鍛冶屋日記

月別: 2015年9月

今日ご来店の作業着姿の植木屋さんに
「休まんがですね。」って言われて
「はい、休まずやってます!」
「人のこと言えんけど。」
「あー、休まんがですか?」
「天気えい時にやっちょかんとねぇ。いつ降るか、いつ台風が生まれるかわからんき。」
たしかに。お天気に左右されるお仕事は大変や。

日曜日は予告通り『神楽と鮎と酒に酔う』に出店。

まっちゃん(いの町の農家さん)のお母さんが包丁を、栄枝くん(いの町の工務店さん)のお父さんが包丁と植木鋏を買ってくれました。全て顔見知りの売り上げ。もうちょっと酔っ払った勢いで売れるかと期待したけど。
顔見知りに選んでもらえる幸せを感じて良しとしました。もちろん未来に繋がるPRはしたし、日がくれてからの販売も良い経験でした。

昨日の月曜日の敬老の日は県外客さまご来店。三重県津市からのご家族連れでした。ご主人と奥さまと娘さん。

「包丁見せてください。」
「はい、普通に使う万能包丁ならこちらです。」
「いや、こっちのストライプのやつ。」

道の駅のくらうどさんで見て来てくれたようで、「TOSA no DAICHI 」あっさりお買い上げ。

「仁淀川で遊んで高知アイスでアイスを食べてくらうどでお風呂に入って、そこで見つけて来てみました。」

おー、いの町満喫。
その満喫コースにはさみ屋が組み込まれた幸せ。
仁淀川に感謝、くらうどさんに感謝です。

こんな感じではさみ屋にも波及しているシルバーウィーク効果。

9月のイベント出店も終わり、大忙しの月末がやって来てます。
こいつ↓が襲って来てます。

ふるさと納税、イベントに出店しゆう場合じゃないおそろしさです。今年度の受注はすでにストップしましたが、9月末までに発送の約束分をやっつけんといかんので、明日からも頑張ります。

「商品そのものをただ売る(作る)だけでは選ばれにくくなっている。」
どこかで聞いてメモっちょった言葉。だから「使ってもらうまでの努力」と「その先の努力」が大事。

一昨日、刈込鋏を買いに来てくれたお客様。

「商工会に入っちゅうろ?」
「はい。」
「何年か前の総会で『今年は刃物屋さんが進行役やった』って女房が言いよった。」
「あー、議長しました!」

自分の町に鍛冶屋がおるって認識してもらえた瞬間やね。
横の繋がり。組織に属するメリット。そこで目立つメリット。
目立って損はない。自営業なら。

「それからこの前、息子がここで包丁買って良かった言いよったき、鋏を買いに来たがよ。」

息子さんからの口コミは強い。

あっちとこっちの情報がつながってお店に来てもらえる。買って使ってもらえる。

だからあっちでもこっちでも発信していかんとね。

という訳で、日曜日はイベント出店です。

土佐の豊穣祭
『仁淀川・神楽と鮎と酒に酔う』
9月20日(日)雨降ったら翌21日に順延
15:00~20:30
仁淀川波川公園にて

仁淀川の畔で夕暮れから夜まで、竹灯りの幻想的な雰囲気の中、和太鼓・スティールパン・馬頭琴の演奏、ベリーダンスや鮎の火振り漁、池川神楽を見ながらお酒を飲んで酔っ払うイベントです。
本当にいい感じのおすすめイベントです。

過去数年間は町の仲間とラーメン売ったり餅を作って売ったりしてましたが、今年は自分の仕事で勝負します。
酔っ払うイベントへ刃物売りに行きます。

そんなに売れるとは思ってないけれど今までとは違うお客様に認識してもらうチャンスやきね。

「あ、いの町にも鍛冶屋さんがおるがや。」

これが一番重要。売れないのはもう怖くない。知ってもらうことさえ出来たらその先がある、と思い込んでます。どうにかこうにかその先を作って来たし。

イベントの詳細はこちら↓
『仁淀川・神楽と鮎と酒に酔う』

遊びに来てください!

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