと思います。

やらない理由はなんやろね。

 

 

刃物の研ぎ直し、柄の付け替えなど、承りますので、お気軽にご依頼ください!

 

 

 

気分が大変な感じですが、打ち破るべくさっそくオンライン会議を経験しました。1週間で3回。

初めてのzoom会議を主催してみた。やりたがり。成功。簡単。

これに気を良くして2回目を主催したらみんな入って来れなくて失敗。ごめんなさい。たぶん僕のせい。zoomを断念して急遽Lineにて会議。

3回目は呼ばれる側として参加。職人イドバタミーティング。みんなの近況報告。

3回ともビール片手でした。

テレワークが可能な仕事やったらダメ人間になっていたと思われます。

 

 

新しいことに飛びついたり、テイクアウトでピザや鯖の棒寿司を食べたり。

前回書いたけど仕事には今のところあまり影響は見えてません。それでもこの感じ、絶対今まで通りには行かないと思うので、未来を考えてみるために昨年の確定申告のデータを分析してみました。

 

売上の内訳。全体の売上を100として

問屋さんや小売店さんへの卸分が35%。

微かに間が入ってくるアンテナショップや道の駅での委託販売が5%。

はさみ屋からお客さまへの直売が60%。大きくなったなぁ。

(20年前はほぼ100%が卸の仕事でした。)

 

はさみ屋からお客さま直の売上をさらに小分けにすると、

・工場併設店舗での販売 35%

・同じくお店で受ける研ぎ直し 20%

・イベント出店 10%

・ネット通販 35%

 

それぞれがしっかり柱になってます。

お店での販売も伸びてますが、何よりネット通販の伸びに助けられてます。16年前から続けてきて良かったです。これなかったらちょっと怖い。

 

今、世界を見渡すとアンテナショップや道の駅での委託販売はたぶん減るよね。イベント出店もいつ再開されるのか。卸の仕事にもたぶん影響は出るはず。

 

「その分作れるやん。間に合ってない分作れよ。」の声は聞こえてきますが、やっぱり穴を埋めることも考えていきたいと思います。最近新しいことやってないもんなー。やらんとなー。

 

 

今のところ減ってないお店での販売と研ぎ直し需要。地域密着のありがたさと強さは実感中です。

それと同じ気持ちでネットを通じてのお客さまにも向き合ってます。「D2C」

 

この状況で若い鍛冶屋さんから「ネット通販やってみようかと思うんですけど、話聞かせてください。」って複数から連絡もらってうれしくなりました。

やって来たこと感じて来たことは全部伝えます。

動くきっかけになりますように。

 

 

パイを奪い合うのではなくパイを広げて行けばいい。

がんばろねー。

 

 

with コロナ。大変な状況。大変な世界。

普通に生活していてそんなに影響はありません。満員電車での通勤もないし、会社でたくさんの人に会うわけでもなく。

出店予定のイベントが2つ飛んだのと、ソフトボールのリーグ戦がとりあえず3ヶ月中止決定したくらい。

休みの日には桜を見に行ったり海でのんびりしたり。昨夜はビール片手に徒歩で夜桜見に行ってスーパームーンの下でお弁当。

山ほどあった会は減ることでしょう。ZOOMに挑戦してみたいです。

 

そんなことよりも時代が進みます。

前々回の記事「伝統工芸の職人さんへ」の中に書いたオリンピック後の世界。

刃物業界からインバウンドが消え去り海外需要もストップです。激変。

 

はさみ屋はそこに片足を突っ込むことなく、指先で触れていたくらいなのであんまり影響はないと思います。

20年前からの「景気悪いねぇ」って時代から景気に左右されないように、違う、景気に左右されたからこそ、それに負けないような戦略やお客さま獲得の道を親父さんと二人で目指してやってきました。

 

イベント出店に頼って売上を上げていた訳でもなく(イベント出てもそんなに売れんし)、海外やインバウンド向けの品ばかりを作っていた訳でもなく(そんなに大量に作れんし)。

 

地域のお客さまの研ぎ直しのご依頼にお応えしながら、ホームページからのご注文にひとつずつ対応。

この先数ヶ月して国内需要も冷えたりして、問屋さんや刃物業者さんからの注文は減るかもしれません。

それでもやって行ける道を目指して来たし、そこに隙間が出来たらまた新しいこと出来そうです。

景気後退したら研ぎ直しの需要は増えるんじゃないかなぁ。その上で買ってもらえるとこまでどうやって持っていくか。楽しみ。

 

感染は怖いけど、仕事の上ではあまり怖れてません。

 

もうすでに影響が出てる仲間もいます。

鍛冶屋の生き延び方は伝えることが出来ます。ネット通販についても15年やってきました。これは違う業種でも通じるものはあるはず。

誰か聞きに来てくれんかなぁ。

「ネット通販するの大変じゃないですか?」

「facebookとブログってどう使い分けてます?」

「注文減ったけどどうしよう。」

 

こういうの大好物です。教えたがり伝えたがりです。平時なら完全なるおせっかい。

 

やってきてうまく行ったこと、やっても効果がなかったこと、この先やりたいこと。全部伝えます。

 

乗り切りましょうねー。

より良くしていきましょうねー。

 

ピンチはチャンス。

使い古された言葉やけど絶対そうでね。

 

 

またひとり人事異動とやらで送り出しました。

春です。

 

ずっと一緒やったなぁ。

25歳で鍛冶屋になって、30歳の時に見つけてくれていの町商工会の青年部に誘いに来てくれた人。2002年のこと。

青年部っておもしろくないなぁと思ってあまり関わることなく過ぎた数年間。

そんな風に過ごしていたのになぜか青年部副部長に任命された2008年。

副部長であるが故に町民祭実行委員長になって警察の方々とタタカッタ2010年。

これが初めての実行委員長か。

まちかど市協議会の会長に就任したと同時に「商店街でイベント起こしましょう!」って始まった仁淀川七色ロードが2011年。

全国展開プロジェクトの職人部会のリーダーになったのが2013年。

職人部会のリーダーでありながら仁淀川部会に呼ばれたり紙部会に加入を申し出て入れてもらったり。

その全国展開プロジェクトの発展形として発足したいの逓信局の局長になったのが2015年。それから毎年開催のKamiフェスティバルの実行委員長を兼務。もう5回も開催したがや。

また別の流れの中から生まれた中心市街地再構築検討委員会が2016年から始まって終わるまで2年半くらい。これもタタカッタなぁ。

2019年は町内の若い事業者さんをいの町の広報で紹介したいプロジェクト。みんなで意見を出し合ったワーキンググループの代表として役場とタタカッタ。ていうか課長とタタカッタ。まだ勝ててない。継続中。

 

続いてる動き、終わってしまった活動、発展して進化してるチーム、一緒に動いてくれていたけどいなくなってしまった人、ずっと一緒に遊べてる人、動いてる中で新しく出会ったたくさんの素敵な人々。

 

あ、THE  WINDS  忘れちょった!七色餅!

 

歴史です。もう僕の半生です。ずっとおったよねぇ。ずっと一番近くでおってくれたよねぇ。泣いて相談したこともありました。

 

同志とはこのこと。これが盟友じゃなかったら盟友はいらない。

 

これまで一緒にやってきたこと、やめません。

こっちはなんとかなると思います。昨日集まった20人がいますから。それを見つけて繋いで作りあげてきたのはあなたです。

こっちは20人とか50人とか今まで通り仲間がおるけど、ひとりここから離れてしまうのはさびしいろうなぁ。直で関われんのははがいでねぇ。

 

ま、また帰ってくるか。

また一緒に何かやるよね。

それまでしっかり成長しちょかんとね。

 

うん、餅も作るし、朝倉会もあるし!

 

本当に長い間ありがとうございました!

これからもよろしく!

 

 

現状、土佐だけではなく日本全国他の刃物産地を見渡しても、後継者不足は深刻な状況です。これは刃物に限ったことではなく、どこの伝統工芸を見てもだいたい同じ状況だと思います。

理由はなぜか。
ただ一つ、ものづくりの世界で職人が稼げていないから。従来の販売の仕方と流通形態がそういう状況を作ってきました。これを変えない限り土佐の刃物業界に未来はありません。

この課題は何十年と変わってません。
30年前のどこかの刃物産地の提言書にも、20年前のとある刃物産地の新ブランド立ち上げのコンセプトにも明記されてます。

でも変わっていない。

鍛冶屋が稼げていたら、弟子(今の創成塾の若者たちのような)を取る余裕も出来る、息子にもやらせてもいいと考える職人も生まれるはずです。
かつてはそういう状況がありました。仕事がどんどん増えて弟子を取ってその弟子が独立してどんどん職人も生産量も増えていく高度経済成長時代。
それが、いつからか手に職をつけても、キツい仕事の割に稼げない、朝から晩まで忙しく働いてもたいした稼ぎにならないようになってます。

課題はおそらくこの一点です。
ここを変えれば次の職人は生み出せるはず。
そのためには今の職人がしっかり稼ぐこと。売上だけではなく、同世代の公務員や県内大手の会社員レベルの収入を得て、同じくらいの労働時間で生活していけるように。(あ、公務員さんも大手の会社員さんも残業しゆうか。)

ただ、時代は追い風です。
親方世代の30年前には想像出来なかった風が吹き荒れてます。機械で作った品や中国製の品と値段で戦わなければならなかった当時。品質が良いことはわかっていても安くなければ流通させてもらえなかった時代。

今は違います。
ホームセンターの安い品を全員が買っていた時代を経て、品質も重要な選択基準になり手作りの品や作り手の気持ちまで届く品を選ぶ人が増えてます。
もちろん値段だけが判断基準の人もたくさんいますが、その人たちにまでターゲットを広げる必要はない。道具に対して意識の高い層の心を掴んでいけば、その次の層にも少しずつ気づいてもらえるようになっていくはず。

大企業がD2C(ダイレクトツーコンシューマー)に舵を切っていると聞きます。大きな広告をうって沢山の小売店へ並べても昔ほど意味が無くなった。それより顧客と近づき濃く繋がることがこの先の時代には必要。
これは自分たち鍛冶屋にも出来ることです。むしろ大企業よりずっとやりやすい。

インターネットがあるのです。スマホです。SNSです。
「鍛冶屋みんながネット販売しよう」って言ってる訳ではありません。得意不得意はあるので、直接繋がることが全てではない。この部分を問屋さんや小売屋さんが担っても良い。間に問屋が入っても誰が作ったかわかる売り方。トレーサビリティのある世界。よくある職人の顔を出すという形。

ただもう一つ次の世代の職人はみんな自社での直売やネット通販を当然のツールとしてやってくるはず。スマホネイティブな世代は自然にやるよね。ここで若いやつらに逆転食らわないために今出来る人はやるべきやと思うけどなぁ。仕事じゃないところでスマホ使いゆうもんね。

そんな追い風の吹く時代です。

鍛冶屋の数が減ったことによって仕事は現存する鍛冶屋に集まってきてます。東京や大阪など都会の刃物業者さんから次々に注文が舞い込んで職人は今みんな忙しい状況だと思います。その忙しさの中身をもう一度見つめてみませんか。それはこの先も続くのか。オリンピックが過ぎ去っても続くのか。10年先20年先にその取引先は営業を続けているのか。

今の忙しさの中身とともに今の単価も見つめてほしい。
その値段で作っていれば生活は出来るでしょう。職人は70歳でも80歳でも働くことが出来ます。退職後の20年とかは想定しなくていい。たぶん自分とその家族は生きて行けるでしょう。

一点だけ考えて欲しい。
その仕事内容と今の単価で次の世代に渡せますか?
息子が職人になりたいと言った時、どこかの若者がやらせてくださいと言ってきた時。

鍛冶屋創成塾には10人の応募があったと聞きました。やってみたい若者はいるのです。
その時に「やめちょけ」って言いますか?
その時に「やめちょけ。よそで勤めた方がなんぼかまし。」って言ってきた職人が多いから後継者不足に陥っているのです。

あなたの親父さんはやらせてくれたよね。親方は受け入れてくれたから今の仕事が出来ゆうがよね。その流れを途切れさせますか?

今の世代で土佐の鍛冶屋を終わらせますか?

何か行動しても、何か新しいこと始めても、すぐに結果がでるものではありません。それでも今のままでいることのリスクを感じてほしい。現状維持への危機感を。

職人であってもそういう経営者としての意識を持つべきだと思う。それが必要な時代がとっくに来てます。

5年後10年後の自分のために、その先20年30年後の後輩たちのために。

考えてほしいなぁ。

 

 

 

「今週どうですかー?」の提案に「いいよー。」って返事するだけで4人集まる環境のありがたさを実感してます。長い間一生懸命自分から何人も声掛けて日程調整しないと始まらない環境が続いていたので。麻雀のお話。何年か振りにやり込んでます。

 

 

 

この前高校時代の同級生のママさんから「娘の中学校でキャリアブック(職業紹介)を作る企画があってアンケートにご協力お願い出来る?」って連絡があって「全然OKよー。」って返事してアンケートに答えました。そこらに転がってない仕事やもんね。

 

その質問と答え

職業名「鍛冶屋」

①どんなお仕事ですか?
鉄と鋼を使ってはさみや包丁など道具を作る仕事です。
鉄を焼いてたたいてのばして形をつくって、削って磨いて研いで切れる刃物をつくります。
また、お客さんが使って切れ味の落ちた刃物を研ぎ直して切れ味を復活させることも大事な仕事です。

②この仕事をして良かったと思うことは何ですか?
道具をつくってお客さまに販売して使ってもらって喜んでもらえること。
作るだけではなく、製品のPRや自社の広告宣伝、その先の販売や研ぎ直しなどのアフターフォローまで一貫して自分でやれること。
ブランドをつくっていくことの楽しさを感じながら仕事をしています。

③とっておいた方がよい資格などあれば教えてください。
資格は必要ありません。
技術の習得は毎日続けることが大切です。逆に言うと毎日続けることが出来れば技術は身につきます。

④ほかに何かあれば教えてください。
手仕事や職人という職業に就く人がどんどん減っている時代です。
この仕事を次の世代に繋げるために日々出来ることを頑張っています。
職人になる道もすごくやりがいのあることですが、自分がならなくても「職人さんの手作りの品」や「職人さんの手仕事」にお客さんとして関わることも出来ます。
興味を持ってくれたみなさんの生活が少し豊かになるように、良い品を作り良いサービスを提供したいと思ってますので、「鍛冶屋」という仕事を覚えておいてくださいね。

 

 

鍛冶屋から中学生へのラブレターです。

 

職人とか鍛冶屋とかの単語が頭のどこかに引っかかってくれるといいなぁ。一人でも2人でも。

未来のお客さまに自分の仕事をアピールする機会を与えてもらえて感謝でした。

 

 

 

 

 

ある集まりでは「ちょっと一回原点に帰らんとこの先わちゃわちゃするなぁ」と思って次提案してみようと思っていたのに、また別の集まりでは「ちょっと原点に戻って考えんといかんがじゃない?」って指摘を受ける。

この指摘にものすごく納得してありがたいと思えたのでやっぱりあっちで次に提案してみようと思います。

原点に戻って考えて理念をアップデートするのもありやしね。

 

 

この度はさみ屋は新しい局面に突入しました。大袈裟や。

「お仕事のご依頼を断る」というフェーズ。

 

ご存知かもしれませんが、はさみ屋はお客さまに直接販売するだけではなく、卸の仕事もしてます。OEMの形での製造もあります。

今まで基本的に販売単価、卸のお値段が合えばお仕事を受けるというスタンスでやってきました。

が、ちょっと刃物業界の状況が激変中でありまして、引く手数多の売り手市場が忍び寄ってきております。怖い。

仕事を増やそうと延々努力してきたはずなのに、海外市場や外国人観光客への需要増大とかどこかの鍛冶屋さん廃業による作り手不足のために仕事が舞い込んできても全然おもしろくない。

おもしろくないとは思っていても基本的にお受けしてました。でも、もういっぱいいっぱい。

 

そこにまたお仕事のご依頼があったのだけれど、1日考えてお断りしました。本当はお電話で話しゆう間に判断しちょった気もするけれど。

 

そのあとに考えたことは「これからは並べる場所もしっかり考えて動かんといかんね。」です。

どこでも並べてどこでも販売する局面は終わった気がします。

こんなこと言ったら偉そうに聞こえるし、この先仕事無くなったら違う動きするかもしれんけど。

 

ま、仕事増やす努力はずっとやってきたしこれからもやっていくのであんまり心配はいらんかな。

 

久しぶりに一歩進んだ気がします。

 

正直、今、鍛冶屋の品、手打ちの刃物はブームです。特に海外の人に向けて。それとともに完全なる作り手不足。

ブームに乗りたい人も現れてきたように感じます。

もちろん想いをもってご連絡いただく方もいます。そこはしっかり応えたい。

ただ作り手がブームに乗っかり過ぎたら危ないよねぇ。経営者としてしっかり上手にやらんと。

 

ちょっとそんなことを思いました。

 

この前の日曜日、今年初めて万馬券をとりました。馬券当たったのも今年初めて。どうして200円買ってなかったがやろ。

 

働きます。

 

 

ちょっと見えてきました。

 

キーワードは「次の世代のために」

ずっと言ってきたことなのだけれど。

 

それは鍛冶屋という仕事(土佐の刃物業界)においても、がっつり関わる自分の町での活動(町の活性化)においても。

そのために今の世代を動かしたいと思って動いて来ました。自分が動いて結果出して伝えて動いて。

 

むずいっす。

一歩踏み出してもらうのがとってもむずいっす。

僕は一歩踏み出すのに躊躇はない(崖から飛ぶ訳じゃなく、道の横の草むらに一歩踏み出すだけよ)ので、理解が出来ない。いや、自分が特殊なのにはうすうす感づいております。

 

同じ方向向いた仲間がいない訳ではありません。しっかりいます。ただ、今実現したい企画において意識を変えていただきたい人がわらわらおる訳です。

 

なぜ届かないか、動いてもらえないか。

もうそれはあちこちで絶望的に現状維持を見せつけられてます。現状維持では現状を維持出来んやん!って言っても絶望的に現状維持。

 

 

その理由を探していたのだけれど、これ答えかなぁってやつを見つけました。

「今の仕事、やりたくてやってますか?」

やりたくてやってる人。

やらされゆう人。

やらざるを得ない人。

 

さあ、どれよ。

 

やりたくてやってないならそりゃ無理や。

めんどくさいよね、新しいことするの。

忙しいよね、今の作業で。

変えれんよね、ルールがあるもんね。

 

そのまま10年行けると思う?

そのルール誰が作ったが?

 

動かないなら諦めるという方法はあるけれど、それでは次の世代に申し訳ないので、動かないなら動く人が現れるまで伝え続けます。

変わらなくても変えるために自分が出来ることをまた見つけます。その方向に向かってやり続けます。

 

みんなで動けば、あなたが動けば、話は100倍簡単ながやけどなぁとは思うけど。

 

そこに志の連鎖が生まれてないのは力不足。

「志の連鎖」生み出さんとねぇ。

 

向こう側から見れば余計な使命感。

それでもやっぱり「次の世代のために」

 

さぁ次はどう動こうかなー。

 

 

2020 始まりました。

今年もよろしくお願いします。

 

今年の抱負を考えようと思いました。

昨年の抱負は何やったっけ。

「仕事を終えて8時には家に帰り着く」

これ1年前に立てた目標。働き方改革です。

全く出来てない。麻雀の予定がある日には7時に帰れるのに。とりあえず「9時に帰り着く」にしてみよう。

 

それとは別にやりたいこと、叶えたいこと、いくつかあって、そっちを書きたいと思って書き始めたのだけれど、まとまらなくて3回くらい書いては消してを繰り返す。

 

もうちょっと考えてみます。

「自分がいることで、行動することで、社会にどんなインパクトを与えたいのか。」

「次の10年で何を成し遂げていたいのか。」

 

10年前に目指したものは形になってきてます。いい感じになってきたからこそ、次の10年をきちんと考えんと惰性になってしまいそうで。

これを明確にしてみたいと思ってます。

そのためにインプット中です。

まとまりますように。

 

もうよう書かんなったりして。

がんばります。

あ、役満上がりたい。今年こそ。

 

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