鍛冶屋日記

日: 2019年4月10日

前回の続きです。

母がなぜ僕が東京にいる日を選んでいっちゃったのか。

僕は6年前に離婚をしています。別居の期間を入れると10年になります。だから元奥さんがいます。そこに21歳と19歳の息子がいます。

離れてしまった父としてはなかなか仲良くやってる方だと思います。元奥さんのおかげ。

 

それから今一緒にいる彼女がいます。彼女には中学2年生の娘がいます。3人で一緒に暮らしてます。

 

父と母には紹介しました。2年と少し前に。

息子たちに会わせてはいませんでした。彼女と娘と暮らしてることは昨年秋に初めて話したけど。

 

こういう状況があって、315日を迎えます。

 

朝一飛行機で東京に行って1日自由が丘で仕事して帰りにコーヒーショップでビールを飲んで晩飯にお持ち帰りの肉飯を買ってホテルでまた缶ビール飲みながら肉飯食べてテレビ見てたら親父から電話。2240分頃。

「今すぐ帰って来てくれ!おかあが!」

親父はパニック。何言ってるかわからんくらい。

お母さんになにかあったこと、救急車で病院に向かっていることはなんとかわかったので電話を切ってから彼女に連絡。

「何があったかよくわからんけど〇〇病院に向かいゆうみたいやき行っちゃって!」だけ伝えて。

「わかった。」って返事もらって。

それから大阪の妹に電話したり他の親戚に連絡取ったり。東京のホテルで。

それから1時間も経たないうちに彼女から「お母さん今なくなった。」って連絡もらって。

 

次男凜にも「病院行っちゃって。」って連絡をして長男涼太は神奈川にいるので「ばーちゃんなくなった。おまえ明日朝一で一緒に帰れる?」って連絡して2人分の飛行機チケット取って。東京のホテルで一人で。

 

その間、僕の彼女は落ち込み嘆く父のそばにいてくれて、警察の現場検証にも立ち会ってくれて。一晩中あちこち駆け回ってくれてあれこれ全部やってくれて。

 

翌朝高知に戻って眠ってる母と対面した時には、僕の彼女は親戚一同に紹介済み。

「ほんと、彼女はよくやってくれたよ。」って親戚のおばちゃんに言われる。

凜ともご対面済み。

なんなら元奥さんともご対面済み。

自分で紹介したのは一緒に帰った涼太だけ。

 

 

お母さんが「あんたもういいかげんにちゃんとしなさいよー。」ってみんなに彼女を紹介していってくれました。

 

僕が近くにいなかったからこうなった。

その時両親に一番近くで頼れる人は彼女でした。

だからペコちゃんはわざわざ僕がおらん日を選んでいったがよね。

(親父にとってはそんな時に息子がいないってのははだいぶ酷な仕打ちやけど、「お父さんは大丈夫!」みたいなとこがお母さんにはある。)

 

息子たちにどう紹介しよう、どんなタイミングで会わせたらいいがやろ。そんなことぼんやり考えてなんとなく逃げてたところです。

バシッとやられました。

 

見事でしょ。ペコちゃん。

つじつま合わせにしたって敵わない。

 

 

ペコちゃんのすごいとこもうひとつあるのでもう一話だけ母について書きます。

 

 

 

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